【まだ株】11/15週の市場はどうなる?逆CPIショックで日経平均はどう動く?
今週のイベント情報です。投資の参考にどうぞ。
11月10日発表された10月の米国のCPIが市場予想を下回ったことをきっかけに、株価急騰、債券価格急騰(急速な金利低下)、急激なドル安が起こる「逆CPIショック」が発生しています。
米国市場での「株高・債券高・ドル高」を好感し、11月11日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反発しています。
※ただし「逆CPIショック」後の米国の金融・財政当局者の発言は「市場が期待するほどにはハト派寄りではないな」という印象です。
現時点では、中長期的に長期金利がピークアウトしたとの確信は持てませんが、少なくとも「ベアマーケットラリー(下落相場における一時的な上昇局面)」が発生したと見てよさそうです。よって当面は、金利高を主因に、これまで売り込まれたグロース株、マザーズ銘柄には売り方の買い戻し(ショートカバー)が入ると予想しています。
※米国の長期金利の上昇が一服している間は、日米ともにグロース株を中心に買い戻しが続く可能性が高いです。
結論として「ブルマーケット」に転換するまでは「強い銘柄」だけを投資対象にするべきと考えます。
ちなみに、日米の株式市場ともに「ブルマーケット」に転換するための必要条件の一つは「FRBのハト派転換」です。この条件が満たされないうちの株式相場の上昇は「ベアマーケットラリー」と考えます。
現時点で、FRB高官らの発言からは「ハト派転換」の兆候はまったく見られません。「多少は景気に配慮するけど、もっともっと利上げして、まだまだ全力でインフレと戦いますよ」という内容の発言を繰り返しているのですから当然です。
したがって「逆CPIショックを機にベアマーケットラリーは始まったみたいだけど、いつショートカバーが一巡してドスンと下がっても大丈夫なように、資金管理だけはしっかりしておこう」くらいの気持ちでいましょう。なぜならば、依然として買い方にとって安心できる投資環境ではない可能性が高いからです。
私の注目は16日の米小売売上高です。数字だけではなく、どちらかに動くのかも重要と考えています。
では、今週も頑張っていきましょう!
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