クラロワリーグ | CRL2022 | あなたは何点をつけた? アンケート結果まとめ
おつかれさまです。kabutomです。
今回のnoteは、『クラッシュ・ロワイヤル』(クラロワ)の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ 2022』をコミュニティがどう評価しているのか、界隈にアンケートを取った結果の発表回です。
2022年9月25日 クラロワリーグ世界一決定戦 閉幕
2022年10月10日 Twitterにてアンケート募集
2022年11月15日 noteにてアンケート結果まとめを発表
世界大会の最後に、来年(2023年)もクラロワリーグが続くことが発表されたものの、その詳細も概要も今のところ全くの未知数です。来年どんなリーグになるのか、どんなリーグであるべきなのか。このアンケート結果を見て、2022年を総括しながら楽しみに待つとしましょう。
(もっとパパッとスピーディにやらないとなのに間々ならず…… 遅くなってゴメン!!)
アンケート実施について
結果報告に行く前に、今回実施したアンケートのおさらいを。
期間 2022/10/03~10/10
方法 Twitterで募集し、Googleフォームで受付
回答数 75
質問項目 下記の7つ
2022年2月~7月におこなわれた「ゴールドチケット大会」に、あなたは何点をつけますか?【必須】
2022年8月~9月におこなわれた「CRL予選」に、あなたは何点をつけますか? 【必須】
2022年9月におこなわれた「CRL世界一決定戦」に、あなたは何点をつけますか? 【必須】
「CRL2022」全体に、あなたは何点をつけますか? 【必須】
「CRL2022」全体をとおして、良かったところ、継続すべき点は何だと思いますか?【自由回答】
「CRL2022」全体をとおして、 良くなかったところ、改善すべき点は何だと思いますか? 【自由回答】
その他、「CRL」やクラロワの公式eスポーツについて運営さんに伝えたいことがありましたら。 【自由回答】
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今回のnoteでは、1~4の結果と5,6,7の自由回答で頂いたコメントの一部を紹介していきます。紹介できなかったコメントも含めた全回答については、別途、公式さんにお渡しする予定しました。
遅れましたが、しっかり届けます。
1.ゴールドチケット大会(1-7月)
2022年のクラロワリーグでは、初の試みとしてコミュニティ大会が公式大会の予選に組み込まれました。「ゴールドチケット大会」とは、その対象となった大型コミュニティ大会のことです。各大会で優勝したプレイヤーが公式世界大会への出場権(=ゴールドチケット)を手にできるシステムでした。
◇
Q1.2022年2月~7月におこなわれた「ゴールドチケット大会」に、あなたは何点をつけますか?
A1. 平均 5.13ポイント(10点満点中)
「ゴールドチケット大会」の評価は、みごとにバラけました。平均点はわずかに5ポイントを上回ったものの、高得点(9点・10点)をつけたのは少数の人でした。
Good
「ゴールドチケット大会」のGood(良かったところ、継続すべき点)について自由回答で寄せられたコメントがこちらです。
複数の主催者による「複数回で多様な選抜」がプラス評価されたようです。
Not good
一方、「ゴールドチケット大会」のNot good(良くなかったところ、改善すべき点)について自由回答で寄せられたコメントがこちらです。
一番多かったのは、「ゴールドチケット」システムそのものへの意見。
つぎに多かったのが「地域格差」の問題について。
「大会数」については、視聴者目線のこんな意見もありました。
ゴルチケ大会の「情報発信」面ではこんな指摘も。
所感と筆者の採点
平均 5.13ポイント(10点満点中)という数値以上にゴルチケ大会には不満度が高かった印象です。「満足している人は取り立ててコメントせず、不満な人ほどたくさんコメントをする」の法則を差し引いても、Not goodの意見が数多く寄せられました。
もし2023年のCRLでも個人戦が採用されるなら、ぜひ、ポイント制(2021年)とゴルチケ方式(2022年)のいいとこどりをしたフォーマットでお願いしたいです。
筆者の採点:5点
ゴルチケ大会システムで良かった点は、クラロワ界でコミュニティ大会を頑張ってきた人たち(海外で言えばRevol Aimar氏、日本で言えばラッシュ氏)に脚光が当たったことです。彼らのいい追い風になったと思います。
しかし、当初の8大会が6大会へ削減され、結果的にアジア地域の大会が減ってしまったこと、そして、その説明が何もされなかった件は、「ありえない」の一言です。(もちろん表で裏で抗議はしました)。総合すると、個人的にはとても合格点(6点)をつけることはできません。
2.クラロワリーグ予選(8-9月)
公式が主催する「クラロワリーグ予選」(CRL予選)は、8月6日から9月11日にかけての約6週間に集中開催されました。試合はすべてオンライン。大会進行には新機能の「大会ハブ」が初導入され、外部のプラットフォームを使わず、予選のほぼすべてがゲーム内で完結する初の公式大会となりました。
◇
Q2.2022年8月~9月におこなわれた「CRL予選」に、あなたは何点をつけますか?
