クラロワリーグ | CRL East | 2020-Fall | PO展望:FAV gaming
前季王者の正念場。底力を見せるべき時はいつだ?!
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『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年フォールシーズンのプレイオフが10月24日から始まる。Week1に登場するのはレギュラーシーズン3位から6位の4チーム。今週は直前特集として、この4チームを順番に紹介していく。
1日目の今日は、FAV gaming編。
FAVは、前季『CRL East 2020 SS』の優勝チームにして、昨冬の『CRL世界一決定戦』にも出場して世界ベスト4に入った、アジアを代表する日本の強豪チーム。だが、今季はなかなか結果が出せずに苦しんだ。王者のプライドを胸に、底力を見せるべき時はいつだ?! それは・・・
決戦の日まであと4日。
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今季レギュラーシーズンの成績:FAV gaming
『CRL East 2020 Fall』のレギュラーシーズンを、FAV gamingは6位で終えた。前シーズンにEastを制したディフェンディング・チャンピオンとして納得のいく成績だったとは言えないだろう。
レギュラーシーズンの順位表。
7位TTとは同勝ち数だったが、セット得失差で優って6位となり、プレイオフ進出権を勝ち取った。
セット別の数字を見ていくと、Set1(2v2)とSet2(KOH)はまずまずだったこと、Set3(1v1)が絶不調だったことが分かる。2v2についてはシーズン中にコンビを再編する荒療治に出て立て直しに成功したのだが、Set3は負けが込む中で余計な重圧が増えていく悪循環にハマってしまった。
レギュラーシーズンの戦績。
一目瞭然で前半戦の6連敗が重く響いた。しかし後半はほぼ五分の成績であり、プレイオフへ向けてチームにそこまで暗さはないだろう。
選手の個人成績。
KOHの成績を見ても分かるように、FAVにはEast屈指の実力者が揃っている。日本のエースJACK、韓国のエースX-Bow Master、”世界一”の新人Hajimeの3枚看板は他チームにとって脅威だし、2v2中心に出場したけんつめしやKitassyanにしたって、数少ない出場機会の中でKOHに出ればしっかりその切れ味を示した。
彼らが1v1でSet:1-6に終わったというのは、やはり謎なのだ。プレイオフはBO5制(2v2 - 1v1 - 1v1 - 1v1 - KOH※)になると言われているため、一見するとリスクしかないが、BO3制の最終セットの1v1とBO5制の1v1ではプレッシャーも異なるはず。昨季王者のプライドにかけての本領発揮に期待しよう。
※追記(2020.10.22)
この日、PlayoffsのFormatが発表された。BO5制(2v2 - KOH - 1v1 - 1v1 - 1v1)で、KOHがSet2に来る試合形式となるようだ。
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Key Player:FAV JACK
PlayoffsにおけるFAVのKey Playerを1人だけ選ぶとすれば、JACK。9月の国内大会「JAPANeGP」でも日本一に輝くなど、”勝ち切る力”にますます磨きがかかっている日本のエースだ。
CRLでは前半はKOHと1v1を担当したが、後半は2v2とKOHの担当に定着。プレイオフでは2v2・1v1・KOHにフル回転することになるだろう。
FAV JACK
スケラ:9回(6W-3L)
ディガー:5回(3W-2L)
ホグ:3回(1W-2L)
バルーン:2回(0W-2L)
ロイジャイ:1回(1W-0L)
クロス:1回(1W-0L)
迫撃:1回(0W-1L)
枯渇:1回(0W-1L)
ロイホグ:1回(0W-1L)
ラム:1回(0W-1L)
JACKが1v1・KOHで使ったデッキをメインウェポン別にカウントしてみた。
高回転ホグや高回転クロスボウのイメージが強い彼だが、今季はスケラを一番多く使ってきた。同じ環境デッキでもロイジャイの使用率は低かった。サブユニットではナイト・マスケや1コス2コスの低コストユニットをよく使うのがJACKのプレイスタイルである。Playoffsでも華麗でテクニカルなディフェンスを見せてくれるにちがいない。
