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クラロワリーグ | CRL2023 | 観戦ガイド&参戦ガイド

6年目のCRLがついにはじまった!

おつかれさまです。kabutomです。

今回のnoteは、毎年恒例の”CRL非公式観戦ガイド・2023年版”です。

今年は、前半を「ファンのための観戦ガイド」、後半を「参加者のための選手ガイド」と2部構成にしてみました。ちょっと長いnoteになってしまったかもしれませんが、ブックマークでもしておいて必要な時に知りたいところをチェックしてもらえればと思います!

更新履歴
2023/04/16 配信情報について更新
2023/08/21 世界大会開催地について追記



今回のPOINT!

2023年の”CRL非公式観戦ガイド”は、2部構成!

  1. 【観戦】ガイド:ファンや観戦者のためのガイド

  2. 【参戦】ガイド:参加選手やマニアのためのルールブック解説


◆ ◆

クラロワリーグ2023 【観戦】ガイド

”【観戦】ガイド”では、クラロワリーグのファン観戦してみたい人のために、観戦に必要となる基本的な情報をまとめました。


クラロワリーグ(CRL)とは?

クラロワリーグ(CLASH ROYALE LEAGUE, CRL)とは、『クラッシュ・ロワイヤル』(クラロワ)の公式eスポーツリーグのことです。開発・運営元のSupercell社(フィンランド)の主催で、2018年に発足しました。

2020年までは「チーム戦」形式での開催でしたが、2023年は3年連続3年目となる「個人戦」形式が採用されました。

クラロワリーグ/CLASH ROYALE LEAGUE, CRL2023
Website(EN): CRL Portal  CRL Event
SNS(EN): Twitter  Instagram  YouTube
SNS(JP): Twitter  YouTube

世界で一番密度が濃い3分間バトルがここに!


大会の全体像

クラロワリーグ2023では、2022年の「ゴールドチケット大会」方式ではなく、2021年の「マンスリー大会」方式が復活しました。中身を見ていくと、2023年のCRLは、”2021年と2022年のいいとこどり”になっています!

2023年の世界大会への道は、3つ。

  • マンスリー決勝戦で優勝する(7名)

  • CRLランキングで上位に入る(7名)

  • 中国予選を勝ち抜く(2名)

年に一度の「世界一決定戦」は、今年もオフラインの現地会場で開催されます。『クラクラ』との共催になるのも2年連続です。

日程は2023年11月24日~26日の3日間。開催地は後日発表される予定です。昨年はフィンランドのヘルシンキでしたが、今年はどこでしょう。アメリカ大陸? それとも、アジア?


伝説の道レース+マンスリー予選+マンスリー決勝戦

クラロワリーグ2023は、プレイスキルさえあれば、世界中の誰でも参加して勝ち上がっていけるオープン大会です。毎月開かれるマンスリー大会は、3つのステージで構成されています。

  1. 伝説の道レース

    • 伝説の道(1v1)。世界ランク1000位以内で予選出場権。

  2. マンスリー予選

    • DAY 1:スイス形式(Duel)。上位32人がDAY 2へ

    • DAY 2:2回戦総当たり(Duel)。4人x8組。各組1位が決勝へ

  3. マンスリー決勝戦

    • 敗者復活ありトナメ(Duel)。優勝で世界大会が確定!

ゲームモードは、伝説の道レースでは1v1形式(BO1)、マンスリー予選・決勝戦ではDuel形式(BO3)が採用されます。この際のDuelは、事前にデッキを作っておく方のデュエルフレンドバトルです。

マンスリー決勝戦で優勝すれば、その時点でゴールドチケット(世界一決定戦への出場権)が確定します。つまり、3月から7カ月連続で毎月1人、ファイナリストが決まっていく訳で、これは毎月、注目せざるをえません!

