クラロワリーグ | CRL2022 | 2022年もクラロワリーグは続く。新Format発表!
2022年1月26日、遂に2022年のクラロワリーグについて正式なアナウンスが出ました。今年の新しいフォーマットを中心に発表された公式番組『TV Royale』の内容とその第一印象を速報でお伝えします!
クラロワリーグ2022の全貌
クラロワリーグとは、『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグのことです。2018年に始まったこの公式リーグが、2022年も続くことが今回正式に発表されました。形式としては「個人戦」が継続採用されます。
昨年と同じ個人戦と言っても、その全貌は2021年とは大きく変わり、過去の個人戦シーズン(2017年)とも異なるスタイルに生まれ変わりました。(上の図は、筆者が2022年のFormatをわかりやすく図解したものです)
2022年は、世界への切符が16枚あり、世界への道が2通りあります。
ゴールドチケット大会
6週間のCRL(仮称)
「ゴールドチケット大会」は大型コミュニティ大会の優勝者に世界大会への出場権が与えられるシステムのことで、8大会の優勝者8人にチケットが与えられます。「6週間のCRL(仮称)」は、全く新しいゲーム内イベントのことです。名前は本決まりではないそうですし、詳細は今後発表されるとのことです。8月に始まり、イベントが6週間続いて、8人の資格者が出ます。
こうして決まった計16人のトップ選手だけ出場できるのが「世界一決定戦」です。これまでと1つ大きく違うのは、9月に開催される点です。”なぜ9月なのか?”が気になりますが、その理由は語られませんでした。
ゴールドチケット大会
「ゴールドチケット大会」は、2022年の世界大会への1つめの道です。わかりやすく言えば、”大型コミュニティ大会の優勝者にゴールドチケット(=世界一決定戦への切符)が与えられる”システムのことです。
8つの大会がその対象で、決まっているのが4つ、未公開なのが4つ。今回公開された4大会は、クラロワの競技シーンが好きな方なら一度はどこかで名前を聞いたことがあるものばかりになっています。
Bernard Chong Cup
Queso Cup
ESL
Royale MSTRS
TBA(*今後発表)
TBA(*今後発表)
TBA(*今後発表)
TBA(*今後発表)
1番最初の「ゴールデンチケット大会」は、2月後半には開催されるそうです。今後の大会スケジュールや、残る4大会など、色々気になりますね!
6週間のCRL(仮称)
「6週間のCRL(仮称)」は、2022年の世界大会へのもう1つの道です。”誰でも参加できる全く新しいゲーム内イベント”とのことで、期待が高まります。
今わかっているのは「1度きりの」「6週間にわたる」「チャレンジやトーナメントを組み合わせた」「ゲーム内イベント」だということです。開始は、8月が予定されています。
いや、もうちょっと詳細を教えてくださいよ、気になりますって!
世界一決定戦2022
「ゴールドチケット大会」の優勝者8人と、「6週間のCRL(仮称)」を突破した8人の計16人が集うのが、2022年の「世界一決定戦」になります。
”16人で3日間”という情報から推測できるのは、一発勝負のシングルエリミネーション方式トーナメントではなく、グループステージ+決勝トーナメント形式や敗者復活有りのダブルエリミネーション方式などの、より実力を試される大会形式の採用です。見ごたえがありそう!
