休校24日目（卒業式）
今日は長女の卒業式だ。
脚に履くものをハイソックスにするか、タイツにするかで悩みつつ、「行ってきまーす！！」と元気に登校していった、と思った10秒後、
「マスク忘れてる！！」
すっぴんパジャマにコートを着て、マスクを持ってひた走る。
出席者はマスク着用の義務がある。
長女はマスクした生徒に埋れながら、正門をそのままくぐろうとしていた。
全然気付いてない。
「長女ーーー！」と叫んで、ようやくマスクを渡せた。
せっかくここまで来ちゃったし、と「卒業式」の看板の前で長女の写真を撮る。
帰りはめちゃくちゃ混んでるだろうからな。
「写真、親子一緒に撮りましょうか？」と声をかけてる親切な方がいたが、私はすっぴんパジャマのため、長女の写真を超スピードで撮り、声をかけられないようささっと帰った。
次女に朝ご飯を食べさせ、自分の着替え。
在宅勤務の夫に声をかけて卒業式へ再度出発。
今年の卒業式は、各家庭1名のみ参加が許されているので、私が参加することにした。
（通常時は各家庭2名まで参加可）
卒業式も短縮で、練習していた歌も合奏もなし、在校生や来賓の列席もなし。
さらに、国歌と校歌の際には
「心の中で歌いましょう」
とのアナウンスにより、ピアノ演奏をみんなで立って聞いた。
国歌と校歌もなしでよかったのでは…と思ったが、きっと「心の中で歌う」のが大事だと思われたのだろう。
なんとなくわかる部分だけ、心の中で歌っておいた。
その代わり、卒業証書授与の時に、卒業式で歌ったり演奏したりするはずだった曲と、運動会で踊った曲全てを、音楽の先生がピアノで演奏してくださった。
卒業生は全員、心の中で歌ったり演奏したり、踊ったりしてたと思う。
先生、ピアノめちゃくちゃ上手い…。
ありがとうございます。
卒業生を祝う気持ちがびしびし伝わってきました。
家に帰ったら気が抜けてぐったり。
昼ご飯が思いつかない…とぼやいていると、夫が「出前とれば？」と言うが、それも思いつかない。
「今日は長女のお祝いだから、長女が選んで！」と丸投げした。
その結果、ピザで美味しい昼食。
私はビールを飲み、昼寝。
最高の気分で起きてきたら、東京都知事が緊急会見するとのニュース。
「これロックダウンくる、すぐにスーパーに行くんだ！」と夫に買い出しに行ってもらう。
ロックダウンこそなかったものの、土日の不要不急の外出は控えて、平日はできるだけ在宅勤務に、という内容だった。
首相の会見を聞き慣れていたので、都知事の会見はだいぶ聞きやすい。
質疑応答もあり、専門家の臨席もあり、だいぶ理解が深まった。
卒業式が終わったばかりだが、電車通学になる中学の新学期は普通には始まりそうもないかな…という感想。
私の在宅勤務（ほぼ無職）も長引きそうと覚悟する。
他の在宅でできる仕事を探すべきか…。
実母から「卒業を祝って家に行きたい」というメールに、「都知事の会見聞いた？」と返す。
母は高齢者だし、何回か手術もしてるし、100人単位の人が出席する卒業式に出てしまった私達がいる家に招いていいものか…
悩みつつ、「桜の咲いてる公園で、長女の制服姿と一緒に写真撮影する？」という話に決まった。
しばらく事態が好転するとは思えないから、制服姿もなかなか見せられないかもと思って。
一応、換気に気を遣った結果。