(なお、優勝者は以降の予選大会にも出場ができます。仮に2度目の優勝をした場合、ゴルチケは準優勝選手の手にわたります。)


CRLランキング

マンスリー予選・決勝では、勝利数や最終順位に応じたCRLランキングポイントが付与されます。

  1. 伝説の道レース

    • ポイント配布なし

  2. マンスリー予選

    • DAY 1:1勝=5ポイント(0~最大55 P)

    • DAY 2:1勝=5ポイント(0~最大30 P)

  3. マンスリー決勝戦

    • 順位に応じたポイント(30~最大100 P)

全7シーズンを終えて(優勝していないプレイヤー中で)上位7人の選手には、世界一決定戦への出場権が与えられます。今年はラストチャンス予選がなく、ランキング結果でそのまま決まります。

マンスリー決勝戦が7度あって、ポイントランキングからの出場枠が7つという規定が何を意味するかと言うと、”一度準優勝しても安泰ではなく、そこから何ポイント上積みできるかのデッドヒート”になるということです。おそらくマンスリー決勝戦まで複数回勝ち上がって好成績を上げたプレイヤーのみが届く圏内だと思います。フェアなルールなれど、その実、超絶シビア!

(余談。優勝すればゴルチケなのに、どうして1位にもポイントがあるのかお聞きしたところ、選手たちの活躍度を比較しやすくするためとのことでした。なるほど、2023年の指標の1つと!)


大会ハブ & Discord

マンスリー予選・決勝戦の大会プラットフォームには、ゲーム内「大会ハブ」が採用されます。昨年、2023年のCRL予選で初登場した機能ですね。

  • ゲーム内「大会ハブ」

    • 参加登録

    • チェックイン(ラウンド・各マッチ)

    • マッチング

    • スコアの記録・管理

    • 試合観戦

ここ以外で触る機会のない機能ということもあって、昨年はいろいろ残念なトラブルが起こりました。出場予定の選手はしっかりルールブックの該当箇所を読み込んで、特にチェックイン周りの手順を把握しておきましょう!

観戦勢が覚えておくとよいのは、この大会ハブから進行状況スコアの確認ができたり、試合観戦できたりするということです。特にマンスリー予選では重宝するはずですよ!

  • Discord

    • 運営チームへの連絡

    • サポート

そして、今大会のコミュニケーションプラットフォームには「Discord」が採用されました。大会に関する問題や質問の、運営チームとの連絡には参加選手専用のDiscordを使います。何かあった際は、慌てず、しかし迅速に。


中国予選

Twitter

中国は無視できない大市場ながらも、様々な事情で、現在グローバルとは切り離された別サーバで運用されています。そんなわけで、CRL2023でも別の大会として予選が展開されます。

  • Clash Royale Champions Cup(CRCC)

    • 春シーズン:3月~5月

    • 秋シーズン:7月~9月

    • 世界一決定戦予選:9月

中国枠:2」という数字の大小には賛否が分かれるところです。しかし、昨年は対応が間に合わず中国勢不在の世界大会になったことを思い出すと、ベストと言えずともベターな現実策なのかなと筆者は思います。


世界一決定戦

年に一度の「世界一決定戦」(11月24日~26日)は開催地こそ未定ですが、大まかなルールは発表されています。

  • CRL世界一決定戦(CRL World Finals)

    • 出場選手:16人

    • 2023年11月24日~26日。開催地後日発表(⇒ヘルシンキ!)

    • 敗者復活ありトナメ(Duel)。対面形式

    • デュエルは大会ハブ外のフレンドバトル。デッキ変更タイム2分

出場16選手のシード順と1回戦の組み合わせはこうなっています。

  • 第1~7シード:マンスリー決勝戦の優勝者(優勝したシーズン順)

  • 第8シード:中国大会の通過者 #1

  • 第9シード:CRLランキング1位のプレイヤー

  • 第10シード:中国大会の通過者 #2

  • 第11~16シード:CRLランキング2位~7位のプレイヤー

▽【追記】会場は今年もヘルシンキに決定!


賞金プール

CRL2023の賞金総額は、130万ドル(約1.8億円)に昇ります。しかも、中国予選の分は含まれていないので、本当はもっと大きい額になるはず。

世界一決定戦の優勝賞金は、25万ドル(約3400万円)ですってよ!


