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King & Princeのアルバム「ピース」を聴き直しました〜10/14「Re:ERA」デジタルリリースにあたって

King & Prince最新アルバム「Re:ERA」が24/10/14にデジタルリリースとなります。おめでとうございます。
キンプリファン(ティアラと名乗る勇気はまだ流石にないです)2ヶ月未満のド新規の私、予習と復習を兼ねて2023年リリースのアルバム「ピース」を改めて聴き、短くはなってしまいますが感想を書きました。

King & Princeド新規かつ音楽素人による個人的な感想や思ったことですのでどうか適当に読んでください。

アルバムの感想ということになっていますが、ライブDVDやその他で見た内容などにも触れています。
あとはライナーノーツ。ライナーノーツの存在は全然知らなかったのですが、アルバムを聴いた話をTwitterで呟いたら先輩ティアラの皆様方がお教えくださいました。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。みなさん本当にご親切です。そしてライナーノーツはとてもありがたいのでRe:ERAのもお願いしますキンプリさん。
作詞作曲編曲のクレジットはCDのブックレットを参照しました。歌詞はCDブックレットもしくはAppleMusicで見ることができる歌詞情報を参照しています。
そんな感じでアルバム以外の関連情報に触れますので、少しのネタバレも避けたいという方はご注意ください。



1.静寂のパレード

作詞:大山恭子 作曲:浅田大貴 編曲:高橋哲也
ブラス&ストリングスアレンジ:山下康介

実質的な序曲。
他の曲と比較した時に曲の長さに対して歌部分が少ないと感じるのでより序曲感があるなと思いました。「新体制1枚目のアルバムの1曲目」という目線で見てしまうと歌詞に深い意味が出てきてしまうような気がします。
『嫌いにはなれないし否定もしたくないんだ 幸せを信じていたいから』
『昨日までの僕 明日の僕変わっていく 君も 僕も 今日にサヨナラ 願わくばもう一度 笑い合えるように』
とかこのあたり。
歌詞全体に通底している「過去は過去として今は前へ」という感じも妙にそれっぽく、曲もマーチ調で、この曲の全てが「前へ進んでいく」ような感じがします。ライナーノーツではシングル「なにもの」のカップリング候補だったということが話されているのですがなんかそれって、、とやたら勘繰りたくなってしまうというのは主題からずれていくのでこの話はここで。
一歩一歩踏みしめて進んでいくような感じが最初の1曲という雰囲気でいいなと思います。サビで鳴ってる管もいかにもマーチ然としているし、スネアとバスドラムの音を追っていくと一緒に行進しているような気持ちになれます。
1番Aメロ髙橋くんの『消えそうな夜を縫う 静寂のパレード』が最高に好きです。歌詞も素敵。
そのあとすぐの永瀬くんの『どうか見失わないで』とか、あとサビの『歩いていく』とかこのあたり、真っ直ぐに伸びていくのがいかにも彼の実直さを表していて良いなと思いました。
聴くと前向きになれる曲だなと思います。