1つ大きく変わるのは、例年12月に開催されてきた”年に一度の頂上決戦”が今年は9月におこなわれる、という点です。今回の発表では、この決定理由や経緯については一切触れられませんでした。今日で一番気になります……
◆ ◆ ◆
8つのゴールドチケット大会、それぞれの大会概要 [2022.6.24追記]
ぼくのnoteでは、8つのゴールドチケット大会それぞれについても情報が解禁され次第、大会概要をまとめていきます。以下はそのnoteリストです。
(大会結果のまとめは作成が遅れてしまっていますが、時間を作って何とか整備したいと思っています)。。
1. Bernard Chong Cup Golden Edition
ゲーム内予選(1000人大会x32回)2/17-27
ブラケットTOP256(シングルエリミx8回)3/3-13
グループステージ(8名x2グループ)3/17-20
グランドファイナル(ダブルエリミ)3/26
▽最終結果
2. QuesoCup Golden Edition
ロイヤル大会(グローバル大会)4/11-16
クローズドトーナメント(シングルエリミ・ポイント制)4/23-24
グランドファイナル(ダブルエリミ)4/30-5/1
▽最終結果
3. Snapdragon Pro Series (ESL) [EUROPA & MENA]
※地域大会:EU & EMEA
オープン予選(シングルエリミ・ポイント制)4/22-5/8, 5/22-6/5
オープン決勝(シングルエリミ)5/21, 6/18
フィルタートーナメント(シングルエリミ)6/25
▽最終結果
4. Masters Challenge by Bernard Chong
オープン予選(1000人大会x48回)5/16-22
スイスTOP288(スイス方式x4回)5/26-29
グループステージ(6名x4グループ)6/2-5
ファイナル(ダブルエリミ)6/11-12
▽最終結果
5. All Stars Golden Edition [NA & LATAM]
※地域大会:NA & LATAM
オープン予選(1000人大会)6/18-25
クローズド予選 6/28-29
スイス予選 7/2-3
総当たり戦 7/5-12
ファイナル 7/15-17
▽最終結果
6. RoyaleMSTRS Golden Edition
オープン予選(スイス+シングルエリミ・ポイント制)7/2-17
ワイルドカード予選(スイス+シングルエリミ)7/23-24
プレイオフ(ダブルエリミ)7/30-31
▽最終結果
7.8. TBA
(※中止。世界大会出場枠はCRL予選へ移った)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
コラム:クラロワリーグ2022のファーストインプレッション
ここからは、1月26日の発表をうけての第一印象や感想を語っていきます。
kabutomの直前予想
筆者は、今回の発表内容をまだ一切知らなかったタイミングで、2022年のCRLについての直前予想をツイートしていました。リーグ公式Twitterが新しいヘッダーになったのをヒントに、「2017年みたいな個人戦」もしくは「RPLみたいなチーム戦」を予想した訳です。
ふたを開ければ正解は「新Formatの個人戦」でした。ぐぬぬ……
正直9:1で個人戦なんだろうなとは思ってました。思ってましたけど、新しいヘッダーの”主役”ポジに懐かしきRPLのChisinさんが陣取ってたら(これは…もしかしたら…)と思ってしまったのも事実なんですよね。もし僕のツイートでぬか喜びさせてしまった方がいたとしたら、ごめんなさい。
2022年も継続されるもの(個人戦・Duel・おそらくオンライン)
2022年のクラロワリーグについて、「今年も継続されるもの」と「変化するもの」に分けて考えてみたいと思います。
2022年も継続されるものを挙げてみると、こんな感じです。
Supercellがクラロワの公式eスポーツを続けること
(おそらく)オンライン開催
個人戦(1v1)
デュエルモード
コミュニティ大会へのサポート
僕にとっては①が最も重要かつありがたいことです。「当たり前だろ」って言われるかもしれませんが、過疎ゲー歴が長く何度も「サ終」の憂き目を見てきた身からすると、公式がeスポーツにやる気を見せてくれたり、投資してくれる事実はとても重いのです。ここはくどくど強調しておきたいです。
②は全世界でコロナ禍が続く状況からして、致し方ないのかなと。ただ状況が許せば、9月の世界大会のオフライン開催も検討しているはずです。
③については、僕はこれまでコロナ禍が主因でチーム戦から個人戦にシフトしたのだろうと思ってきました。しかし、オンラインでもチーム戦大会を開いているeスポーツタイトルはいっぱいある訳です。それこそクラクラとかブロスタとか。Supercellはクラロワでは公式リーグとしてチーム戦を当分やるつもりがない、ということなのかなと僕は思い始めています。ますますコミュニティ初のチーム戦大会の存在が貴重になりますね。大事にしたい。
④はいささか驚きでした。さすがに今年こそゲーム内にデュエル対戦モードを作ってほしいですよ!
