うままままロアッソ熊本
2024年のJ2は昇格プレーオフを残し、全試合終了となった。
昨年から、本腰を入れて応援を始めたロアッソ熊本は12位でのフィニッシュとなった。
今年は2回は熊本に行く!の目標は達せられた。
そして、フロンターレの試合と被らない関東近隣の試合は出来るだけ行きたいと思っていた。
今回は、ロアッソ熊本の応援で訪れた土地と思い出を振り返る。
第6節 藤枝MYFC戦 (3月24日)
年明けて初の!ロアッソの試合参戦!
今年は、2023年初めて訪れた大宮ナクスタにも一緒に来てくれた友だちと共に2人で関東近辺アウェイ遠征に参加している。
等々力でのシーズンチケットも隣で並んでいる友だちで、時折、溢れ出すわたしの奇人変人トンチキ魔人感を広い心で受け止めてくれる心の友である。
藤枝…ってサッカーで有名だよね…そして、静岡…わたしは神奈川県民なので、静岡県って隣県じゃん。
それって、近いんじゃね???
調べてみると、柏や浦和美園よりかはちょっと遠いけど…「ちょっと」だし…。
好奇心は膨らみ、藤枝MYFCのホームスタジアム「藤枝総合運動公園 サッカー場」を調べる。
藤枝駅から無料シャトルバス、スタグル、そして…アウェイのゴール裏の…芝生!!!!
前世は芝生を駆け回る馬だったのか、わたしは芝生席に惹かれる女。そう、馬女。
てことで、藤枝行!決定〜〜!
当日は曇天。
雨が今にも降り出しそうな色合いの空の中、それでも燃える赤を纏って意気揚々と藤枝へ向かったのです。
藤枝駅に到着時は、小雨がパラついてるくらい。
シャトルバス乗り場に向かうと、スタッフさんが「コーヒーのサービスもありますので、良かったら」とのご案内。
いやはや、おもてなしに初っ端驚き、乗り込んだシャトルバスも無料だし。なんか、ハートウォーミング。
小高い場所にあるスタジアム。
「飛行機で来たの?」
チラシを配ってるボランティアスタッフのおじさんに笑顔で話しかけられる。
「…東京から来たので」
「そうなのー?泊まることあったら、こういうのやってるから是非!」
アウェイ割のあるお宿のご案内でしたが、藤枝の方々はみんな優しくて温かかった。
スタグルのスタッフさんも、ゴミ捨て場のところにいた紫髪のスタッフさんも、柔らかい感じで明るい。
ボランティアスタッフさんたちは、みんな藤枝MYFCを好きなんだなぁっていうのが、肌で感じられた。
そして!スタグルでお腹を満たし、が◯モン氏とエンカウントし、いざ〜〜〜〜〜!
曇天オブ曇天!!
そして、小雨がパラついてレインコート装着。
芝生に赤いレジャーシートを敷いたものの、シートも芝生も雨粒でしっとり。
それでも、初めての芝生席と久しぶりのロアッソの選手たちを目の前にして、興奮のあまりに天候に反し、さんざめく、かちやま。
レインコートで雨に打たれながら、芝生の上で「楽しい!!」と喚く。いとエモし。
初めての場所ってのにも、ワクワクしていたし、馬女だから芝生にヒヒンヒンだし、滅多に目の前で見られないロアッソの試合。
スタグルの場所は天候もあってか、そこまで人が多くなかったのだけど、試合中は席がかなり埋まってて、応援も熱くて藤枝サポのチーム愛が見てとれた。
結果は負けてしまったのだけど、楽しくて帰り道には「また、来よう」と友だちと言い合ってました。
試合中、結構雨が降ってきたけど、三ツ沢での滝行で耐性があるので、大丈夫でありました。
サンキュー三ツ沢、サンキュー横浜FC。
でも、三ツ沢に屋根下さい。切実。
第14節 水戸ホーリーホック戦(5月6日)
またしても、またしても、芝生を駆け巡りたい馬女かちやま。
水戸…は昔ライトハウスっていうライブハウスに来たことあるぞ!最前列でライブ見た!!
てことは、水戸って行ける距離じゃん!しかも、芝生!!
一方、友だちは一度行ったことあるとのこと。心強し!!百人力だな(そんなでもない)
水戸駅から、ホーリーくんのプリントされてシャトルバスの切符を買ってバスに乗る。
うろ覚えな昔の水戸駅前の記憶を擽る景色を見ている内に、どんどん長閑な風景になる。
曇ってたけど、雨の気配はなし。
ただ、風がちょっとある。
それでも、楽しみにしていたスタグルを食べ…ていると、お孫さんと来ている水戸サポのおじさんに話しかけられる。
「監督さん変わりましたね〜」と、人見知りコミュ障馬女は仕事スイッチを少しオンにして話していると、
おじさんの口から前監督の愚痴が…。
「あれは悪い男だよ」のセリフが、今でも頭から離れません。爆笑。
スタジアムはたくさんの水戸サポ。ユニ着用率も高く、ホーリーくんの被り物のひとも多く見かけ、子連れも多く感じた。小学生くらいのお子さんが多いイメージ。
スゴい混んでるって程の動員ではないけれど、地元に根付いてる感じでスタグル界隈も賑わってた。
試合前に風に吹かれつつ、既に頭はボサボサ。
ケーズデンキスタジアムの芝生席は、藤枝より傾斜がなだらかであった。
そして……
試合開始前には風が強くなり、スタジアムの隣の畑から砂埃が。
霞む視界。なんか全身ジャリジャリする。
選手たちもボールが風に煽られて、プレーしにくそう。
砂かけババァならぬ、砂まみれババァになったのである。
そして、龍神様のご加護が監督交代の影響かは定かではないが、ロアッソは負けてしまった。
折角だし…と、試合後バスをお見送り。
負け試合の後だし、選手たちに声は掛けずに眺めていました。
バスが出て行く時、手を振ったら、選手たちがみんな手を振ってくれて驚いた。みんな、振ってくれてた。
その姿に、また応援しに行こうと思いました。
風に吹かれ過ぎたのか、帰りは電車で眠りこけてしまった。だが、それで、息を吹き返したわたしと友だちは、そこからまた飲んで食べてを繰り返し、また騒いだのであります。
次回へと、馬女の旅は続く。