2.My Love Song

作詞:MEG.ME/MURATA 作曲:MEG.ME/Louis/MURATA/Tomoki Fukuda
編曲:生田真心

アルバムリード曲。かわいい。
次のアルバム「Re:ERA」では曲ごとにイメージキャラクターがいますが、この曲にもキャラクターがいたらたぶんピンク色の可愛い感じのキャラクターなんじゃないかなと思います。
ライブで1曲目になっていて、演出的にも一番最初に本人たちの声がお客さんに届くのがこの曲の出だしの
『愛してるって言っても良いですか 飾らない My Love Song』
になっているのがすごいなと思いました。このワンフレーズを何よりもひと言目に届けるという演出が素晴らしい。ツアー1曲目ひと言目でこれはさすがに素敵がすぎる。ROTで選曲するとき「なにもの」と迷ってたのが映ってたけどたぶんこれ正解。
アルバム上でも前曲が序章みたいな感じでこちらが本編の1ページ目という感じで、そういう意味でもこの位置になるのは必然的だった1曲なんだろうなと思いました。彼らからのメッセージとして聴いてみるとますますいい曲。
出だしと1番サビの歌詞が
『愛してるって言っても良いですか』
なのに対して、2番は
『愛してる?って聞いても良いですか』
なのが、「koi-wazurai」の2番
『"I love you"も "Do you love me?"も 口にすれば同じ』
を思い出しました。作詞が別の方なのでたまたまだと思うのですが、「koi-wazurai」の方が英語なのに対しこちらは日本語なので、その辺りも飾らないMy love songみが出て良いなと思います。「koi-wazurai」は数年前リリースなので、若さからいいところ見せたい的な背伸び感が出てこれはこれで味わい深くなる気がしますね。
と、なぜか関係ない曲に味わいを感じてみました。
楽器のアレンジは全体的に好きなやつです。要所要所でアコギとバスドラ(だと思う)が効いてて好きでした。サビに入る直前のベースと、2番のサビ前ピアノが一回落っこちてって盛り上がってサビに入るところのワクワク感も好き。弦が裏メロで入ってくるとついついそっち聴いちゃったりします。あとは間奏も好き。
キャッチーで歌いたくなる曲で、1番Aメロ『君という日常』のハモリとかは一緒にハモりたくなります。私が(勝手に)上ハモ入るわ!
ジャニ友とカラオケ行ったら入れたい曲です。


3.なにもの

作詞:YAmai/タイラヨオ 作曲:YAmai 編曲:吉岡たく 
ブラス&ストリングスアレンジ:村田陽一
コーラスアレンジ:YASU

シングル表題曲、ドラマタイアップ、新体制になって実質1曲目という、戦闘力をめちゃくちゃ高めに設定された設定全部盛り曲。伝説のポケモンかな?
私がキンプリのファンになる前から知っているくらいの曲だったので、アルバムのどこに入ってくるのかなというのも楽しみにしていました。
個人的なこの曲の聴きどころは2番です。ファンになる前からこの曲は好きでYouTubeのMVいっぱい見てたのに、YouTubeでは見れない2番が一番美味しいところだった。早く言ってよ。そしたらもっと早く買ってたよ。この間CD買ってフルではじめて聴いてびっくりしたわ。たぶんこれ、永瀬くんの『ご機嫌なメロディー』のための2番です。ここをやりたいだけの2番。そのあとの髙橋くんの『浮かれたハーモニー』は最高に浮かれててかわいいのでヨシ。
というのがとてつもなく個人の感想です。2番以外もとてもいいんだけど、特にこの部分を初めて聴いた時のドキドキと言ったらなかったんですよね。何それ!って口に出しましたし戻して2番だけ何回か聴きました。
あとは1番Aメロの髙橋くんの『風が吹いて』が好きです。髙橋くんがこのくらいの音で歌っているのが単純に私のツボなのかもしれないです。なんか頼もしい感じがする(?)。落ちサビの永瀬くんの『何気ない日々の中の幸せを』の「わ」もめちゃくちゃ好きです。なぜ好きかと聞かれると説明できなくてちょっと困るんですけど、なんかこの一音すごい印象的でした。
ブラスとストリングスのアレンジと、トロンボーンの演奏が村田陽一先生なのも個人的にはポイントで、楽器聴くために聴いたりしています。どこも綺麗なのでインスト欲しいですね。
とても華やかで可愛くて大好きな曲です。