スケジュール

マンスリー大会(全7回)のスケジュールはこちら。マンスリー予選・マンスリー決勝戦は、4日間とも日本時間で23:00 開始の予定です。夜更し確定ですが、国際大会にしては割とましな方かな。

くりかえしになりますが、世界一決定戦は「2023年11月24日(金)~26日(日)」に開催されます。開始時刻は未定です。


配信情報・視聴方法

  • マンスリー予選(大会ハブ):選手は自分の試合を配信できる

  • マンスリー決勝戦:Supercell公式配信のみ

マンスリー予選に公式配信は予定されていません。参加プレイヤーの個人配信に期待するか、大会ハブから個別に試合観戦できるはず。

マンスリー決勝戦には公式配信が予定されていますが、公式YouTubeでは英語配信のみです。日本語配信については開催日が近づくと、公式Twitterなどで担当ストリーマーが発表されるようです。要チェック!

クラロワリーグ2023 観戦ガイドは、以上です。

今年、世界中でクラロワが一番強いのはどこの誰なのか? 10か月間にわたる長く険しい闘いをみんなでハラハラ見届けましょう!■



◆ ◆ ◆ ◆

クラロワリーグ2023 【参戦】ガイド

”【参戦】ガイド”では、2023年のクラロワリーグに参加するプレイヤーマニアックなファンのために、大会ルールブックからポイントになる部分をピックアップしてきました。

言うまでもないことですが、参加選手は原本にも目を通してね!


大会ルールブック

2023年1月31日に英語版の、2023年2月8日に各国言語の大会ルールブックが公開されました。執筆時点の最新版は「Version 2・2月3日」です。


用語説明

ルールブックに出てくる用語の意味がわからないときはここで確認しましょう。表現はちょっと堅苦しいですけどね。(Rule 2.1.)

  1. 本大会:伝説の道レース、マンスリー予選、マンスリー決勝戦、世界一決定戦を含む、クラロワリーグ2023の全体を指します。

  2. マッチ:3本勝負のデュエル形式で戦い、2ゲームを先取したプレイヤーが勝利します。

  3. 3本勝負(Bo3):3つの異なるデッキを使って3回までゲームを行います。先に2ゲームを取ったプレイヤーが、Bo3マッチの勝者となります。

  4. デュエル形式(デュエル):プレイヤーは、4つの異なるデッキを用意してBo3マッチを行います。1度使用したデッキを再び使うことはできません。先に2勝したプレイヤーが、マッチの勝者となります。伝説の道レースを除いて、本大会のマッチはすべてデュエル形式で行われます。

  5. ダブルエリミネーション形式:プレイヤーは、勝者ブラケット(無敗のプレイヤー)と敗者ブラケット(1敗したプレイヤー)という、2つのブロックを使用したトーナメント形式で対戦します。2敗したプレイヤーは、敗退となります。

  6. スイスドロー形式:プレイヤーは成績が同等のプレイヤーと対戦します。例えば、ラウンド1終了時点で1勝0敗だったプレイヤーは、ラウンド2では同じ1勝0敗のプレイヤーと対戦します。

  7. 引き分け:引き分けとなった場合は、ゲーム終了時にヒットポイントが最も低いタワーを持つプレイヤーが敗北となります。それでも勝敗が決まらない場合は、ゲームをやり直します。

  8. CRLランキング:本大会を通じて、プレイヤーが獲得したCRLポイントが集計されます。

  9. 大会ハブ:プレイヤーが本大会への参加登録、マッチのプレイや観戦などを行うアプリ内プラットフォームです。スケジュールやCRLランキングなど、重要な大会情報を見ることもできます。

  10. ゴールドチケット:ゴールドチケットを獲得したプレイヤーは、世界一決定戦に出場できます。用意されているゴールドチケットは全部で16枚です。

  11. 世界一決定戦:ゴールドチケットを持つ16名のプレイヤーがダブルエリミネーション形式のトーナメントを戦い、世界一のクラッシュ・ロワイヤルプレイヤーを現地で決定します。


参加資格

CRL2023の資格要件をざっくり。(Rule 3.)

  • 年齢:16歳以上(各マンスリー予選の参加登録の終了日時点で)(中国在住:18歳以上)

  • 親または保護者の同意(日本在住:16-19歳、韓国在住:16-18歳、それ以外:16-17歳)

  • 身分証明(政府発行の身分証明書、学校発効の身分証明書+出生証明書、出生証明書+顔写真付きの別の身分証明書、パスポート等)

  • 居住地(アプリストアからクラッシュ・ロワイヤルをダウンロードできる地域に居住している必要)

  • アカウント:本人の、ランキングポイントが最も高いアカウント。「サービス利用規約」 と「安全で公平なプレイのために」に違反がないこと。

居住地が関わってくるのは、おもにウクライナ危機絡みでロシアとかベラルーシとかの国ですね…


マンスリー予選:DAY1のタイブレークルール

マンスリー予選 DAY1(スイスドロー形式)は、32名の勝ち上がり。最終ラウンド終了時に勝利数が並んだ場合、タイブレークルールが適用されます。(Rule 4.1.3.3.)

