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クラロワリーグ | CRL Asia | 2019-S2 | 8.17グループ選考会

楽しきかな前夜祭。CRL初となる「グループ選考会」開催。

クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア」(Clash Royale League Asia, CRL Asia) 2019 のシーズン2が、2019年8月22日に開幕した。そこからさかのぼること5日前の8月17日、「グループ選考会」なるCRLでは耳慣れないイベントが行われた。これがなかなかに興味深かったのである。そこで今回、やや旧聞になってしまうけれども、1つにまとめて記録に残しておくことにした。



Overview

CRL Asia 2019 S2のリーグ方式の大きな変更は、「レギュラーシーズンはグループ制で行われ、グループ間の交流戦はない」という点だ。これまでのシーズン以上に”どのチームと同じグループになるか”の比重が大きい。しかも、今季はそのグループ分けを公開イベントでライブ中継すると言う。それがこの「グループ選考会」というシーズン開幕前イベントである。

会場は、公式戦と同じ韓国ソウルOGN e-STADIUM。ざっと見たところ、CRL Asiaのほぼ全選手が勢ぞろい。壇上右には12チームのキャプテンがズラリ。壇上左の司会役は、S1のファイナルにも登場した女性司会者1名と有名クラロワYoutuberら解説者2名。日本語放送は、韓国語通訳も行けるユキ旦那氏とお馴染みドズル氏の2人体制にて届けられた。


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1.PONOS→Talon

選考1回目、PONOS(昨季1位)がTalon(昨季RS:5W-6L)を選択した。昨季の対戦結果は「PNS 2-0 TLN」。

みかん坊や(PNS)
どこと当たってもあまり関係ないと思っている。
どこと当たっても勝てばいいと思っている。
yugiart(TLN)
(仕草がいちいち何かかわいい)


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2.GameWith→SANDBOX Gaming

選考2回目、GameWith(昨季2位)がSANDBOX Gaming(昨季RS:3W-8L)を選択した。昨季の対戦結果は「GW 2-0 SBG」。

ZEROS(GW Coach)
僕たちは自分たちとの相性のいい所を選ぼうと思っています。
Sado(SBG)
やることは分かっているので、どのチームに選ばれても問題ありません。
KK(GW)
全勝で優勝。


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3.Chaos Theory→DetonatioN Gaming

選考3回目、Chaos Theory(昨季3位)がDetonatioN Gaming(昨季RS:4W-7L)を選択した。昨季の対戦結果は「CT 2-0 DNG」。

BenZer(CT)
今季はチームそして国を背負った戦いをしたい。
Rosesa(CT Coach)
(全チームの中で指名したかったのは?)TLNを指名したかった。
ピラメキ(DNG)
(新選手について)Jokerはシングルに強い選手。今回BANなしなので1v1で生きて来ると思う。


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4.Bren Esports→FAV gaming

選考4回目、Bren Esports(昨季4位)がFAV gaming(昨季RS:5W-6L)を選択した。昨季の対戦結果は「BE 1-2 FAV」。

Manong Jhipee(BE)
昨季はチーム内で色々トラブルもあった。今季はそういうことがないようにしたい。
Dan(BE Coach)
(指名したいチームはまだ残っているか?)OPかFAV。
けんつめし(FAV)
S1で勝ってますし、最後は自分が全部勝っているのでアリガトウと。一番選ばれてよかったんじゃないかな。
おこめちん(FAV Coach)
昨季は素敵なエモーションをプレゼントされたので、勝利のエモーションを贈りたいと思います。


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5.FAV gaming→OP.GG SPORTS

選考5回目、FAV gaming(昨季RS:5W-6L)がOP.GG SPORTS(昨季RS:4W-7L)を選択した。昨季の対戦結果は「FAV 2-1 OP」。

けんつめし(FAV)
どこも強いので、戦いたい所楽しそうな所を選ぼうと思う。
(OPについて)前季勝っているというのもあるが、X-Bow Master選手とやっぱり戦いたいので。前季は結果が決まっているときに闘ったがもっと勝負のかかったバチバチの時に戦いたい。
(グループ1と2どちらを希望?)うーん、2です。GWには昨季負けてしまったのでその借りをまず返したい。
X-Bow Master(OP)
今回も楽しいバトルになると思います。
(個人的目標について)今季の目標はS1に負けた相手全員へのリベンジ。Jaii・Jack・BenZer・みかん坊や、この4名には必ず勝つ。


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6.DetonatioN Gaming→DragonX

選考6回目、DetonatioN Gaming(昨季RS:4W-7L)がDragonX(昨季RS:4W-7L)を選択した。昨季の対戦結果は「DNG 2-0 DRX」。

