トレード目標からの逆算

トレード目標をたてて、逆算するというのはやってみる必要がある。複利で投資、投機は動いているので、年利の目標に対して、月どれくらいか?週どれくらいか?1日どれくらいか?を考える必要があるのだ。

たとえば、FXで年間4倍儲けようと考える。4倍というと、株式からするとわりとすごい倍率だ。はたして4倍も儲けることができるのか?

もし、4倍もうけることができた、2年目には16倍、3年目には48倍、4年目には192倍、5年目には、768倍にもなる。

エクセルでいうと、power(4, n)ということになる。nは何年目。要するに指数計算だ。

では、月にはいくら儲けることが必要なのだろうか?月も複利であるとかんがえるとpower(a, 12)=4のaを求めることになる。これはどうするかというと、power(4, 1 / 12)でわかるのだ。計算すると1.1225である。つまり、1.1225倍もうければいい。すなわち+12.25%のリターンが必要なのである。

さらにこれを週にしたいが、月の週はころころ変わる。しかし、年間は52週と決まっているらしい。というわけで、これも年間から計算する。power(4, 1/52)だ。これはいくらかというと、1.027でつまり+2.7%でいいのだ。週で+2.7%かせげれば、かならず年間で4倍に達するのである。ではさらに1日の目標を計算してみる。週のFXできる日は5日とすると、power(1.027, 1/5)だ。この結果は、1.0053である。つまり+0.53%1日稼げれば4倍になる。

年間4倍にしようとすると毎日ではびっくりするほど少ない利率でOKなのだ。100万の資金なら5300円でいいのだ。20万なら1325円で済む。(もちろんこの額は日々増えていくのだが、%は全く変わらない)

ほとんどのFXトレーダーはもっと稼ごうとしているはずだ。

もちろん、全部が全部勝てるわけではない。しかし、わずかな金額でも勝てれば目標に近づく。ということは負けないことこそが、近道であるのは言うまでもない。儲けはのばせればいいが、それは時の運。大きな損失の方が怖い。それゆえ、リスクは大きくとってはいけないのである。

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