クラロワリーグ | CRL Asia | 2019-S2-W8 | Season2各部門STATS

全国12万5,000人のクラロワリーグSTATSファンの皆様にお送りする恒例の特集を今季も。選手イメージや先入観は案外根拠がいい加減なもの。STATSを見ていくことで選手の新たな一面を見つけられるかも。

『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア」(Clash Royale League Asia, CRL Asia) 2019 S2 のレギュラーシーズン(Week1 - Week8)が去る10/13に終了した。リーグはこれからPlayoffsへ突入していく。そこで、これも1つの区切りということで、Season2の各部門STATSをまとめてみた。また、昨シーズンと同様に前半戦(Round.1)と後半戦(Round.2)別に集計した表も作ってみた。

それでは、今季の選手たちの活躍を数字でふりかえっていこう。



Rankings - Season2(W1-W8)

CRL Asia 2019 Season2(Week1-8)の各種STATSを順番に確認していこう。

画像1

▲「レギュラーシーズン順位」
12チームのグループ別2回戦総当たり全10戦の最終結果がこちら。
グループA1位はKIX、グループB1位はFAV。両チーム共RS1位は初の達成だ。
勝率が5割を超えたのはKIXFAVOGNDRXPNSの5チーム。昨季の5強(GW・BE・CT・PNSKIX)から3チームも入れ替わったのが今季の”戦国乱世”ぶりを象徴している。
地区別の趨勢を見ると、韓国勢(KOR)が22勝・日本勢(JPN)が20勝・東南アジア勢(SEA)が18勝。PO進出8チーム中、KORが4チーム・JPNが2チーム・SEAが2チーム。2018 S2・2019 S1と2季続けて他地区の後塵を拝してきた韓国勢の”復権”が目立ったシーズンでもあった。
PO進出を逃したチームの戦績を見ると、極端に苦手なSetがあったことが響いたようだ。DNGはSet3(KOH)、TLNはSet1(1v1)・Set2(2v2)、BEはSet1(2v2)、GWはSet2(1v1)。苦手Setでせめて4割取れていたならば・・・。


画像2

画像3

▲「チーム対戦成績」(by「CRL Pocket」)
昨季(2019 S1)のレギュラーシーズンは、 Phase.1(グループ内総当たり戦)とPhase.2(グループ交流総当たり戦)という構成で行われたが、「単なる総当たり戦と何が違うの?」という点が分かりにくかった。今季は2つのグループ内での2回戦総当たりとその辺が分かりやすく制度変更された。
対戦結果をみると、プロ同士の本気の戦いにおいて、同じ相手に続けて勝つことの難しさがよくわかる。上のチームに連敗はほぼなく、下のチームに連勝はほぼない。


画像4

画像5

画像6

▲「個人成績(Total)」ゲーム勝率(G+%)順の全選手。
ゲーム勝率1位はきたっしゃん(FAV)。2位けんつめし(FAV)との2v2ペアでチーム快進撃の立役者となった。3位天GOD・4位みかん坊やPNS 2v2ペア、5位One Crown・8位ThunderOGN 2v2ペア、と勝率上位には2v2の好成績ペアが並んだ。
1v1中心の出場でトップなのは同率6位のDandelion(OGN)。次点は9位のxPedro15(KIX)。
S+(Set勝利)・G+(Game勝利)・CR+(獲得クラウン)の積み上げ数字3部門は、けんつめし(FAV)がトップを独り占め。

新顔が上位入りする中、苦しいシーズンとなった昨季の上位陣も多かった。BenZer(CT)2位→20位、KK(GW)3位→33位、ライキジョーンズ(PNS)4位→26位、Jaii(BE)5位→46位。プロの世界の恐ろしさが垣間見える現実だ。
一方で、みかん坊や(PNS)33位→4位、X-Bow Master(OP)43位→12位のように一部で限界説までささやかれた絶不調の昨季からV字回復してみせたスターたちもいた。彼らの技術と、何より精神力には敬服する。


画像7

画像8

▲「個人成績(2v2)」セット勝利(S+)順。
2v2部門1位はけんつめし & きたっしゃんのFAVペア。CR+(獲得クラウン)1位も23で彼ら。2v2部門で次点は、One Crown & ThunderのOGNペア。
FAVペアとOGNペアに共通するのは、昨季も2v2で主戦を任せられながら負け越していて、”チームのウィークポイントは2v2”と評価されていたということ。今季のあまりの活躍でそんな過去をすっかり忘れてしまったファンもいるのではないかと思う。悔しさをパワーに換えた彼らに拍手を送りたい。


画像9

画像10

▲「個人成績(1v1)」セット勝利(S+)順。
1v1はCRLの花形。2019 S2を盛り上げた選手たちが上位に並んでいる。1v1部門Set勝利1位は後半戦4連勝のLine(DRX)。2位JACK(FAV)は数字を昨季より改善させただけでなくミラクルなプレイで何度も魅せた。3位xPedro15(KIX)・iSlaw(SBG)の新顔2人は開幕からの連勝で序盤戦の注目を一手に集めて、リーグへ多大な貢献。
CR+(獲得クラウン)1位は19xPedro15(KIX)。


