クラロワ | STAGE:0 2021 | クラロワ高校日本一はN高! 決勝大会の試合結果
2021年のクラロワ高校日本一は、N高・Team おひさま!
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8月14日に行われたクラロワ部門の「STAGE:0 決勝大会」ですが、とても楽しく観戦できたので張り切ってまとめました。ただ、あれもこれもと関連Tweetを貼ったので、閲覧するとき重いかもしれません... ごめんなさい!
▽9つの代表校についてはこちらのnoteも
STAGE:0 2021 決勝大会(クラロワ部門)試合結果
8月14日(土)、「STAGE:0 2021 決勝大会」(クラッシュ・ロワイヤル部門)がテレビ東京の特設スタジオにて開催され、決勝戦で徳山商工(中国・四国ブロック代表)を2-0で破ったN高・Team おひさま(オンライン高校ブロック代表)が全国448校、472チームの頂点に立ちました。
N高はクラロワ部門の決勝大会に3年連続で出場していますが、今回が念願の初優勝になります。リーダーのksuzukay(すずか)選手は今大会唯一の2年連続出場選手にして、昨年の準優勝経験者でしたが、見事雪辱を果たしました。決勝戦のMVPに輝いたRey(れい)選手はこの日4試合4セットに出場して全勝と無双し、hiroking(ひろきんぐ)選手も1回戦のトラブル含みの試合を冷静に勝ち抜くなど、”3人ともがエース”という優勝候補としての本領を発揮しての優勝劇でした。
STAGE:0 2021 決勝大会(クラロワ部門)ルール
STAGE:0 2021 決勝大会(クラロワ部門)のルールをざっくり要約すると、こんな感じです。
3人1組ですが、1試合に1人1回しか出場できないので、”誰か1人強い選手がいるだけでは勝ち抜けない”のが今大会の特徴です。
1回戦 八女工業 1-2 N高
9チームが出場するため”逆シード”となった唯一の1回戦は、九州・沖縄ブロック代表の八女工業(花より団子が好き)とオンラインブロック代表のN高(Team おひさま)の対戦となりました。
各試合の冒頭には紹介PVが流れましたが、短い時間に各チームの魅力を盛り込んでキャラを立てる作りはまさしくTV局のお家芸。いい仕事されてます!
”宣言通り”のオリジナルデッキで相手を翻弄した謎のチーズ選手がSet1を取って八女工業が先行し、番狂わせを予感させます。しかし、つづくSet2・Set3をRey選手・hiroking選手が取り返してN高が逆転勝ちをしました。
▽Topic 機材・通信トラブルに負ケズ
Set3 Game1は機材・通信トラブルにより2度仕切り直しとなるタフな試合でしたが、集中力を切らさなかったhiroking選手。試合後の「機材もおはようございますということで、寝起きでしたかね?」というコメントも秀逸!
▽SNS
準々決勝1 神奈川総合 2-0 一関第二
ここからは準々決勝。
第1試合は、関東②ブロック代表の神奈川総合(fantastic babies)と東北ブロック代表の一関第二(45°バックエクステーション)の対戦でした。
Set1 Game3は、だぐれぼ選手がこれで3連続となる親衛隊ロイホグデッキ、ペンギン選手は2つ続けたエレジャイデッキからゴブドリデッキに切り替えての勝負の一戦。勝ったのはペンギン選手でした。
勢いに乗ってSet2も連取した神奈川総合が準決勝へ進みました。
▽Topic その作戦会議がいつか思い出になる
試合間の短いデッキ変更タイム。選手より親に近い世代の筆者からすると、こういうシチュで真剣討論する姿もまた眩しく映ります。
▽SNS
準々決勝2 郡上 1-2 徳山商工
準々決勝 第2試合は、中部ブロック代表の郡上(Renegades)と中国・四国ブロック代表の徳山商工(Legend)の対戦でした。
”エース2人+1”という似た陣容の両チームの対決は、Set2で番狂わせ発生。zero選手(最多トロフィー5335)がWada yoshi選手(同7293)にゴレクローンと枯渇でストレート勝利を飾ります。配信では「天界プレイヤーのサブアカなのでは?」という褒め言葉?も飛び交いました。Set3では逆に番狂わせを起こさせずにFuji丼選手が勝ち切り、徳山商工の勝利となりました。
▽Topic 2人は会場、1人は自宅から
徳山商工は3人のうち、Fuji丼選手・zero選手がスタジオ入りし、Legendたけもt選手が自宅からリモートでという変則的な参戦方式になりましたが、こういうご時勢ですからね。作戦タイムも機器を駆使して3人で相談。
▽SNS
準々決勝3 同志社 2-0 市川
準々決勝 第3試合は、注目選手たぁを擁する関西ブロック代表の同志社(Black Taias)と関東①ブロック代表の市川(Blue Sapphires)の対戦。早くも準々決勝で強豪同士の直接対決が実現しました。
注目の一戦には、演者も過熱して試合を盛り上げます。
- アンガールズ田中「品川駅のおじさんのすれ違いが見れるかと思ったら急にビューンと引っ張られたのが衝撃的だった」(Set1 Game1)
- きおきお「完全にスパーキー使い目線で見てましたけど、ホントやられたらいやなことばかりされてました」(Set1 Game2)
- 実況・岸大河「たぁが行ったぁ!」(Set2 Game3)
内容十分の強豪対決を制し、準決勝に勝ち上がったのは同志社でした。