A2. 平均5.72ポイント(10点満点中)
Q1につづきQ2の回答もバラけました。平均点ではCRL予選の評価が、ゴルチケ大会の評価を(気持ち)上回った感じです。
Good
それでは、「CRL予選」のGood(良かったところ、継続すべき点)として自由回答で挙げられた点を見てみましょう。
直球ズバリで分かりやすかったのがこのコメント。
数的に多かったのは、「大会ハブ」での観戦体験と「ゲーム内デュエル」への高評価です。登場したばかりの新機能でしたが、理解できて使いこなせた人たちの満足度は高かったようで。
Not good
他方、「CRL予選」のNot good(良くなかったところ、改善すべき点)としてはこんなコメントが寄せられました。
低評価が多かったのも実は「大会ハブ」がらみ。出たばかりの新機能の宿命として、説明不足や不具合もありました。
また、CRL予選で「不戦敗・不戦勝」が頻発したことへの不満も強かったようです。バグなのか、仕様なのか、どう操作するのが正解なのか、情報が錯綜して混乱が生じたのは残念でした。
所感と筆者の採点
平均5.72ポイント(10点満点中)。「CRL予選」の評価は、新機能「大会ハブ」の評価で二分されたようです。ですが、改善点として挙げられたのはどれも具体的で解決可能なものに思えます。来年も採用されるなら、ぜひ参考にしてもらいたいですね。
筆者の採点:6点
誰でも参加できて大型な国際大会をゲーム内で完結させることができる「大会ハブ」に可能性を感じました。ラウンド4と5で採用された”スイス方式5回戦”も、公平性と盛り上がりを両立させようとしていて、よく考えられた仕組みだと思いました。
ただ、おそらくスケジュールが厳しかったのでしょう、テスト不足でした。本来ならいきなり本番ではなく”テスト大会”が欲しかった。選手への説明資料やヘルプ面にまで気を配る余裕もなかったように見えました。
そして、世界大会に直結する大事な試合で、あんなに不戦勝・不戦敗を出してはダメです。興ざめです。あれでは、参加する側も見てる側も、”熱”がすーっと冷めてしまいます。
3.クラロワリーグ世界一決定戦(9月)
年に1度の公式世界大会「クラロワリーグ世界一決定戦」(CRL世界一決定戦)は、9月23日~25日の3日間、Supercell本社のあるフィンランドのヘルシンキで開催されました。観客が入ったオフラインは優に3年ぶり。同社の兄弟タイトル「クラッシュ・オブ・クラン」との同時開催でした。
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Q3.2022年9月におこなわれた「CRL世界一決定戦」に、あなたは何点をつけますか?
A3. 平均8.40ポイント(10点満点中)
75人中半数近い32人が最高点をつけました。圧倒的、高評価!
Good
「CRL世界一決定戦」のGood(良かったところ、継続すべき点)を見ていきましょう。
ダントツに多かったのはやっぱりこれ。挙げきれないほどの「オフライン」開催への感謝と歓喜です。
そして、世界大会の「フォーマットや大会運営」への評価も高いものでした。
結果や盛り上がりについても、満足度の高いコメントが寄せられました。
Not good
しかし、ここまで高評価な「CRL世界一決定戦」ですが、Not good(良くなかったところ、改善すべき点)な点が一切なかった訳ではありません。
一番多かったのは、「ジャッジミス」の一件への不満でした。
そして、「世界大会直前の対応」についての指摘もありました。
「日本語配信」にはこんな意見も寄せられました。
所感と筆者の採点
僕自身2022年の世界大会には満足度が非常に高くて、SNSなどを通じた観測範囲の満足度も高そうだとは思っていたのですが、ここまで圧倒的だとは思いもしませんでした。平均8.40ポイント(10点満点中)は、完全に予想以上です。ミスや短所を挙げた上でのこの高評価。魅力や長所がそれらをはるかに上回ったということでしょう。
筆者の採点:10点
日本からネット観戦した身ですが、最高でした。
「ここ数年ずっとこれが観たかったのだ」と”飢え”が満たされていくのをはっきりと自覚しました。なぜ自分はあの場所(現地会場)にいないのだろうと悔やみもしました。テンションが上がりすぎて、リアルに支障が出るくらいの反動が来たのは笑えませんが、本当にアツい3日間でした。
敢えて課題を探すとすれば、”事後”です。
今年のCRL世界一決定戦ですが、その盛り上がりと裏腹に、大会前・大会後を合わせたメディア報道(プレスリリース含む)は過去最少でした。これがどういうことかと言うと、今大会の”熱”は、既存のプレイヤーや既存のコアなファンを結集させることで生まれたものだったということです。これはこれでマーケティング戦略として正しいと思います。しかし、このゲームとこのリーグが続いていくためには、常に新規を取り込み続けなくてはいけません。
リリースから6年以上たっているゲームがこれだけ熱く遊ばれているのは本当にすごいことで、世界一決定戦はそれを具現化したイベントでした。ならば、それを”界隈の外”へ発信しなくてはもったいない! (とは言え僕自身、世界一決定戦の結果レポートをメディアでもnoteでも書けていない訳で、頭にはブーメランが刺さっています。ざくり)
4.クラロワリーグ2022全体(1-9月)
2022年のクラロワリーグは、例年より早い9月に閉幕しました。この9か月間トータルでの評価についてもアンケートで尋ねました。
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Q4.「CRL2022」全体に、あなたは何点をつけますか?