  • タイブレーク1:対戦相手のマッチ勝率とプレイヤー自身のゲーム勝率の合計値

  • タイブレーク2:プレイヤー自身のゲーム勝率

  • タイブレーク3:対戦相手の対戦相手のマッチ勝率

文にすると難解で分かりづらいのですが、初月が終われば、ああこういうことかと掴めるはず。


マンスリー予選:DAY2のグループ分け

マンスリー予選 DAY2(ダブルラウンドロビン形式=2回戦総当たり)のグループ分けは、プレイヤーのCRLランキングポイントに基づいて行われます。ポイントが同点の場合は、タイブレークを加味した1日目の順位に基づいてグループ分けを行います。(Rule 4.1.3.5.)


マンスリー予選:DAY2のタイブレークルール

マンスリー予選 DAY2(ダブルラウンドロビン形式)の順位は、マッチ成績で決まります。マッチ成績が同じ場合は、タイブレークルールが適用されます。(Rule 4.1.3.6.)

  • タイブレーク1:直接対決の成績

  • タイブレーク2:プレイヤー自身のゲーム勝率

  • タイブレーク3:シングルエリミ形式で対戦


CRLポイントランキング:タイブレークルール

シーズン7の終了時点で、大会ランキングに同順位のプレイヤーが複数いた場合、タイブレークルールで最終順位を決定します。(Rule 4.10.3.1.)

  • タイブレーク1:マンスリー決勝戦での合計勝利数

  • タイブレーク2:マンスリー決勝戦で獲得した合計CRLポイント

  • タイブレーク3:伝説の道レース(全シーズン)の平均順位


スケジュール:伝説の道レース

開始時刻、終了時刻ともにヘルシンキ時間の午前10時です。(Rule 5.1.)

  • 冬時間(2023年1月1日~3月26日):8:00 UTC(17:00 JST

  • 夏時間(2023年3月27日~10月29日):7:00 UTC(16:00 JST

日本時間の午後4時にシーズン開始・終了したことってありましたっけ?


スケジュール:マンスリー予選

※日本時間(JST)はUTC+9

参加登録は、伝説の道レースの終了後に開始されます。イベント前の登録期間内に参加登録を!(Rule 5.2. & 4.1.3.)

  • 参加登録:大会開始時刻の最低72時間前~開始30分前(22:30 JST)

  • 大会前チェックイン:20:30 JST~22:30 JST

  • マッチ・チェックイン(ラウンド1):23:00 JST

  • マッチ・チェックイン(ラウンド2以降):各ラウンド開始時の5分間


スケジュール:マンスリー決勝戦

※日本時間(JST)はUTC+9

マンスリー決勝戦に出場するプレイヤーは、マンスリー予選終了後24時間以内にエントリーフォームを提出する必要があります。(Rule 5.3. & 4.1.4.)


世界一決定戦:書類提出期限

9月17日に全7シーズンが終わって、10月31日がパスポートやビザなどの書類提出期限です。余裕があるようでビザ発行次第と言うか、ビザの強い日本は余裕があるはずですが、国によってはタイトやも。(Rule 9.1.)


ゲームのアップデートと新コンテンツ

重要度は高くないものの気になる条項。ふつうだと「新カード」と書かれるところに敢えて「最新のコンテンツ」と書かれているんですよね。1v1やデュエルに影響するような、新カードではない何かが計画されている、みたいな? 考えすぎかもしれませんが。(Rule 4.4.)

クラロワリーグ2023 参戦ガイドは、以上です。

くりかえしになりますが、参加選手は大会ルールブックの原本に一度は目を通しておいてください。分かりにくいところがあれば、僕にTwitterのDM等で質問してくれて構いませんので。

試合以前にルールに負けるのは論外ですよ。負けるならばクラロワで!■


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