クラロワリーグ | CRL2022 | ゴールドチケット大会② Queso Cup Golden Editionとは?
発表順で3番目、開催時期では2番目のゴールドチケット大会は、ケソカップ。既に始まっています!
今大会の位置づけと大会の流れの2点、分かりやすくまとめました。
クラロワリーグ2022の概要とゴルチケ大会
大会そのものの説明に入る前に、「今回の大会がクラロワリーグ2022の中でどういう位置づけの大会なのか」を確認しておきましょう。
クラロワリーグとは?
「クラロワリーグ」とは、2018年に始まった『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグのことです。2018-2020年はチーム戦形式でしたが、2021年からは個人戦形式になりました。
2022年の大会形式は、世界一決定戦のチケット16枚の獲得を目指す約半年間の競争です。これには2通りのルート(①「ゴールドチケット大会」、②「仮称6週間のCRL」なるイベント)が用意されています。
▽くわしくはこちらのnoteで
ゴールドチケット大会とは?
「ゴールドチケット大会」とは、優勝すると、クラロワリーグ2022の「ゴールドチケット」(=世界一決定戦への出場権)をゲットできる大会のことです。大型のコミュニティ大会8つが対象で、すでに4つの団体が公開されています。残る4つは未発表です。
今回の「Queso Cup Golden Edition」は、発表順で3番目、開始時期では2番目のゴールドチケット大会になります。
Queso Cup Golden Editionとは?
「Queso Cup Golden Edition」(ケソカップ・ゴールデンエディション)とは、Team Queso主催で開かれるクラロワのコミュニティ大会「Queso Cup」のゴールドチケット大会バージョンです。
「Queso Cup」では、「クラロワ」だけでなくSupercell社の別タイトル「クラッシュ・オブ・クラン」や「ブロスタ」の大会も開催してきました。
実は先日、クラクラのQueso Cupでもゴールドチケット大会がありました。大会名も同じ「Queso Cup ゴールデンエディション」です。ややこしい! 検索するときなどに紛らわしいのでご注意を。
Team Quesoとは?
主催団体についても軽く触れておくと、Team Quesoはモバイルゲームに強みを持つスペインのプロeスポーツチームです。
チーム戦時代のクラロワリーグにも、2018年から2020年まで”皆勤賞”で参戦していました。現在は、Supercell社タイトルの「クラロワ」や「ブロスタ」だけでなく、非モバイル系も含めた幅広いタイトルを扱っています。
そして、創業者が人気YouTuberだったこともあってかコンテンツクリエイター部門にも注力しているのがこのチームの特徴です。2017年設立の新興eスポーツチームですが、その影響力は年々世界中に拡大しています。
Queso Cup Golden Editionの概要
さて本題。ここからは「Queso Cup Golden Edition」の流れを見ていきましょう。情報は4月13日に公開された大会公式ルールブック※に基づきます。
※1 スペイン語と英語のみで、日本語訳はありません。
※2 原稿執筆時の4月17日にはアクセスできませんでした。Why…
今大会の流れ
「Queso Cup Golden Edition」は、3つのフェーズから成ります。
Phase 1. グローバル大会/GLOBAL TOURNAMENT
Phase 2. クローズドブラケット/CLOSED BRACKET
Phase 3. グランドファイナル/GRAND FINALS
最大の特徴は、1次予選がゲーム内のロイヤル大会(グローバル大会)である点です。eスポーツ大会にロイヤル大会を組み込むというのは、クラロワ史上初の試みになります。
参加資格
16歳以上であること
「サービス利用規約」および「安全で公平なプレイのために」の順守
大会ルールの順守
Phase 1. グローバル大会
1次予選はゲーム内のロイヤル大会(グローバル大会)です。上位128人が次のフェーズに進みます。
Phase 1. グローバル大会/GLOBAL TOURNAMENT
日程:4月11日(月)~16日(土)
形式:ロイヤル大会(グローバル大会)※5敗ルール
条件:上位128名が次のフェーズへ
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ロイヤル大会が採用されるということで、まず気になるのは、通常のロイヤル大会との違いや複数アカウントの扱いです。
ここから分かるのは、「複数アカウントで参加OK」「複数アカウントでTop128以内に入った場合は、最上位のアカウント1つだけ通過できる」ということです。
