クラロワ | 2020年4月2日は、ヒールが削除された日。そして、ヒールスピリットが追加された日。ホヘホー♪
おつかれさまです、kabutomです。
「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画「 #クラロワ今日は何の日 」。今回は、4月2日です。
【2020年4月2日】ヒールが削除された日。そして、ヒールスピリットが追加された日。ホヘホー♪
2020年4月2日は、ヒール(呪文)が削除された日。そして、ヒールスピリット(新ユニット)が追加された日です。
3月31日に公式Twitterから謎の画像(ヒールの呪文が割れたような?)が公開され、翌4月1日のTVロワイヤルで新カードが情報解禁、翌々日4月2日にヒールスピリットがゲーム内へ実装されたのでした。
旧カードは削除されたもののカード情報は引き継がれ、ヒールのカードレベルや所持数がそのまま新カードヒールスピリットに移行されました。
クラロワのカードが削除されたのも、別の新カードに生まれ変わったのも、クラロワ7年間ここまでの歴史で、このヒール→ヒールスピリットの1回きり。非常に珍しいケースでした。
また、発表タイミングがタイミングだったので、「どうせエイプリルフールでしょ?」と思う人が少なくなかったのも面白かったです。
ヒール(Heal)とは?
今はゲーム内に存在しないヒール(Heal)は、3コスト(のちに1コスト)の回復呪文です。初期性能は、味方のHPを3秒間、毎秒100回復させるというもの。回復できるのは味方ユニットだけで、建物やタワーは回復できませんでした。
今でこそバトルヒーラーという回復能力持ちユニットが登場していますが、当時のクラロワ界ではヒールが唯一の回復手段でした。さぞ引っ張りだこになるだろうと期待されたのですが、そうはなりませんでした。
一部のPSの高いプレイヤーが使っていた”ガゴ群れ三銃士”のヒール入りなんかは、本当に手が負えない強さだったんですけどねえ。
ヒールの歴史(2017年~2020年)
このカードの歴史を、バランス調整を中心に振り返ってみましょう。(クラロワ攻略メモ Wiki)
2017/04/28 チャレンジ
2017/05/01 リリース
2017/06/12 修正(クランバトルで同じ呪文を同時に使うと、2つ分の効果が得られるように)
2017/08/11 下方修正(効果時間:3秒→2.5秒)
2018/06/20 上方修正(効果半径:3→4)
2019/01/07 リワーク(エリクサーコスト:3→1、効果時間:2.5秒→2秒、回復量:63%減)
2020/04/02 カード削除
『クラッシュ・オブ・クラン』の人気呪文ヒールがクラロワにやってきたのは、クラロワの世界リリースから約1年後の2017年4月28日でした。
3コストでは重すぎて使いづらいと、2019年1月にはコストを1にしてしまう大胆なリワークでテコ入れもされたのですが、振るわず。最終的に開発陣が選んだ次の一手は、バランス調整ではなくカードの削除・作り直しでした。
ヒールスピリット(Heal Spirit)とは?
ヒールスピリット(Heal Spirit)は、1コストのスピリット系ユニットです。相手を攻撃して消滅する際、近くの仲間ユニットを回復させることができます。その他のステータスや動き方は、ほぼアイススピリットです。
ヒースピは呪文のようにいつでもどこでも回復できる訳ではないので、攻撃側としてはこれまで以上にスキルが必要なカードになりました。そして、防衛側としても呪文では抵抗できませんが、スピリットならば工夫次第で回復効果を阻止することができるようになり、防衛スキルが磨かれます。
要するに、回復をめぐる駆け引きにこれまで以上のスキルが要求され、スリリングで面白くなったというわけです。
ヒールスピリットの歴史(2020年~2023年)
このカードの歴史を、バランス調整を中心に振り返ってみましょう。(クラロワ攻略メモ Wiki)
2020/04/02 リリース(※既存カード「ヒール」と入れ替え)
2020/08/31 仕様変更(クローンされたユニットにはヒールがかからないように修正)
2020/09/08 下方修正(ヒール範囲:-12.5%)
2020/10/06 下方修正(回復効果:-9%)
2020/12/09 下方修正(ダメージ:-59%(ダメージを大幅に減らして回復に専念。ザップとヒールスピリットで処理できていたガーゴイルの群れも倒せなく)
2021/03/30 リワーク(ダメージ:+225%(元に戻す。スケルトンを倒せるように)、ヒール範囲:-28%)
2020年4月2日に、呪文のヒールからカード情報を引き継ぐかたちで、新ユニットのヒールスピリットが実装されました。せっかく新カードが出たのに宝箱が回らなかったのは、この子くらいなものでしょうね。
その後に3回の下方修正とリワークがありましたが、2021年3月以降は音沙汰がありません。強すぎず、弱すぎず、ほどほどの立ち位置に収まった感じでしょうか。運営が手を入れないということは、満足している証?