▽Topic たぁ(同志社)vs ともき(市川)
誰もが見たかった、たぁ(同志社)vs ともき(市川)のエース対決はSet2。中でも両者ゴブドリデッキのミラーマッチになったGame2は両者譲らぬ緊迫した試合展開のまま、5分間で勝負がつかずにタイブレーク決着に持ち込まれました。勝負を分けたタワーHPはたったの18HP差でした。
▽SNS
準々決勝4 N高 2-0 釧路工業高専
準々決勝 第4試合は、北海道ブロック代表の釧路工業高専(仕事人メガカイロス)と1回戦の勝者・N高(Team おひさま)の対戦でした。
優勝候補N高のリーダーksuzukay選手は1回戦でセットを落としており、この試合もSet2 Game1で負け”連敗”がチラつきますが、ここから挽回。ペッカラムとランバーバルーンで逆転勝利に漕ぎつけます。N高、準決勝進出。
▽Topic 勝利の重み
Set2 Game3勝利確定後のksuzukay選手。負けてでなく、勝ってこうなることにプレッシャーのデカさが伝わってきます。頑張れキャプテン。
▽SNS
準決勝1 神奈川総合 0-2 徳山商工
準決勝 第1試合は、神奈川総合(fantastic babies)と徳山商工(Legend)の対戦でした。
徳山商工は1人目のzero選手と2人目のLegendたけもt選手が開幕から3ゲーム連続でゴレクローンを採用します。この思い切ったチーム戦術で流れを掴んで、そのまま一気に寄り切りました。
準々決勝につづき金星を挙げたzero選手にはスタジオから「大舞台に強い駒田(元プロ野球選手)みたいな選手」との賛辞が飛びます。
決勝進出1チーム目は徳山商工。
▽Topic 「激エブ」
神奈川総合はチーム紹介PVから「激エブ」(激アツファンタスティックエブリデイの略。ゲーム実況者「しゅうゲームズ」さん語録)を連呼し、スタジオでもこの言葉を”布教”することに成功しました。こういう風に自分が好きなもので爪痕を残すのもアリ、となるのがステージゼロの流儀。
▽SNS
準決勝2 同志社 1-2 N高
準決勝 第2試合は、優勝候補の激突! 決勝でこの顔合わせを見たかった、との声も挙がる同志社(Black Taias)とN高(Team おひさま)の大決戦。
Set1をN高・ksuzukay選手、Set2を同志社・Black Monster選手が取って、勝負は最終Set3へ。同志社・たぁ選手とN高・Rey選手の対決は両者防衛が非常に堅く、勝負は拮抗します。Game1、Game2と2戦連続タイブレーク決着となる接戦を経て迎えた最終Game3、ラヴァバルのミラー対決で勝敗を分けたのはディガーを差し込む一瞬の判断力でした。勝者、Rey選手。
これにてN高は、2年連続の決勝大会・決勝戦への進出が決まりました。
▽Topic たぁ(同志社)vs Rey(N高)
しびれるBO3でした。画面のこちら側も、緊張やら目が離せないやらで肩がガチガチになり申した。(年のせいだけではありません)
▽SNS
決勝 徳山商工 0-2 N高
決勝に勝ち上がったのは、”快進撃”の徳山商工(Legend)と”優勝候補”N高(Team おひさま)という対称的な2チームになりました。
ふたを開けてみれば、N高の”攻めた”デッキがズバッとハマりました。
Set1 Game1のペッカスケラ矢雨型といい、Set2 Game1のペッカロイジャイファルチェ入りといい、今大会猛威を振るったゴレクローンの対策をしつつ相手選手の得意デッキもケアしながら初登場のデッキで意表を突く、という考え抜かれたデッキ戦術でした。天晴れと言う以外ありません。
▽表彰式
2021年のクラロワ高校日本一は、N高・Team おひさま!
▽Topic 試合前の一コマ
N高のキャプテンksuzukay選手は、プレイヤー名にするほどの日向坂46・富田鈴花さんファンであり、グループ自体も推しています。日向坂46から松田好花さんと潮紗理菜さんの2人がスタジオに駆けつけてくれているという舞台は、果たして吉と出るのか凶と出るのか... どうやら大吉だった様子で。
▽SNS(徳山商工)
▽SNS(N高)
そして、2022年もSTAGE:0 が!
大会最終日(8月15日)の番組の最後には、来年(2022年)の第4回大会の開催決定が発表されました。
大会が終わって誰もが一番気になる情報を、こうやって先手を打って発表してくれるのは本当に心憎いです。ありがとうSTAGE:0!
さいごに大会の感想を
今年もSTAGE:0をネットでライブ観戦してみて再確認させられたのは、「団体戦ゆえの戦術と意外性」、「オフライン大会ゆえの緊張と高揚」といったesportsイベントの魅力でした。こんなご時世とあって、いつも以上に。
スタッフ・演者の選手への接し方や番組の演出も、ガチとカジュアルのバランスを取っていて、言わば”両親・祖父母世代が見ても選手を応援したくなる”番組を目指してたのかなという感じで、これにも好感を持ちました。関係者・関係各社のご尽力に、いちファンとして感謝します。
感染症だったり機材トラブルだったり同時視聴者数だったりと、様々な課題・制約もおありなのだろうと思いますが、末永く続いていってほしいイベントの1つです。微力ながらもこうやってnoteを書いたりtweetしたりすることで、水鉄砲程度であっても援護射撃できたらなと思っております。■
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