画像11

画像12

▲「個人成績(KOH)」ゲーム勝利(G+)順。
KOH部門1位はManong Jhipee(BE)。不調なチームで一人気を吐いた。次点はiAmJP(KIX)・RAD(PNS)。
今季All Kill(3人抜き)を達成したのは延べ11人。試合数の違いはあるが昨季の15人からは減少した。


画像13

▲「BANカード選択状況」

今季もトルネードが1番人気で突出。2位巨大スケルトン・3位スケルトンラッシュというチョイスに今季の2v2環境が表れている。


本レポートで追い切れていないSTATS(各Matchの使用デッキやカード採用率などのデータ)については、RoyaleAPI のCRL Portalを参照されたし。


◆ ◆

Rankings - S2 Round.1(W1-W5D2)

グループ内の2回戦総当たりで行われた今季のレギュラーシーズン。その前半戦(Round.1)で区切った各種STATSを見ていこう。

画像14

▲「レギュラーシーズン順位」Round.1
前半戦終わってグループA1位DRX・グループB1位FAVという大躍進に驚く。昨季優勝PNSがA4位・昨季準優勝GWがB6位という結果に再度驚く。

画像15

画像16

画像17

▲「個人成績(Total)」ゲーム勝率(G+%)順の全選手。Round.1。
前半戦の好調チームDRXFAVOGN(ともに4W1L)の選手が多く上位に食い込んだ。昨シーズンとはかなり違ったレース展開に。

画像18

▲「個人成績(2v2)」セット勝利(S+)順のTop10。Round.1。
好調チームOGNFAVのペア、昨季アジア3位CTのペアが4Wで並んだ。KIXの新生ベトナムペアは爆発力でCR+がトップ。

画像19

▲「個人成績(1v1)」セット勝利(S+)順のTop10。Round.1。
JACK(FAV)が来た!
2位xPedro15(KIX)・4位iSlaw(SBG)の新顔2人がともに開幕3連勝を記録。

画像20

▲「個人成績(KOH)」ゲーム勝利(G+)順のTop10。Round.1。
Manong Jhipee(BE)がトップ。All Killer(3人抜き)は前半戦に5人誕生した。

画像21

▲「BANカード」Round.1。
トルネ・巨スケ・スケラBANという2v2環境。


◆ ◆ ◆

Rankings - S2 Round.2(W5D3-W8)

前半戦の次は後半戦。グループ内の2回戦総当たりで行われた今季のレギュラーシーズン。その後半戦(Round.2)で区切った各種STATSを見ていこう。

画像22

▲「レギュラーシーズン順位」Round.2。
グループAではKIXPNSがツートップ。前半戦1位のDRXは負け越した。
グループBは混戦の団子状態。FAVOGNは前半戦のリードを守り切った。

画像23

画像24

画像25

▲「個人成績(Total)」ゲーム勝率(G+%)順の全選手。Round.2。
I'll be back. 1位みかん坊や(PNS)・6位X-Bow Master(OP)。この2人の復活に胸が熱くなる。FAVペアの2人は後半戦も絶好調をキープ。7位Line(DRX)は1v1での、同7位RAD(PNS)はKOHでの活躍で勝率上位入り。

画像26

▲「個人成績(2v2)」セット勝利(S+)順のTop10。Round.2。
FAVペアとPNSペアが後半戦Set負けなし。FAVペアに至っては全5戦に出て全勝、落としたGameもわずか1と圧巻の成績。

画像27

▲「個人成績(1v1)」セット勝利(S+)順のTop10。Round.2。
前半戦とは上位陣の顔触れがかなり変わった。1位Line(DRX)は後半戦4連勝、2位X-Bow Master(OP)は後半戦3連勝、4位みかん坊や(PNS)・同4位Legend(KIX)は2連勝。彼らのつぶしあいはPlayoffsの舞台で。

画像28

▲「個人成績(KOH)」ゲーム勝利(G+)順のTop10。Round.2。
後半戦1位はX-Bow Master(OP)とRAD(PNS)。All Killer(3人抜き)は後半戦に6人誕生した。

画像29

▲「BANカード」Round.2。
前半戦と変わらず、トルネ・巨スケ・スケラBANという2v2環境。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆

関連note

CRL Asia過去シーズンのSTATSまとめnoteをピックアップ。

CRL Asia 2019 S1▼

CRL Asia 2018 S2▼

CRL Asia 2018 S1▼


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

League Information

クラロワリーグ アジア Clash Royale League Asia, CRL Asia
Official HP(JP/EN/CN/KR)
https://crl-asia.com/jp/
Youtube(JP) クラロワリーグ アジア
https://www.youtube.com/channel/UCtECyE5fuzAqMi1zNLnttIg/featured
Youtube(EN) Clash Royale League Asia
https://www.youtube.com/channel/UC93yASowKvnrUpvWsCe4F7A/featured
Youtube(CN) 皇室戰爭職業聯賽 亞洲賽區
https://www.youtube.com/channel/UCpmxCb5IK9HrN91zqGIt20w/featured
Youtube(KR) 클래시 로얄 리그 아시아
https://www.youtube.com/channel/UCHckjM64zrnMdB-D8cvuPew/featured

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


Well played !


いいなと思ったら応援しよう!