⑤ですが、昨年は35の大会に公式サポートをしたそうです。確かに公式だけがeスポーツをがんばっても限界がある訳で、界隈発の大会を盛り上げる方向にも力を入れてくれるのはうれしいことです。
誇らしいことに、日本からクラロワの世界的なプレイヤーはたくさん排出されました。日本から今度は、”国際的な大会の主催者”が誕生したなら素晴らしいことだなあと夢想してたりします。
2022年に変化するもの(コミュニティ大会の予選・新ゲーム内イベント・9月の世界大会)
2022年に変化するもの、新しく導入されるものはどうでしょうか。
個人戦は継続しつつも、2021年形式を捨てたこと
コミュニティ大会をCRLの予選に組み込むこと
ゲーム内イベントをCRLの予選に組み込むこと
世界一決定戦を9月におこなうこと
①ですが、これは正直賛成です。2021年方式は参加者にとっても視聴者にとっても無駄に過酷すぎました。時差も言語も不具合も人的ミスも。
②③の新しい取り組みには課題も有ろうと思います。前例のないことをやるからには当たり前の話なのですが、みんなで知恵を出し合って乗り越えて、このチャレンジを成功させてほしいです。
②だと例えば、大型コミュニティ大会は、競技レベルと集客を両立させるために人気と実力のあるプレイヤーを招待選手としてシードすることがよくあります。しかし、”CRLの予選”という位置づけになった場合、そこに不公平感がでるのは必至な訳です。2022年の仕組みの中で上手くバランスを取らなくてはいけないでしょう。
また、現在公表されている4つの大会がいずれも欧米発であるのも少し偏りがあるように感じます。アジアや他地域の団体が主催する大会も組み込まれてほしいものですが、どうなるでしょうか。
③で心配なのは、8月にはバランス調整も予定されていることです。6週間のイベントを8月に始めて、9月末には世界大会がある訳ですから、8月のバランス調整次第では大変なことになるのではないか、イベントの開幕が喝采ではなく怒号がうずまくのではないかと懸念しています。リスクヘッジ可能な、余裕を持たせたスケジュールであるとよいのですが。
さいごに④ですよ。理由は今回語られませんでしたが、「12月に開けない」のか「9月に開きたい」のかによっても話は変わってきます。筆者は悲観主義者なのでどうしても悪い想像ばかりしてしまいますが、怖いのでそれは書きません。
”今年後半(10-12月)に、何か前向きな大変化がクラロワに来る?”という希望的な願望を表明して、今回のnoteは前向きに終わろうと思います。2022年もCRLを追いかける楽しみがあって僕は非常にうれしいです。■
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
+ クラクラのeスポーツとの連携 [2022.1.26追記]
今回のクラロワリーグの発表と同日の1月26日には、Supercell社の兄貴分タイトル『クラッシュ・オブ・クラン』の公式eスポーツ大会『クラクラ世界選手権2022』についても情報解禁がありました。
クラクラの2022年の大会フォーマットは、見れば見るほどクラロワとそっくり! いやいや、実のところ、昨年2021年も両タイトルのeスポーツ展開は歩調を合わせていました。12月の世界大会も同じ日程の午前・午後でしたし、スタジオも同じだったんです。
同じ「CLASH」の世界観を持つ共通点もありますし、きっとリソースを有効活用するための施策なのだろうと思います。ただ、公式サイドから2タイトルのeスポーツ面でのコラボを強調する情報発信があった記憶はありません。両方のゲームを遊んでいるプレイヤーも少なくないことですし、今年こそ何かわくわくする仕掛けが用意されたらうれしいのですが。
+ よくある質問 [2022.1.27追記]
RoyaleAPIの”中の人”の1人であるAlpe123氏が、いくつかのFAQについてまとめてくれたので訳して紹介します。
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