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最近のチェンマイ(私からの観測による)

最近は山にうっすら膜が張るような感じの空になってきた。すぐそこにあの恐ろしい季節が近づいているのだ。

手元のスマホの数値を見ると「普通」と書いてあるが、色は黄色になっている。危険な状態になると赤、ブラッディな色になるので今は「黄信号」ということだろう。

バイクに乗る人はマスクをつけている人も多くなってきた。古い車が多いので、黒い排気ガスを巻き上げながら走っているのをよく見る。普段からマスクをしておいた方が健康には良いだろう。ただ、暑さで蒸れるので、健康か快適さのどちらを取るのか、だが。

旧正月の活気も落ち着き、日常が戻ってきた感じがする。あくせく働いていた観光地のカフェやレストラン、マッサージ屋さんの人々も最近はゆったりしている気がする。

家の前にある行きつけのマッサージ屋さんは昼なのに大勢の人が詰めかけてキャパオーバーになっていた。そこは普段、近くの伝統的な(古い)ホテルに宿泊している観光客が夜ご飯を食べ終えて、「さあマッサージでもいくか」というシチュエーションか、欧米人や私のような外国人が「今日は肩が痛くてさ〜」と言いながら行くようなところだ。この時期だけあんなに長蛇の列をなす。

そして家から1分(走って20秒)にある行きつけのカフェダイナーも、普段は私のような何を食い扶持にしているのかわからないけれども誰よりも頭を悩ませて険しい顔でパソコンに見入っている人々や、近所の人々が友人と小洒落たディナーを楽しむためにいくような感じであるのに、大勢の観光客で既存客は店員さんに会釈して「また来るね」というような感じであった。私は遠くまで外出するのが嫌だったので、旧正月期間中は、午後2時などランチ・ディナーどきを外して行き、いつものような数時間ごはん、飲み物、スナックを頼んで過ごすのをやめて、ご飯と飲み物をさっと平らげ1時間ほど滞在して帰るようにしていた。

そして、チェンマイのこの時期の一大イベント、フラワーフェスティバルも開催された。今年は仕事が立て込んでおり行けなかったので残念。個人的にはねぶた以上のクオリティを感じた(すぐ枯れる生花でデカいフロート作っている管理法がすごい)ので、ぜひ世界のお祭りが大好きな方は来年のこの時期に来てみるといいと思います。

参考(2024年開催時のレポート)

総じて、旧正月を経たチェンマイは在住者にとっても今来ている観光客にとってもザワザワとせず、過ごしやすい雰囲気に満ちている。ただ、乾季(こっちでいう冬)が終わり、暑期に入ったので歩くだけで汗が額から流れ落ちるのだけが、「あーっ〜〜〜」という点。

最近は、One Nimmanという観光客が一度は訪れるおしゃれショッピングスポットに我らが(たったの京都歴4年がいうな)、Arabicaができたので、贅沢したい時だけ行ってます。コーヒーに130B(約610円)以上は高い。高すぎるねん。

チェンマイにあるコーヒーは苦味があるのが特徴ですが、アラビカは日本の美味しいコーヒーらしい、酸っぱさとフルーティな香りを楽しめる点で全然別物なのでたまに飲みたくなります。カフェイン摂取しすぎて私倒れないだろうか。ちなみに胃はよく痛めてます。





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かぼちゃ太郎@タイ・チェンマイ ライター/エッセイスト
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