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対戦成績:vs KIX, vs Talon, vs W.EDGM
FAVがPlayoffs Week1で対戦する可能性のある3チームとのレギュラーシーズンの試合スコアを集めてみた。
初戦(10月24日・PO Match1)で対戦するのは、KIX。今季は1勝1敗の相手だ。1v1の強さに定評のあるチームなので、Set1(2v2)を確実に取って、FAVペースの試合にしていきたい。
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Playoffs Week1 展望:FAV gaming
さいごにまとめとして、FAVのPlayoffs Week1を展望しておこう。
「CRL Pocket」より対戦成績表。
FAVにとって最も分が悪いのは、2度ストレート負けしているTalon。「今日は予習してないから先生に当てられたくないな」という日に限って指名されてしまうのと同じで、得てしてこういう相手とは対戦が巡ってくるもの。そのときは、「リベンジのチャンス到来!」くらいのテンションで立ち向かってもらいたい。
FAV gaming 予想布陣
2v2:JACK & Kitassyan
KOH:Hajime (KENTSUMESHI, Kitassyan), JACK, X-Bow Master
1v1:Hajime (KENTSUMESHI, Kitassyan), JACK, X-Bow Master
Playoffsでの筆者の予想布陣はこの通り。
2v2のJACK & Kitassyanペア、1v1のHajime, JACK, X-Bow Masterは固い。KOHには、けんつめしやKitassyanの起用もありえるだろう。
チームにとってもリーグにとっても最古参であり、今季は特に苦しい時間が長かったキャプテンけんつめしがPlayoffsのKOHで爆発するストーリーを見れたらなと思ってるのは、きっと僕だけではないはずだ。彼もきっといまごろ、その一瞬のためだけに、最後の追い込みをかけているにちがいない。
FAV gaming
★★★☆☆:2v2
★★★★☆:KOH
★☆☆☆☆:1v1
★★★★☆:選手層
Key Player:JACK
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Playoffs Week2 展望:FAV gaming(※10.29追記)
FAVはPlayoffs Week1を2勝0敗で通過し、Week2へ駒を進めた。手短に彼らのPlayoffs Week2を展望しておこう。
「CRL Pocket」より対戦成績表。
準決勝(10月31日・PO Match6)で対戦するのは、Nova。今季1勝1敗の相手である。2度ともSet1(2v2)を取って試合を優勢に進めることができたが、それはNovaが主戦ペアをLciop & Auk組と決める前の話。油断は禁物。
FAV gaming 予想布陣 Ver.2
2v2:JACK & Kitassyan
KOH:JACK, Kitassyan (X-Bow Master, KENTSUMESHI), Hajime
1v1:JACK, X-Bow Master, Hajime
Playoffs Week1の結果を踏まえた筆者の予想布陣はこの通り。
クラロワリーグではシーズンに負け越しながらプレイオフで優勝したチームはこれまで1つもない。FAVが”大下克上”で新たな歴史を作ることになるのか? はたまた日本勢同士の決勝戦は見られるのか? 期待しつつその挑戦を最後まで見届けよう。■
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- Playoffs概要:CRL East 2020 Fall
『CRL East 2020 Fall』のPlayoffsには、レギュラーシーズンの上位6チームが出場する。Eastの頂点を決める闘いであり、上位4チームに与えられる冬の「CRL世界一決定戦」への出場権をかけた闘いでもある。
Week1には、3位から6位の4チームがダブルエリミネーション方式のトーナメントを闘い2チームが勝ちあがる。
Week2にはこの2チームと、1位2位のチームがシングルエリミネーション方式のトーナメントを闘い、1位から4位まで格付けをおこなっていく。
今季の賞金総額は、225,000 USD。優勝賞金は、120,000 USDである。
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