愛犬の死
お久しぶりです。あらたんごです。おかげさまでそれなりに忙しい毎日を過ごしているので投稿できませんでした💦
さて、私事ですがタイトルの通り愛犬の銀河が亡くなりまして、先日四十九日も済みました。今回は自分の心情について書かせてもらおうと思います。
亡くなる一週間程前に異変が出ました。背中の毛と皮膚が広範囲にわたりズルリと剥がれ落ちたんです。皮膚には膿と血が混じっておりました。これはかなり痛々しく、私にとってとてもショックが大きいものでした。
あいにくその時は夜だったので、とりあえず皮膚が乾かないようにワセリンを塗って、次の日に動物病院へ向かいました。
診察の結果、おそらく免疫力が落ちて元々持っている菌が繁殖した事で皮膚が膿んで剥がれ落ちたとのこと。皮膚の再生を助ける薬と抗生剤を貰ってその日は帰りました。
その日までは食欲もあり、見た目は痛々しいものの今までと変わらない様子だったので「今までの介護にケアが一個増えたな」程度の認識でした。
しかしその日の夜。彼は明らかに衰弱して反応が鈍くなってしまいました。
この日は日曜日。一緒にいたいけど次の日からは仕事です。妻と色々と話し合った結果、彼の生まれ育った義実家へ連れて行くことにしました。
妻も私も『もう長くない』事を悟った上での判断です。もしもの時に近くに誰もいなかったら…そんなの寂しすぎる。それだったら誰かが必ずいる状況にしてあげたかったのです。
彼はもう大きな声を出して要求することが出来ませんでした。様子を常にうかがい、水はこまめに与えましたが食欲はあまりなく、薬もほぼ飲めなくなりました。睡眠前には鎮静剤を注射して寝かせました。
次の日からは日中は仕事、帰ってきてからは介護という生活。これ自体は以前から変わらないのですが場所が義実家。正直言って心労は半端じゃなかったです。通勤も遠くなり負担は増えましたが、わんこも家族です。家族のためになる事は多少辛くても受け入れようと思ってました。
そして……
その日は急にやってきました。金曜日です。いつもの様に仕事を終えて帰ろうとすると義母からラインが届きました。
「なるべく早く帰った方がいいよ」
その一言ですべて察知して、急いで家路につきました。でも間に合うことはなく、帰宅する30分ほど前に息を引き取っていました。
頭を撫でたらまだ温もりを感じますが動きません。
私が最初にかけた言葉は「よく頑張ったね。お疲れ様。ありがとう。」
長い闘病生活でした。それを1番近くで見てきたのは紛れもなく私です。痴呆症になって不安で叫び続け、夜も寝れず、そして寝たきりになった様子を見てきました。
彼にとって「死」はどういった意味を持つのか分かりませんが、私は「これでようやく苦しい思いももどかしい思いもしなくて済む」と思ったのです。
最期は義母に撫でられながら眠るように逝ったそうです。強烈に苦しみながら最期を迎える子も多いと聞いていましたし、仮に義実家に来なければその瞬間はひとりぼっちだった。
そこに関しては本当に良かったと思います。
そこからは硬直する前に目を閉じさせて、舌をしまい、大勢を整えてあげました。
下には保冷剤を置き、腐敗が進まないようにしてから火葬場に連絡です。幸いその日は金曜日だったので、日曜日に予約が取れました。
次の日には仲の良かった親戚が集まり、しんみりすることなく過ごす事が出来ました。
そして日曜日。火葬場で焼いてもらい骨になって帰ってきました。
太い骨から細かく小さな骨までしっかりと残っており、骨を生きてる時と同じ様に並べてから自分達で骨壷に納めました。(本当に博物館の化石のように並べてもらい形もしっかりしていたので写真撮ろうかと思う程きれいに並べられました。)
そして今、家に連れて帰ってリビングにいます。
当初はやれることはすべて全力でやったから後悔することはない。と思っていたのですが、最近になって寂しく感じることが増えましたね。
仕事から帰り、まず銀河の様子を確認してから水を飲ませて身の回りを整える事が日常でした。食事中でも呼ばれればすぐに彼の元へ行き、なだめたり、おやつや薬をあげるのが普通の生活でした。
その日常はもう二度とやって来ません。
今でもリビングにいると「あ、そろそろ様子見に行かなきゃ」とか、出先から帰ってきた時に「大声出して鳴いてないかな?」とか思ってしまいます。
スーパーに行って気付いたらペットフードのコーナーに行ったりしてます。
子供を呼ぶときに「銀河!」って間違えます。
でもそれほどまでに私にとって銀河の存在は大きくて、生活の一部になっていて、唯一な存在で、それはとても幸せな事なんだと思います。
銀河はきっと虹の橋で自由に駆け回ってます。少しそっちで待って貰うことになるけど必ず迎えに行くから待っててね。
思いの外長文になってしまいました。読んで頂きありがとうございます🐾
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