本ルールを厳密に適用するとすれば、たとえば、”本アカウントもサブアカウントもTOP128に入ったがサブアカの方が上の順位だった”という選手がいた場合、本アカではなくサブアカでフェーズ2に出る必要があるようです。そうなると、サブアカでチャンピオンをアンロックできていなかったなら、急いでキングレベル上げとカード入手をする必要が出て来る訳です。ただ、この辺は運営のさじ加減やルール解釈で変わってくる可能性もないとは言えません。今後の公式情報を注視しましょう。
▽
【※追記 2022/04/21】公式ルールブックが変更されました。
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もう1つ気になるのは、ロイヤル大会につきものの”引き分け”についてです。”引き分け”とは、知り合いや友人とマッチングした場合、戦わずに”引分け”にして両者傷つけあわないという慣行のこと。ロイヤル大会は敗北数制限があるモードなので、これには合理的な側面もありますが、利用規約上はグレーゾーンです。
大会サイドからこの質問へのズバリの回答は見当たりませんが、”引き分け”行為はウィントレードと取られてもおかしくないグレーゾーンです。李下に冠を正さず。無駄なリスクは避けておくべきでしょう。
Phase 2. クローズドブラケット
2次予選は、ロイヤル大会の上位128人によるトーナメントです。勝ち上がるごとにポイントが与えられ、2日間の合計ポイントの上位16名がファイナルに進みます。
Phase 2. クローズドブラケット/CLOSED BRACKET
日時:4月23日(土)~24日(日)23:00 JST
形式:128人シングルエリミネーション方式トーナメント x 2回
試合:デュエル BO3
条件:獲得ポイント上位16名が次のフェーズへ
◇
このポイント制というのがちょっと変わったところなので、ルールの該当部分を見てみましょう。
難しく書かれていますが、要するに「勝ち上がるごとに +1 ポイント」「2日間(2回)の合計で争う」「同点時はタイブレーク実施」ということです。
▽
【※追記 2022/04/21】公式ルールブックが変更されました。
▽
128名参加のシングルエリミ方式なので、最大7ラウンドあります。
1回戦(Round 128)
2回戦(Round 64)
3回戦(Round 32)
4回戦(Round 16)
5回戦(Round 8)
準決勝(Semi Final)
決勝(Final)
つまり、1回のトナメでの最大獲得ポイントは7、最少は0です。2回の合計で競いますから、同じ選手が優勝したとすれば、MAXの獲得ポイントは14になりますね、理論上。
アバウトな予想ですが、上位16名のボーダーラインは8-10ポイントあたりになって、同点者が出て、タイブレーク戦が実施されそうな気がします。
なので、チャンスがありそうな選手にお願いしたいのは、2日目の試合が終わっても「はい!負け負け!」とヤケにならず、場にとどまってねと言うことです。”合計ポイントでタイブレーク戦にノミネートされていたのに知らなくて不戦敗になってしまった”… なんて悲喜劇は見たくないですよ!
Phase 3. グランドファイナル
最後は、上位16選手による敗者復活有りトーナメントです。
Phase 3. グランドファイナル/GRAND FINALS
日程:4月30日(土)~5月1日(日)
形式:16人ダブルエリミネーション方式トーナメント
試合:デュエル BO3
※選手はカメラの使用が義務付けられる
1回戦の対戦カードは、Phase2の順位によって決まります。
配信情報
フェーズ1の配信はありません。
フェーズ2、3は、9か国語で配信されます。(※ 4/22更新)
前回のゴルチケ大会「BCCGolden」とほぼ同じ顔ぶれが担当してくれます。日本語配信は、あんしんのラッシュさんです。
賞金プール
今大会の賞金総額は、$50,000(約630万円)です。2022年4月現在、日本は歴史的な円安なので、為替的には非常にラッキーチャンスです。僕の財布には1ミリも影響ないけど、ここは日本選手にゲットしてもらいたい!
内訳は、以下の通りです。
1位 $30,000 + Golden Ticket
2位 $15,000
3位 $5,000
◇
16名のファイナリストに日本選手は食い込めるのか?
そして、2枚目のゴールドチケットは誰の手に?
今週末、そして来週末の闘いから目が離せません!■
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それでは、また次の記事でお会いしましょう! (kabutom)
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