淹れ方を解説しない「淹れ方動画」
「はじめまして」の記事を出してから、次の記事は「動画についての解説」という内容で考えていましたが、いざ記事にするとなると筆が進まない…。
「どんな書き出しにしよう…」「どんな流れにしよう…」と、考えてるうちに時間が過ぎ、10月になってしまいました。
「うまく書こう」という欲があるとダメですね。
なるべく素直に書きたいと思います。
では、ここから本題です。
私が作っている動画は「急須でお茶を淹れる様子」を映しているだけの動画で、映像はどれも同じものです。
視聴者の中には「なぜ、こんな動画を作っているの?」と不思議に感じる人もいるはずです。
今回は「映像」についての説明をさせていただきます。
私が運営しているYouTubeチャンネルです。
↓
あえて淹れ方を解説しない
動画で伝えたいのは「お茶の淹れ方」です。
ただ一般的に「お茶の淹れ方」というと
茶葉は何グラム
お湯の温度は何℃
お湯の量は何cc
というような「解説」の内容になることが多いです。
私も茶業に携わる者として「1人でも多くの方にお茶の飲み方を知ってもらいたい」という気持ちを持っているので、具体的な解説の方が「役立つ情報」なのは共感できます。
しかし一方で、詳しい解説があることで
手間がかかる
むずかしそう
という印象を与える面もあるのではないか?
と、個人的に感じていました。
それなら「解説がない動画」もあっていいんじゃないか?
それで「急須でお茶を淹れるってむずかしくないんだ。」と感じてもらえたら「お茶を飲みたい」という”きかっけ”になるのではないか?
という発想から、あえて「解説のない動画」を作りました。
日常の「適当」で、できること
巷では「日本茶カフェ」が登場し「急須で淹れた日本茶」が特別なものとして扱われるようになりました。
ですが、お茶屋としては、外出時の特別な時だけでなく「日常生活の中にも急須と日本茶が存在する」というのが理想です。
そうなると「日常のルーティン」にできるような方法が望ましいですよね?
例えば、私の場合、自宅でインスタントコーヒーを飲むことがありますが、用意するときには、某有名アイスクリーム屋のピンクのスプーンで2杯の粉を入れ、マグカップの半分くらいまでお湯を入れたら、淵のギリギリまで豆乳を注ぐというルーティンです。
ただ「粉の量」「お湯の量」「豆乳との割合」、どれも目分量です。
スプーンですくったときの「盛り具合」で粉の量が変わるので、濃いコーヒーになる日もあれば、薄味になることもあります。お湯の量が少なければ豆乳の割合は多くなるし、豆乳がないときはブラックコーヒーの日だってあります。(個人的な好みでコーヒーにミルクと砂糖は使わないので……)
「キッチリ計る」ことがルーティンの人や、お店の商品として販売するような状況では「適当」は許されませんが、このように「日常生活で何気なくやっていること」は「身についた習慣」や「感覚」で行っていることも多いと思います。
お茶も、こんな感じの「適当さ」があれば日常に取り入れやすいのではないでしょうか?
お茶を適当に簡単に作って美味しく飲めたら幸せですよね?
動画内で紹介している淹れ方で、いちばん重要なポイントは「先に水を入れる」ところだけです。
「茶葉の量」「お湯の温度」「お湯の量」
これらを、きっちり正確にしなくても「美味しく飲める」が叶う方法です。
まとめると、
あえて淹れ方の解説を省くい
日常のルーティンにできること
この条件に合うように考えた結果、できあがった動画です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回は、動画解説「音楽編」をお届けします。