【一虎の相場観】政府と日銀の悪魔的シナリオが粛々と・・
この3連休、インフレ下における妥当な投資先をボクの相場観として記してきました。
これで欧米諸国と比べて日本のインフレ下における資産防衛の方法は大きく異なることはご理解いただけたかと思います。
繰り返しますが、本来インフレ時代にはインフレ率と政策金利というのは概ね並行していかなければなりません。
例えば1970年代の第一次オイルショックでも最大15%まで跳ね上がったインフレ率に対し、政策金利も最大で20%弱まで引き上げています。
こんな時代でさえ、国民は強烈な利上げに対して預金していれば20%程度の金利が得られたわけで、通貨の減価を補填できたのです。
換言すれば、どんなインフレも預金者にとってはそれ自体大した問題にはならないのです。
ですが、それはインフレ退治のためにFFレート(政策金利)を引き上げることのできるまともな中央銀行を持った国であることが大前提なんですよねー
残念ながら日銀はそうではないわけです・・・。
みなさんも、なんで日銀は利上げしないのかという疑問に対してそれぞれの回答はお持ちのことと思います。
確かにコストプッシュインフレ下で利上げなどしたら、経済も社会も更なる打撃を受けてしまうからといった意見もあるでしょう。
でも、既にインフレ率は米国のそれを抜いてきています。
そして円安の進行により外国製品を買うにも数年前に比べかなり高く感じてきているようです。
最近ではiphone15発売における値上げが話題になってるわけですが、分かっている人からすれば笑っちゃうくらい「あたりめーだろ」という話なのですが・・。
これが、値上げでもなんでもなくインフレによる通貨の減価によるものでしかないのです。なにせ、iphone自体は12くらいから$799と変っていないのですからね。
それでもようやく、インフレというものを理解しはじめてきたのかもしれない。
そしてインフレは物価上昇するわけだから普通に考えて生活は苦しくなる。しかしそれを「デフレ脱却」というスローガンを掲げ、さもいいことが起きているかのような錯覚を起こさせるこで、日銀はインフレを切望している。
しかも何十年もの間、これを望んできたわけです。
そして遂に、2020年からはじまっていたインフレはコロナ禍によってもたらされはじめたのです。
モノが不足している状態をインフレ
モノが余っている状態をデフレ
そんなことは、誰もが分かっているとは思うのですが、なぜモノが足りている状態よりもモノ不足している状態のがいいのでしょうか・・。
正直、イミフです。
そうなると、政府が日銀がインフレを望んだ本当の理由はもはやアレしかないのが見え見えですよね・・。
だって、もし日本が正常な中央銀行だったならば、昨年のインフレ時に果敢に株式を買い方で攻めて資産を溶かす人も減少できたはずなんです。
では、そんな
政府と日銀の悪魔的シナリオとは・・
ここから先は、陰謀論調にも聞こえてしまう人もいるかもしれないですし、このような相場観からボクの投資スタンスを解説しますので興味のある方だけご購読ください。
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