20日で3000リスト獲得実績!国内最大級のビジネススクールを動かすマーケターに聞いてみた!──マーケター高山辰也
お客さまに商品を届けるためには
とさまざまな壁があります。
このひとつひとつを乗り越えるために避けて通れないのが「マーケティング」。
カタカナ用語というだけで身構えてしまうかもしれませんが、「マーケティング」とは「商品やサービスが売れる仕組みづくり」のことを指します。
今日は、起業家/経営者から寄せられた「マーケティング」に関する3つの質問に、マーケターの高山さんがやさしく回答してくれました!
どの内容も全事業者に関係するポイントばかり。
特に、
といったお悩みを抱えている方は、最後までご覧ください!
取材・執筆:今村ゆり(広報)
講師情報
約2400名が参加するビジネススクール「北原と精神の時の部屋」ほか、協業会社のマーケティングに携わる29歳。介入前後でセミナー集客数5~20倍の結果を叩き出す。「北原孝彦」アカウントでは20日で3000リストを獲得。毎月2回開催するZOOMセミナーには各回300名以上を動員している。
Q すでに大手のサービスがたくさんある中で、ゼロから始めるにはどんな魅せ方を?
これからハウスクリーニング事業の立ち上げを考えています。
すでに大手のサービスがたくさんある中で、ゼロから始める自分はどのような魅せ方をすれば、より多くのお客さまの目にとまることができるでしょうか?
A. 大きな市場のどこにスキマがあるかを考えてみましょう
「ハウスクリーニング」という成熟した大きな市場のどこにスキマがあるかを考えてみてください。
「ハウスクリーニング」サービスの課題はなんでしょうか?
大手では解決できていない悩み・ユーザーの不満に対してプロダクトを当てに行くと競合優位性が作れます。
まずは業界をリサーチしてください。
ユーザーのリアルな声を集めて、仮説を立ててみることが基本の流れです。
Q 無料モニターを通していくときの注意点は?
Googleアナリティクスの使い方を学べるスクール事業をはじめようと思っています。
対象は、
これからWebマーケティングを勉強しようとしているフリーランス
人手の少ないベンチャー企業でいきなりWebマーケティング業務を任された会社員
を想定しています。
競合サービスのリサーチをしたところ、どれも初心者にはわかりづらく、自分ならもっとシンプルにした”かゆいところに手が届く”サービスにできると思っています。
これから無料モニターを通していくところですが、なにか注意点はありますか?
A. ターゲットの悩みの解像度をあげて「誰に」「何を」提供するのかを練り直してみましょう
ターゲットの解像度がぼやっとしていて、悩みに対する解決策にズレがある気がします。
僕だったらtoB向けのサービスにしてしまいますね。
”Webマーケティングを勉強しようとしているフリーランス”のような層は、実益につながりやすいものに興味を惹かれる傾向にあります。
たとえば、動画編集やプログラミングは、それ自体を身に付けることによって生計が立てられますが、Googleアナリティクスはそうではなく、あくまでスキル不足を補うためのもの。
さらには、個人ではGoogleアナリティクを使いこなすほどの高いスキルが必要になることはまれです。
逆にそれが必要なほどのハイレベルな仕事をしている人であれば、Google検索で答えを見つけて自己解決できてしまうでしょう。
そう考えると、今想定されているターゲット層からの反応は取りにくいですよね。
では、Googleアナリティクスを使うほどのハイレベルなスキルを必要とし、課題感を感じているのはどのような層だと思いますか?
僕なら「うちでは分析まで手が回らない」「OJTができない」という企業課題に対して「教育」に入るような、toB向けの打ち出しの方が反応が取りやすいと仮説を立ててアプローチします。
もう少しターゲットの解像度をあげて、誰に何を提供するか練ってみてください。
Q ターゲットからズレた人ばかりが集まるときの対処法は?
採用について相談をしたいです。
美容室経営をしており、LP・インスタ・TikTokに力をいれ、先月は過去最高のお問い合わせをもらうことができました。
ただ、ターゲットがズレており、採用に至っていません。
弊社は、デザインカットや面白みのあるカラー・ブリーチはおこなわず、白髪染めのベタ塗りのような施術がほぼ100%です。
回転重視のサロンで疲弊してしまった美容師さんにとっては働きやすい環境ではありますが、いざ問い合わせや面接まで進んでも「他の施術もしたい」と言われて、採用までつながりません。
A.訴求方法の見直しと、問い合わせにたどり着くまでにスクリーニングが出来ているかどうかを確認してください。
その環境を魅力的に感じる人はどんな人ですか?
仮に”回転型サロンでお客さまの掛け持ちに疲弊している美容師”であれば、その悩みに対して訴求しなくてはなりません。
「ブリーチをしたくない人来てください」と打ち出しても響かない。
「疲れた」という悩みがあるなら「疲れた」「ゆっくり施術したい」という悩み・欲求に対して「こんな環境がありますよ」と訴求する必要があるので、そもそもの入口が間違っている可能性があります。
あとは、問い合わせにたどり着くまでにスクリーニングが出来ているかどうかですね。
どういう人に向いていて、どういう人には向いていないのかは伝えられているでしょうか?
そのふるい分けができていればターゲットから大きくズレることはありません。
たとえば、LPの中に「向いている人」「向いていない人」を入れるだけでスクリーニングになります。
そのような障壁になるものをいたるところに入れて、絞りこんでみてください。
もちろん、絞り込むほど問い合わせ件数は減りますが、最終ゴールである「採用」でバランスがとれれば問題ありません。
受け入れていい人だけが問い合わせにたどり着くよう設計してみてください。
今日のポイント
編集後記(今村ゆり)
noteの存続のために「スキ」をして
\ お帰りください!!! /