4.That’s Entertainment

作詞・作曲:Atsushi Shimada/坂室賢一 編曲:CHOKKAKU 

「なにもの」のすぐ後というそこそこ重い位置に突っ込まれた曲。
使われてる楽器なんかは前3曲と近いけど、曲調はショーっぽいというか、ブラスの圧があるのとテンポが早く歌詞もタイトめで、先にやった3曲とはジャンル違い、という感じで聴きました。
ライナーノーツで「程よいジャニーズっぽさがある」って言ってましたが、これとても分かるなと思いました。というのも私がこの曲を聴いて連想したのが、嵐「マスカレード」とHey!Say!JUMP「Musquerade」だったんですよね。嵐とJUMPがまさかの英語日本語でタイトルかぶりだったのもまあまあ面白かったというか、連想するまで気づかなかったんですけど一旦そこは置いておいてですね。3曲並べて聴いてみたら曲の始まり方とかテンポ感とか楽器とか共通部分がそこそこあるのですが、その中でそれぞれにらしさがあってよかったです。お手持ちだったら並べて聴いてみてください。嵐の方はサブスクで聴けるのでぜひ。アルバム「Japonism」収録です。まあ要するに「そりゃジャニーズっぽさあるよな」という話です。もしかしてこれ系って持ってるグループかなり多いのではないでしょうか、私が知らないだけで。
1番Bメロ『聞かせて君の声 よじれるお腹スパイク』のところで永瀬くんががなりっぽく歌ってるの、あんまりイメージがなかったので珍しいかなと思いました。ここライブDVDでも同じような歌い方なので意図したものなんだろうなと思います。
ライブの見せ方も赤っぽいライティングにダンサーが出てきて、というのがまさしくショーっぽくて曲に合っていて好きでした。


5.分かってるつもり

作詞・作曲:小原綾斗 編曲:K2Five

この曲を聴いて、King & Princeはチームを含めて信頼できるなとある程度確信を得ました。
この曲をアルバムに収録してくる人たちの作品、他のも絶対面白い。

この曲があって、しかもこの位置に入っているからこのアルバムは普通じゃなくて、面白い作品だなと思っています。どこか浮揚感があるような不思議な曲。
アルバムの流れ的にはここで1個目の転換点というか、生楽器多めで豪華で華やかな雰囲気の曲で来ていたところが、ここでいったんリセットされたような印象でした。
ラスサビ最後の歌詞が『でも忘れてしまうの』で、曲全部を通して音量がそこまで大きく上がりきらないまま曲が終わるのがますます夏の儚さとか夏の終わりの切なさを感じさせます。サビ終わりは秋の風が吹いてる。あとは頭の歌の後に入って以降、曲中何度か繰り返されるフルート(たぶん)のフレーズが印象的です。私の解釈だとあれは時間の流れる音です。
割と高めの音でユニゾンが多いのもなかなかないかなと思うのでその辺も新鮮だなと感じました。2人とも高音が綺麗。この曲の雰囲気は永瀬くんの歌声にほのかに含まれる憂いが活きるなと思います。全体的に彼の哀愁のある雰囲気も反映されるような気がするのも好きです。もちろん髙橋くんも良くて、彼は儚さとは離れた位置にあるような雰囲気なので余計哀しさが出る気がします。普段元気な人が落ち込んでたら余計に心配になるみたいな感じでしょうか。つらいんだけど押し殺して無理して笑ってる感じというか。
ほんと好きですこの曲。
どうでもいいんですがここで言ってる「信頼できる」はたぶん「推せる」という言葉で言い換えても通じるんですが、私の中で概念としてあまり実感がなくて、好きなタレントと言う意味での「推し」とかそこから派生した言葉(「推す」「推し活」とかそういうの)は私は基本使わないです、っていうのはここに書くことじゃないですね。


6.かた結び

作詞・作曲:草川瞬/坂室賢一 編曲:Tomoki Ishizuka

こんなによく聴くようになる前の私がイメージするキンプリってこんな感じでした。歌とストリングスとピアノと一緒に耳から入ってくる安定の優しさ。私の感じ方が変わっただけかもしれないけど、5人の時よりまろやかになったような気がする。
んですがそんなことないかもしれないです。超ド新規の感想なので適当に読み流してください。
こういう曲が入ってくると、5年かけて築いた財産をそのまま正しく投資して顧客へ還元しているという感じがして良いですね。そういえば2人は社長なんでした。
1番Aメロから2人ともキンプリなんだよな〜〜。『ありふれた〜』から髙橋くんは可愛いし『今すぐは〜』の永瀬くんは優しい。聴いててうわあって声出ました。ここだけじゃなくて曲全編そんな感じで、とにかくアイドル曲聴いたな〜って感じでとても良いです。ぎゅっと抱きしめてくれてるような、そんな感じ。
歌詞の内容やアイドル感は「My Love Song」に近い感じですが、比較したときこちらの方がテンポもゆっくりで音の高さも全体的に控えめなので、また違った雰囲気で聴けました。わたしのイメージだと「My Love Song」は青空でこっちは夕暮れというイメージ。前曲と続けて聴くと曲の早さが似ていて心地いいです。
ところで作詞曲のお二人、最近何かで見た覚えがと思ったらSexyZoneの「timeless」という今のグループ名の由来になった曲の共作曲者の方たちでした。草川瞬さんはあのDuバィアンサーソングでお馴染み「ワィワィHaワィ」も作詞曲。いや温度差。