Lewis(DNG Coach)
監督に専念するということで、選手がのびのび出来る環境を作れたらいいなと思っている。
ピラメキ(DNG)
メンバーの入れ替えがあったし、BANなしは僕らに追い風となると思っている。優勝を目指して頑張る。
(全チームの中で選びたかったチームは?)選べない苦笑。
Nuri(DRX)
CTとDNGに前回負けているので今回は勝ちたい。
(戦いたくないチームは?)ありません。


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7.SANDBOX Gaming→OGN ENTUS

選考7回目、SANDBOX Gaming(昨季RS:3W-8L)がOGN ENTUS(昨季RS:5W-6L)を選択した。昨季の対戦結果は「SBG 1-2 OGN」。また、残った1チームKIX(昨季RS:7W-4L)が最後の1枠へと決まった。

Edo(SBG Coach)
コーチの方が選手より楽ですね笑。
(新選手について)iSlawはイケメンでジョークも言ったりするムードメイカー的存在だ。
Sado(SBG)
(昨季はかなりナーバスな場面もあったが?)のりこえていきたい。
TNT(OGN)
望んでここに座っている訳ではない。
HAUL(OGN Coach)
前季は選手たちのコンディションもあまりよくなかった。今季の実戦で力を証明します。
Maluntin(KIX)
今回の結果は当然。他のチームから見てもKIXは怖いチームに映ると思う。
2人のスペイン語の新選手はとても実力がある。私は今季1v1に集中します、警戒してください笑。


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8.”4”→”Group B”

PNSのいるグループ1とGWのいるグループ2が別グループ(A,B)になることは決定しているため、グループ3と4がどちらに入るかを抽選する。「だれが」「どこへ」の2段階でより不正を排したドロー方式を採用。これはサッカーW杯の組み合わせ抽選会などでもよく採用されている手法だ。

結果、グループ3はAへ、グループ4はBへと決まった。(1v1のメンツ的に1と3が強そうだ)という空気の中、果たして結果はその1と3が同グループに。こまかいルールの周知が出来ていなかったと見えて、「外人4コマ」の逆を行ってしまったPNSメンバーが(失礼ながら)何ともほほえましいことに。

KK(GW)
お気に入りです。
みかん坊や(PNS)
まあ正直全部勝てば一緒なんで。どうでもいいっす笑。


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Result

本日のグループ選考会の最終結果。CRL Asia 2019 S2はこのグループA・グループBで行われることになる。

そして、このグループ分けから決まった開幕戦の対戦カードがこちら。いきなり昨季1位のPNS vs 3位CTという好カードから始まることに!


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Column. いい前夜祭・アリな質問・ナシな質問

今回のCRL Asia初イベント「グループ選考会」について、まず良かった点として挙げたいのは、いい前夜祭だったということだ。これまで3度のシーズンは、いきなり開幕戦のライブ配信で幕を開けてきた。チーム・選手の紹介は登場時においおい、今年の抱負・意気込みはインタビューする機会のあった時においおい、であった。各チームのロスターが発表されてから開幕戦を迎えるまでの期間は”全選手が晴れがましくいられる”という点でとても貴重だと前々から思っている。そして、その時間は軽視されている、とも。今回CRL Asiaがそのタイミングで、選手紹介を兼ねたこのようなイベントを組み込んだ判断には諸手を挙げての大賛成なのである。

次に気になった点を。韓国司会陣の質問のチョイスとその狙いについて。現地司会の3人から繰り出される質問は、遠慮がなく、忖度もなく、痛いところを突く直球(死球?)が多かった。よいしょに始まり定型句を引き出すだけのインタビューが横行する日本マスコミの”ぬるさ”に普段から慣れてしまっている身にはやや刺激的だった。だが、この猛攻があったからこそ、見事にカウンターを決めたけんつめしらが引き立ったという面もある。無意味な失礼さではなく計算づくの職業的失礼さとして、あれも1つのやり方なのだと思う。

ただ、全部の攻撃的質問に賛同できるかと言えばNOだ。具体的には、チーム間のライバル心やプライドを刺激する問いはやりすぎだったと考える。そもそも今回の「同グループのチームを指名する」というルール自体が、チームのプライドを逆なでし、対立心をあおるものなのだ。しかも12チーム中4チームを抱える日本、同数4チームを抱える韓国は現在非常にデリケートな国際関係を抱えている。なにがいつどこでやり玉にあげられるかわからない情勢で、そこに点火するのは危険な火遊びだ。12チームの選手が挑発に乗らず紳士的であったことに筆者はとても安堵した。

以上。感想を一言でまとめると、tight坊やかわいい、ということになる。
アジア12チームのシーズン2に幸あれ。■


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クラロワリーグ アジア Clash Royale League Asia, CRL Asia
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