トレードにおける損切りの考え方

トレードで損切りをしたほうがいいのは、損をなくせばトータルで勝ちにつながるからだ。まずはこれは大前提。

そして、損は必ずあるものだから、その損を少なくするしかない。これも大前提。

では、どれくらいの損切りが適切か?金額によって決める方法とテクニカルによって決める方法がある。

金額による損切りは、先人たちが生み出した2%の損で撤退である。私はこれを1日最大2%の損と考えている。デイトレードで3回入るなら、さらにそれを3分の1にすべきだと思う。

で、この金額による損切というのは最悪のケースであり、最悪1日2%でやめておくようにということだ。これとは別にテクニカルで決める損切りがあり、できることならテクニカルの損切りの方が損が少なくなるようにするべきなのだ。そうすると損切り額がより少なくなる。

金額ベースで決める損切りは2%としても、損切り幅をきめないとそれに応じたロット数は出ない。これは経験値で考えるしかないが、いくら動いたら確実に損切ったほうがいいという値を最初から決めておくしかない。これはトレードスタイルから決まるからなんともいえない。あるいはATRの2倍というのもよく言われる。ATRはそのバーでいくら動いたかを測ってそれを平均したものだ。ATの2倍がいいのかAtrの3倍がいいのか、それも自分の感覚による。
例えばデイトレーダで1日の動きの半分、逆行したら確実に損切るというのでもよい。
つまり、10万の証拠金だと、2%は2000円であり、1日1円動くとするなら、その半分50pips動いたら、損切り。そうなるとロットは4000となる。4000以上かけてはだめだ。

で、もし、20pips下に抵抗線があるなら、あるいは20pipsも下がったら目論見とずれたとなるなら、損切幅は20pipsになる。これがテクニカルで決める損切だが、この時ロット数を増やさない方がいい。そうすれば、損切の損の量が減るからだ。ロットを増やしてしまうと損の量は減らない。もちろん、損したときの話で儲かったら、儲かる量が減るじゃないかと思うけれど、それは仕方がない。損の量を減らす以外に勝ちはないのだ。

そして、これも肝心だが、逆指値注文は注文と同時にするか、すぐに設定するかが一番だ。とにかく最悪は逆指値注文がかならずかかるようにしておく。そして、自分の思惑どうりの動きをして、テクニカルで考えられる損切もあがるようだったら、逆指値を移動する。トレールを使う方法もあるが、トレールよりかはテクニカルで自分で判断するほうがいいような気がしている。

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