7.ワレワレハコイビトドウシダ

作詞・作曲:尾崎世界観(クリープハイプ) 編曲:クリープハイプ

髙橋海人くんソロ曲。
尾崎世界観作詞作曲・クリープハイプ編曲という輝かしいクレジットに、トラックもクリープ演奏という豪華さ。サビ終わりのベースとかは大変私好みです。あと2番のBメロのとこも。リードギターがずっと裏メロディを歌ってるのも最高。聴いててギターだけ追っちゃったりしますね。ライブDVDでは7MENが演奏しているのも素敵でした。
歌詞がすごいなと思ったんですが特に、

1番Bメロ
『「ワレワレハコイビトドウシダ」宇宙人みたいな声で 息もできないほどの寒気がするこの幸せ』
2番Bメロ
『我々じゃなくてひとり 地球人みたいな声で 息もできないほどの吐き気がする不幸せ』

に変わっているところ。同じメロディで、大きな字余りも字足らずもなく、同じだったり語感が似ている単語を使っているのに、全く真逆の意味になっているんですよね。歌詞を見ながら聴いていて、あまりにも見事だったので私も寒気がしました。なにこれすごい。
他にも曲が進むにつれサビの「汗」「涙」の単語を逆にして意味を変えていたりとか、風の強さが「強」→「中」→「弱」(ラスサビ『秋が来て弱くなる風』)になっていたりとか、時間経過につれて関係性が変化していくという表現の仕方がすごいなと思いました。天才だね!って言っといて。
これも「分かってるつもり」同様、夏から秋に変わると同時に関係性にも変化が、、という歌詞の曲ですが、あちらはもうすでに秋の風が吹いて涼しくなっていて、こちらは少し暑さが残っているような感じです、どちらの意味でも。この曲の余熱は髙橋くんの歌による部分も間違いなくあるなと思います。
あとは髙橋くんが一人称「あたし」の曲を歌ってるのが単純に良い。この流れでaiko曲とか歌ってほしい。ねえ待って、髙橋海人によるaiko曲ってめっちゃ良くない?
ライナーノーツでは髙橋くんが尾崎世界観さんに提供してもらいたいと考えていたことを話していましたが、「分かってるつもり」のところでも髙橋くんが提案したのがきっかけだったということを話していて、あちこちにアンテナを張ってグループ事に還元しているのがクリエイティブ担当って感じていいなと思いました。そういえばレギュラー番組にimaseさんが来たときも以前から聴いていたって話してましたよね。imase提供曲は本当に聴きたいですお願いします。
あと、誰かとコラボしたいと本人たちが希望した時に、その希望を叶えるレーベルもすごいなと思います。


8.CHASE IT DOWN

作詞:EMI K.Lynn  作曲:Erik Lidbom/Ricardo Burgrust 編曲:Erik Lidbom

前曲から続くバンド曲の並び。
前曲よりさらにゴツいというかロックな感じ
で、個人的にはキンプリにこういうイメージがなかったので意外な雰囲気の曲でした。
ライナーノーツだと「踊ることもできそう」と言うことを話していて実際ライブDVDだとダンス曲になっていましたが、これバンドいるならそのままバンド曲として繋げてもいいんだろうなと思いました。そっちパターンも見てみたい。黒レザーみたいな衣装でやるのはどうですかね。
私はこの曲のサビが頭に残って、YouTubeのライブダイジェストで初めて聴いた時から結構気になる曲でした。
「chase it down」は「(それを)追い詰める」という意味ですが、歌詞を見ると「自分で自分を追い詰める」ような感じで書かれているなと感じました。
ベースが目立つCメロのアレンジは好きなやつです。この曲は歌割が1番2番で入れ替えのパターンなのでそれぞれどんな風に歌うかも楽しめました。