ヒールスピリットのデッキ(2023年3月)
2023年現在、このカードはどんなデッキで使われているでしょう?(RoyaleAPI)
ヒースピ採用率が高い2強は、三銃士デッキとゴブスパ(ゴブジャイアント・スパーキー)です。三銃士もスパーキーも高火力の割に体力が少ないので、ヒースピとの相性が抜群! うまい人たちは、このヒースピ追加のタイミングが実に絶妙なんですよね。
2強以外でどんなデッキに使われているのかを見ていくと、攻城バーバリアン、ロイヤルホグ、エリクサーゴーレムなどが上位に来ていました。ヒースピは、呪文時代よりも様々なデッキで居場所を見つけているようです。
さらにヒースピの統計を見ていくと、グラチャレでもランクマッチでも使用率はそこそこながら(3-5%)、勝率では現在トップクラスに位置しています(53-59%)。2023年4月のバランス調整の対象にこそなりませんでしたが、修正されいてもおかしくないくらいの”隠れ流行り”をしているようです。
このまま行くと、6月の調整では危ないかも?
ヒールスピリットのデッキ(2024年4月)
現在このカードはどんなデッキで使われているでしょう?(RoyaleAPI)
ヒースピ使用率1位は攻城ババデッキ、同2位はエリポン三銃士デッキでした。昔からのクラシカルなデッキをベースに、今風の進化カード2枚が組み込まれています。ヒースピ使用率が多くないため、デッキ使用数も少なめ。
そして、使用率3位がロイジャイデッキで、同4位がゴブスパデッキでした。サンプル数が少ないのと進化2枠でない点から、このデッキに人気があるのか、昔から使い続けている古参プレイヤーがいるのか、ちょっと見分けがつきませんねー。
◇
本日はこのくらいで。
それでは、また次の「 #クラロワ今日は何の日 」でお会いしましょう。ホヘホー!■
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+ 関連:コンセプトアート
ヒールスピリットが発表されたTVロワイヤル(2020/04/01公開)の中では、開発時のコンセプトアートも紹介されました。コンセプトアート大好き侍の1人として、これは紹介せざるにいられません!
1)『ヒールスピリットは段階を経てコンセプトを練り、作られました。これがコンセプトアートです』(Drew)
2)『ヒールの削除については長いあいだ話していました。でもヒールにどんな工夫をしてもしっくり来ませんでした』(Drew、Seth)
ヒールスピリットの造形は、個人的にクラロワ全カードの中で3本指に入るくらい大好きなデザインです。素敵なところに着地してくれました!
+ 関連:当時の紹介動画、紹介記事
■ヒール
▽ドズル
▽ファミ通App
■ヒールスピリット
▽みかん坊や
▽RAD
▽クラロワ大学
▽ファミ通App
▽Smashlog(アムロ)
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+「#クラロワ今日は何の日」とは?
「 #クラロワ今日は何の日 」とは、「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画です。筆者kabutomの2023年を通した年間企画で、note・Twitter・Instagramで展開しています。
4月で4カ月目に突入。ひきつづき応援よろしくお願いします!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう!(kabutom)
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