![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113820222/rectangle_large_type_2_8bac0092fe61ec221b230066d5dd8dc2.jpg?width=1200)
【読書メモ】Harvard Business Review 2023.8
今月号のHBRではマイクロストレスに関する特集が組まれていました。
日常生活の中で経験する小さなストレス、いわゆる「マイクロストレス」についての認識が高まっています。このマイクロストレスは、大きなトラウマや出来事に関連するストレスとは異なり、日常の些細な出来事や状況に起因するものです。通勤の渋滞やメールの返信の遅れ、スマートフォンのバッテリー切れなどがその例です。そしてマイクロストレスの蓄積は徐々に身体を蝕んでいくとのこと。
特に、人間関係におけるコミュニケーションの齟齬や要求に対する負荷は、マイクロストレスの一因となります。そして、現代社会ではテキストベースのコミュニケーションが増えており、その中での誤解や感情の伝わりにくさがストレスの原因となることがあります。
テキストでのコミュニケーションには、顔の表情や声のトーン、身振り手振りなどの非言語的な情報が伝わりにくいという特徴があります。これにより、相手の真意や感情を正確に把握するのが難しくなることがあります。また、SNSやメッセンジャーアプリの普及により、返信が遅れること自体がストレスとなることや、即時に返信するプレッシャーを感じることも増えています。
このような背景から、テキストベースのコミュニケーションが増えた現代において、人間関係でのマイクロストレスが増加するのは理解できます。適切なコミュニケーションの方法やツールの使い方、休憩の取り方などを工夫すること、また視点を高く持ち客観的に状況を見ることでこれらのストレスを軽減することが可能です。