9.TLConnection

作詞:栗原暁(Jazzin'park) 作曲:Mitsunori Ikeda(Tachytelic Inc.)/栗原暁 編曲:Mitsunori Ikeda

恋降る月夜に運命的な恋わずらいがねえ、今もだよ?な栗原暁さん作詞・共作曲の曲。もうこの時点ですでに聴く前から当たり感が出ています。栗原さんのお名前がクレジットされるジャニーズ曲は名曲が多いですね。
曲調も歌詞もとてもエロい大人っぽい曲で、それこそ前半4曲なんかと並べると随分違う雰囲気なのでこのアルバムの振り幅にびっくりしますが、アルバムの収録の順番通りに聴いていくと違和感がないのは曲の並びがいいからだと思います。
好きなところをポイントで書くなら1番Bメロ『欲しがらないなんて〜』と、2番同じメロの『林檎齧ったのは〜』の1バースです。ここはそれぞれ1番2番で歌割を交代していて、それぞれ好きでした。1番の方の『踊り出す〜』の髙橋くんは綺麗なリズムで入ってきます。髙橋くんの英語はリズム感が本当に好き。2番同じ部分の『溢れ出す〜』の永瀬くんは低めなのがいいなと思います。永瀬くんの低めのパートはあまり印象がなかったこともあってより強く残りました。あと落ちサビ〜ラストはシンプルに曲が好きです。歌メロが高くて綺麗なのとベースがばしばし鳴ってるのが良い。
ところで栗原さんの曲だと私はSUPER EIGHTの「喝采」が大好きです。今の、5人のSUPER EIGHT専用曲という感じでとても良いなと思います。


10.Recolor

作詞:Yuka Goto 作曲:Chris Meyer/Erik Lidbom 編曲:Erik Lidbom

前曲のシティ感というか、スタイリッシュな雰囲気だけをそのまま引き継いで、そこにポップさを足したような曲。前曲が紫でこの曲は水色のイメージです。聴いた感じが軽やかで、何度も繰り返して聴きたくなるので作業用プレイリスト向きだなと思います。私は入れました。
1番・2番・それ以降〜ラストで展開が違っている部分が多いので、1曲通して常に新しさを感じるのも、曲全体の爽やかさにつながっているのかなと思います。風通しがいいというか。その辺りも繰り返し聴きたくなる理由なのかもしれないです。
1番Bメロの髙橋くんのパートはとても好きです。私は髙橋くんの英語詞の歌が好きなのですが、このあたりは特に音がリズムが綺麗にはまっていて聴いていて心地良くて、最後の『You're going like spotlight』とかは好きすぎて聴きながらいつも一緒に歌いがちです。あとサビ前の『忘れそうで〜』から始まる、1、2番で同じメロディのところは高めの音から入るのがこの曲の雰囲気に合っていて好きだなと思います。サビがここより音が高くならないので気持ち控えめに感じるくらいですが、それがむしろ繰り返し聴くのにちょうどいいのかもなと思います。2番のサビ終わりのバースは概ねメロディの高低で分かれてパート割りされているので、それぞれの歌の良さに酔えるので大好きなところ。
風が通り抜けていくような、爽やかな曲だなと思います。この曲大好き


11.きみいろ

作詞:永瀬廉・YUUKI SANO 作曲:YUUKI SANO 編曲:野口大志

永瀬廉くんソロ曲
私の持っていたイメージだとソロ曲の雰囲気は完全に逆で、こういう可愛い感じの曲はどっちかというと髙橋くんかなと思っていたので意外に感じました。クレジットにも永瀬くんの名前が入っていますが、ライナーノーツでも歌詞にかかわったことを話していて、その内容も含めて永瀬廉はアイドルなんだなと唐突に実感させられました。
曲調は全体的に暖かくてほんわかした雰囲気で、髙橋くんソロ曲とだいぶ違った感じなのも対比になっていいなあと思います。
私は永瀬くんの声は撫でていくような感じがするなといつも思います。ただ音として通りすぎていくのではなくて、ちょっとだけ触れていくので触感も残るような。歌い出しとか歌い終わりに息多めな感じで、たぶんそれが耳に残るのでそんな風に感じるのかなと思います。
とても分かりにくくてすみません。完全なる私の感想なのでなんか言ってるわこいつと思ってもらえればと思います。要するに永瀬くんの歌大好きということです。
楽器はCメロからラストまでのベースが特に好きです。あと全体で登場する裏メロのグロッケン(多分)が可愛い。
作詞曲がYUUKI SANOさんなのも個人的に注目です。

