信州・上田行‐② 小布施の北斎。
上田に移住した友だち訪問の旅、二日目は小布施に北斎を訪ねた。
「岩松院」は小さな古刹だが、北斎の天井画で有名。
撮影は禁止されているが、「八方睨み鳳凰図」の発色がほとんど劣化してないことに、ちょっと驚き、感心。地元の素封家、高井鴻山の物心両面での手厚い援助あったればこそか。
「岩松院」からはすぐの「北斎館」へ移動。
あいにく、展示替えで「山車」と「直筆画」のみの観覧。
最も印象に残ったのは、獲物に襲い掛かる寸前の鷲の眼光だ。
「松に鷲」
北斎に晩年無し!と云いたい精気に溢れている。
これも、これも、これも北斎。
「生首」
「えび、さば、さより」
「富士越龍」
「北斎館」にはまた来よう。信州には何度も鑑賞したい絵画がたくさんある。
次回は、金沢で鴨居玲、九谷焼からのルートもいい。
さて、本日のお昼は友だちお薦めの「蔵部」。
「北斎館」の目の前にある。
実は、10数年前、同じ場所にあった「桝一市村酒造場」の蔵を改造したお食事処で昼食をとった記憶がある。
いまは、軽井沢の「川上庵」「酢重」グループの運営に切り替わっているようだ。
主菜はもちろん美味しいのだが、ご飯がなんとも美味い。
良質な米と水、そして丁寧な仕事の証だろう。
「桝一市村酒造場」の売店にりっぱな杉玉。
「▢一」(スクェア・ワン)を買って帰路に着く。
たのしい旅でした。