A4. 平均6.85ポイント(10点満点中)
アンケートの質問を作る上で、一番結果がどう出るのか気になっていたのが実はこの問いでした。「ゴルチケ大会・予選よりも高く、世界大会よりは低い評価」になるのではないかと予想し、その通りの結果が出ました。
Good
「CRL2022全体」のGood(良かったところ、継続すべき点)だった点には、何が挙がったでしょうか?
一言でまとめれば「大会フォーマット」。年間の大会設計そのものが良かった、とのコメントが多かったです。
Not good
逆に、「CRL2022全体」のNot good(良くなかったところ、改善すべき点)だった点には、様々な角度のコメントが集まりました。
まず、「大会フォーマット」への反対意見。
つぎに、「大会システム」について。
世界大会につきものの課題、「時差」についても。
オフラインの世界大会につきまとう「ビザ問題」は今回もありました。
そして、リーグの「情報発信や運営面」についての不満も。
所感と筆者の採点
GoodもNot Goodも、もれなく、過不足なく、挙げて頂きました。アンケートに答えてくれた方々のおっしゃる通りだと僕も思います。
筆者の採点:7点
「終わり良ければ総て良し」とはよく言ったもので、反射的に高得点をつけたくなる気持ちがありましたが、それを抑えてこの点にしました。なぜかと言えば、1年を通して考えたとき、水に流してはいけない課題や改善点がこれほど多く出たクラロワリーグは過去になかったからです。
リーグが続いていくため、そしてより良いリーグになっていくために、今年出た課題に対して運営側で何ができ、参加者・観戦勢に何ができるのか。それを探していく努力がとても重要だと思います。
そしてもう1つ付け加えるべき観点は、公式リーグの”営業日数”です。世界大会の3日間は確かに最高でした。しかし、それ以外の362日は?
2018年~2020年のチーム戦時代、リーグ期間中は毎週1~3日、クオリティの高い試合中継番組が配信されました。2021年に個人戦になってそれが月に2日となり、今年2022年、ついに年に3日となりました。これはさびしい。
各国各地域のコミュニティ大会を仮にTier 3として、ゴルチケ大会(国際的コミュニティ大会)をTier 2と呼ぶならば、公式大会・公式リーグにはTier 1としての”格”と”魅力”が不可欠です。「あの舞台に僕も立ちたい!」と世界中のプレイヤーを焚きつける”誘蛾灯”となるくらいの。
「CRL公式チャンネル(英語)で不定期配信していた”Three Crowns”がそれを補う番組だ」ということならば、世界各国言語の字幕をつけたり、世界の視聴者を巻き込む番組構成にするのが最低条件でしょう。足りてない。
まとめると、筆者kabutomが2023年のクラロワリーグに望むのは、「最低でも月に2日、世界中のクラロワプレイヤーがリアルタイムで視聴せずにはいられない魅力のある試合・舞台・演出の揃った公式番組の配信」です。あの3日間を産み出せた人たちならば、不可能ではないはず!
5.その他運営さんに伝えたいこと
最後に、『Q7. その他「CRL」やクラロワの公式eスポーツについて運営さんに伝えたいことがありましたら』という質問へ寄せられたコメントの数々を紹介して、今回のnoteを終わりにします。
ある程度似ている論点でまとめたつもりですが、僕の理解不足や誤解がなきにしもあらずで、(そうじゃないんだ)が発生していたらごめんなさい。
「オフライン」開催を拡大すべき!
「個人戦以外(チーム戦など)」もほしい!
将来的には「ゲーム内デュエルの改良」を!
「運営面」について要望したいこと
影のMVP「ラッシュさん」へのコメント
筆者「kabutom」へのコメント(ありがとうございます)
クラロワも、クラロワリーグも(同感!)
以上、クラロワリーグ2022アンケートまとめでした。ご協力くださった皆さんに感謝します。僕はいいフォロワーや読者に恵まれました!■
+ リーグ情報/League Information
最後までお読みいただきありがとうございました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう! (kabutom)
Good luck!
※追記(2022/11/23)
ありがとうございます!