12.君に届け

作詞:草川瞬 作曲:川口進・草川瞬・佐原康太 編曲:佐原康太

ジャニーズ曲。
なんかもっと前からキンプリが持ってたライブ定番曲みたいな雰囲気だなと思いました。ジュニアが少クラで歌ってそう、いやむしろ歌ってて欲しい。ペンラ振りたい。こういう曲のKing & Princeはジャニオタみんな好きだと確信しています。カウコンとか他担が見る大型番組とかにぶつけてみて欲しいですね。絶対みんな好きだよ。歌詞とかメロディとかリズムどころじゃない、イントロの1音目からジャニーズ曲。
それこそシャッフルでやってほしいです。誰に当たっても最高だと思うんですが、JUMPとかtimeleszとかなにわあたりのいかにも王道なグループのメンバーだとなお良い。逆にSixTONESとかも見たいかもしれないです。ジャニ友と「この曲でシャッフルするならメンバーの選抜誰にする?」って話でしばらく盛り上がりたい。聴いたら元気になる曲です。
ところで10〜12の並びオシャレすぎません?
10Recolorで塗りなおした色が11きみいろってこと??そうなると12君に届けの「君」は「きみ」じゃん。その「きみ」はみんなだよ?(ライブバージョンより)
は??なにこれ。King & Princeすげえな。
とか勝手に思っていたんですけど、特に意図したものでないかもしれないです。
あとどちらにしてもライナーノーツによると結局きみいろは海人いろで「きいろ」らしいです。本当にありがとうございました。


13.Happy ever after

作詞:山崎あおい 作曲・編曲:KOUGA コーラスアレンジ:稲泉りん

締めバラード曲。
曲がバラードですし、実際に通常盤以外はこの曲で終わりなので事実締めではあるのですが、タイトルの「Happy ever after」は童話の締めくくりや結婚式などで使われる「そうして2人(彼ら)はいつまでも幸せに暮らしました」(And they lived happily ever after.)という英語の定番フレーズのようなので、本当に名実ともにラスト曲。ライブでも本編締めのところ(最後から2曲目)になっていました。しかもフル尺での歌唱。若干話がそれますが、ピースのライブは演出が考えられていると気づいてはっとすることがとても多かったです。いっそライブDVDの感想とかまとめて書くべきかもしれないですね。
色々な楽器が出てきてコーラスも厚めに入ってくるので聴いていて華やかだなと思うのですが、中でも1番Aメロの途中から入ってきたベースがリズム刻んだり裏メロに入ったり伴奏弾いたりしながらずっと最後まで曲を引っ張っていくのが好きです。この曲がタイトル通り本当に一編の童話だとしたら、リスナーとずっと一緒にいてくれるベースがストーリーテラー役なのではないかと思います。ベースを追いながら聴くのも楽しい。
あとは歌詞1行目『心ってあたたかいのね』という箇所がすごく印象的でした。なかなか見ない表現かなと感じました。
歌の聴きどころといえば『100年先もありがとう』の永瀬くん。上にあげた『心って〜』も永瀬くんパートだったりと個人的にこの曲は永瀬くんのパートで好きなところが多かったです。
私はバラード調の曲だとちょっと重くて、つい聴くのを敬遠してしまうことがあるのですが、この曲はそんなに重いと感じませんでした。明るい曲調というのもあると思いますが、1・2番で少しずつ歌メロディが違ったり、ギターの間奏が入ってきたり、曲中で使われている楽器自体は多いけど一度に鳴っている楽器はそこまで多くなかったり、そういうところがあってそんなに重く感じないのかなと思っています。
ところでタイトルの意味は当然調べるまで知りませんでしたが、2人のおかげでまたひとつ賢くなりました。ありがとうれんかい!!


