鏑木和奏

自称VTuber。大好きだったシリーズ作品に裏切られて呪詛垢と化した人々を救うため「俺…

鏑木和奏

自称VTuber。大好きだったシリーズ作品に裏切られて呪詛垢と化した人々を救うため「俺は優しいから放っておけないぜ」とデビューするも、わずか一ヶ月で精神が崩壊し引退を表明。その後5日で墓から這い出し、現在は何喰わぬ顔で活動継続中。特技は長文感想。

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【ドラクエ史上最低のストーリー】ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 感想・レビュー

このゲームのストーリーを一言で表すなら、「バズりを狙ってインパクトの強い"画"を作ることばかりに執心した結果、キャラクター描写もシナリオ展開も破綻しきった極度の駄作」だ。 いくら何でも言い過ぎじゃないか?と思うかもしれないが、この記事を全て読めば間違いなく納得できるはずだ。それだけの内容を俺は書いた。 だから読め、最後まで。 なお、俺はストーリー部分を目的に本作をプレイしたので、この記事ではゲーム性の部分にはほぼ言及しない。 それからストーリーの内容には注釈を入れているか

    • 『小説ドキドキ!プリキュア』 感想 10年越しの小説でプリキュアではなくデジモンセイバーズを読ませる暴挙

      ストーリー     ★☆☆☆☆ キャラクター    ★★★★☆ プリキュアの世界観 ☆☆☆☆☆ 倉田の再現度    ★★★★★ 作者の自己主張   ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 小説ドキドキ!プリキュアが発売した。 発売前の所感については前回の記事で言及したが、改めて要約すると「小説の内容以前に、作者の政治主張をキャラクターに喋らせないか心配」といった感じだった。 まず、この点に関する結論を言うと露骨にキャラクターが政治批判をするようなシーンは無かった。 マ

      • 小説版の発売が近いので『ドキドキ!プリキュア』の魅力と、致命的な不安点の話をする

        地球が大ピンチ! 残された最後のプリキュア!!これが、ドキドキプリキュア第1話のタイトルだ。 一応言っておくが、プリキュアシリーズの第1話タイトルが毎回こんなに開幕フルスロットルなわけではない。 初代『ふたりはプリキュア』第1話は「私たちが変身!? ありえない!」だったが、その後にシリーズとして確立して以降は「○○!キュア✕✕誕生!」といった形のシンプルなタイトルが多い。 そんな中、あからさまな異彩を放つタイトルで2013年に登場した本作は、タイトル通りのジェットコースター

        • シリーズファンすら誰も遊んでいないゲーム『サモンナイト グランテーゼ』とは何だったのか

          『サモンナイト』と言えば、かつては人気だったゲームシリーズとして有名だ。 現在では、シリーズ最新作の『サモンナイト6』発売からも8年が経過してなお次のシリーズ展開は無し……どころかシリーズの公式サイトも消失したため、すっかり過去の存在と成り果ててしまった。 そして、今となっては時折「サモンナイト懐かしい!アティ先生エロかったよなw」と雑な思い出が語られるくらいの存在となり、そうした雑な感想を見る度にシリーズに思い入れの強いファン(俺とか)が「サモンナイトはそういう浅いキャラ萌

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          【テニスの王子様】海堂薫に憧れて頭にバンダナを巻いていた小僧が、未練がましく新テニの連載を追いながら毎月怒り続ける怨霊に育つまでの物語

          もはや男は誰も読んでいないテニスの王子様と言えば、言わずと知れた大人気少年漫画……だった。 今では信じられないかもしれないが、かつては日本テニス協会も推薦していたまともなテニス漫画で、「スラムダンク」を読んでバスケ部に入る少年たちが生まれていたのと同じように、テニスの王子様の影響でテニスを始めるチビっ子たちが大勢いた。 当時の俺は海堂薫に憧れて頭にバンダナを巻いていたような少年だったので、もちろんテニス部に入部し……なかった。俺の通っていた学校にはテニス部が無かったからだ。

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          「最高の勇気」を受け取れるヒーロー映画の大傑作、『映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』を見ろ

          「プリキュア」シリーズ一番の駄作は何か? そんな話題になったとき、真っ先に名前が挙がるのは大体「ハピネスチャージプリキュア!」だった。 もちろん意見は人それぞれだし、その後新たに色々と賛否が割れそうな要素の多い作品が増えてきた現在では、別の作品を挙げる奴も多いだろう。 とは言え、Googleでハピネスチャージプリキュアを検索しようとすると候補に「黒歴史」「不人気」などが出てくるのを見ても、一般的にあまり評価が高い作品でないのは間違いない。 そして俺も実際、ハピネスチャージプ

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          【犬に見せるための作品か?】プリキュアのズレた「多様性」と、わんだふるぷりきゅあの印象の悪さ

          事あるごとに「多様性」という単語を目にするようになってから、もう久しくなった。 歴史の長いシリーズ作品に政治的なメッセージ性の強い要素が盛り込まれ、ファンたちの間で評価が割れたり、界隈が大きく荒れるのも何度も目にしてきた。 そして現在ではプリキュアもまた、その「多様性」の表現に積極的な作品の一つとなっているわけだが、現在のプリキュア周りで語られる「多様性」は根本的にズレており、メッセージとして意味を成していない。 そう文句を言うのが今回の記事だ。 「多様性の尊重」とは、そ

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          【バカ】結局あっさりと復帰を決めた

          タイトルの時点で結論を見せてしまっているので、余計な前書きは無しで理由を赤裸々に書いていく。 性急に結論を出しすぎた結局のところ俺が「活動を停止する」と判断したのは活動が俺にとって大きな負担になっていたからだ。 俺は「VTuberとは最低でも週に一度、できれば毎日配信をしたりして、絶えず定期的にコンテンツを供給し続けるものだ」と考えた上で、それに囚われすぎていた。 負担が問題なら、まずは負担にならない方法を模索するところから始めるべきだった。 単純に頻度を落としてもいいし

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          ※撤回 【最終回】VTuberとして一ヶ月突っ走り、そのまま砕け散った

          連絡VTuberとしての活動を停止することにした。 ほんの数日前まで「次は◯◯をやりたい」なんて話しておいて、あまりにも唐突な報告になってしまったが、真剣な話だ。 初配信が去年の12月2日だったので、活動期間ほぼ一ヶ月のスピード爆散と相成った。 我ながら色々と酷い話だとは思うが、見切り発車で始めたVTuberの顛末を資料として残しておく価値はあると思ったので、こうして書き留めておくことにする。 最後に俺の無様な生き様を、精々笑ってくれ。 結局、なぜこうなったのか。その理由を

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          【意外と普通のBLゲー】学園ハンサム Special 感想・レビュー

          前書きギャグ作品に対する、辛辣なレビューを見るのが好きだ。 と言っても、「つまらない」「センスがない」等の単なる暴言じゃない。 「ギャグは面白いが、いくら何でもシナリオの流れが雑すぎる」とか、 「システムが不便なせいでギャグをテンポよく楽しめない」とか、 ギャグ以外の部分の粗まで一つ一つ冷静に指摘するような内容だ。 そこには、「本気」で作品と向き合った奴の、真剣な思いがある。 「ギャグなんだから、細かいこと気にするなよ」 ギャグ作品に対する否定的な感想は、そんな言葉で誤魔化

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