14.TOGETHER WE STAND

作詞:CLAUDE.S 作曲:Erik Lidbom・Christofer Erixon・Joakim Bjornberg 編曲:Erik Lidbom

そうして彼らはいつまでも幸せに暮らしました。
で終わらないし終わらせない曲。
通常盤のみ収録のボーナストラックというところとか前曲の締め感もあって、アルバムを通して聴くとアンコール曲みたいだなと私は感じました。
この曲、歌詞が『”永遠”なんて言葉は 今の僕らに必要ない』から始まって、どちらかというと全体を通してやや刹那的な歌詞なのですが、これは前曲のタイトルの意味「いつまでも幸せに」と少し反発するところがあるなと思いました。これどうしてかな、と思ってもう少し調べてみたのですが、どうも「Happy ever after」(厳密にはAnd they lived happily ever after.)には文脈次第で「おとぎ話ではそうだが、現実はそう簡単ではない」というニュアンスが若干含まれていることもあるらしいです。つまりこの曲はリスナーを美しいおとぎ話のような前曲から現実へと着地させつつ、これからも各々の人生という現実を一緒に歩いていこうねよろしくね、というような曲でもあるのかな、、?と思いました。
が、どうでしょうか。私は隠された意味を読み解くとか解釈するみたいなことが得意ではないので、かなり浅い考察になってしまっていると思われますがどうかお許しください。まあそんなこと言ったらこの記事全部浅いんですけど。
実際、この曲は曲全体に余計な力が入っていないようなラフな感じが好きで、このラフさが前曲から続けて聴くと程よく力が抜けてとても良いなと感じました。2曲を比較しても「Happy ever after」は基本全て演奏者による演奏、楽器もストリングスが入っていたりコーラスの人数が多くて厚かったりとかなり豪華な雰囲気ですが、こちらはアコギが曲をリードしてクラップも入ってと少しくだけたような雰囲気に聴こえるなと思います。比較しながら聴くのも面白いかもしれません。
この曲は英語詞が割と頻繁に出てくるので、髙橋くんによる英語詞がいっぱい聴けるのが嬉しいところ。1番『Take it ez〜』のところとか2番後の『Life is 〜』のあたりが特に好きでした。
ライブで聴けることがあればクラップしながら聴きたい曲です。


終わりに

以上です。
まとまった曲数なので短めにしようと思っていたのですが、それでもそこそこの分量になってしまいました。お付き合いいただきありがとうございました。
途中途中で「前曲と繋げると」とか「通して聴くと」などと書いていると思うのですが、このアルバムは本当に曲の並びが綺麗だなと随所で感じました。
最初最後はいかにもその位置にふさわしい曲という感じですし、前曲から続けた時に同じ楽器が使われていたりテンポが近くて綺麗に繋がっていたり、逆に全く別の雰囲気の曲になってメリハリがついていたりと、曲順そのものも要素の一つとして楽しみながら聴きました。最後の2曲は対照的というか、比較が色々面白いところだなと思います。単純にこのアルバムだけを聴くのであれば、シャッフルで聴くより通して聴いた方が良さを余すことなく聴けそうだなと感じました。

また、アルバムそのものの内容と少しずれますが、サブスク未配信のこのアルバムと「なにもの」シングル収録曲は配信する予定があるのかどうかもちょっと気になっています。
「なにもの」をはじめ楽器が綺麗な曲が多くサブスク配信してくれればドルビーで聴けますし、なんと言っても名曲揃いなのでせめてこのアルバムだけでもどこかのタイミングで配信あればいいなと個人的には思います。

改めてしっかり「ピース」を聴いて、「Re:ERA」収録の楽曲の期待値がますます上がりました。楽曲のキャラクターやストーリー、世界観といったところもまだ未発表なところが多いですし、歌番組でもパフォーマンスあるんだろうなとか、どんなパフォーマンスになるのかなとか、二重三重に楽しめる要素があって12月のCDリリース以降も長く楽しめそうだなと思っています。
ていうかもう来週デジタルリリースですってよ。やば。とりあえずその日が祝日なのは大変助かります。


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