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無から始めた男たち~osusume本~

 大河ドラマのような雰囲気がこの本からは醸し出されていた。大正時代から昭和の日本人有名経営者について記されているだけのことはある。
もちろん、渋沢栄一や豊田喜一郎、出光佐三などの創業エピソードも学ぶことができる。

渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、1840年 – 1931年)は、日本の実業家、投資家、慈善家であり、近代日本の経済界における重要な人物です。彼は、明治時代の日本において財閥を築き、日本の近代化と産業発展に貢献しました。渋沢栄一は、日本初の近代的な証券取引所である東京証券取引所(現在の東京証券取引所)を創設したことで広く知られています。また、日本で初めての銀行である第一国立銀行(後のみずほ銀行)を設立し、多くの企業を創業・支援しました。彼の経済的な手腕とリーダーシップは、日本の経済界において大きな影響を与えました。渋沢栄一はまた、慈善事業にも熱心であり、多くの寄付を行って社会福祉活動を支援しました。彼の遺産は、渋沢栄一記念財団として継承され、教育や研究などの分野で活動しています。彼の功績は日本の近代化に多大な影響を与え、彼は現代日本の経済発展における重要な先駆者として記憶されています。豊田 喜一郎(とよた きいちろう)は、日本の実業家であり、トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)の創設者であり、自動車業界の巨頭として知られています。彼は、トヨタ自動車の基盤を築き、日本のみならず世界的な自動車メーカーとしての地位を確立しました。豊田喜一郎は1894年に日本の愛知県で生まれ、工学を学んだ後、父親の織機製造業を引き継ぎました。彼は、自動車産業に興味を持ち、1937年にトヨタ自動車を設立しました。彼は、効率的な生産手法である「トヨタ生産方式」を確立し、これは世界的に有名な「ジャストインタイム」(Just-In-Time)生産手法の基盤となりました。この手法は、在庫を最小限に抑え、生産効率を最大化するもので、多くの企業に広く採用されています。豊田喜一郎は、経済的な成功だけでなく、地域社会に対する貢献にも力を入れました。彼は、教育、文化、環境保護などの分野で多くの慈善活動を行い、豊田市内には彼の名を冠した施設や団体が多く存在しています。豊田喜一郎の経済的な手腕と人間性は、日本のみならず世界中で高く評価され、彼の遺産は今もなおトヨタ自動車を支え続けています。出光佐三(でみつ さぞう)は、日本の実業家で、出光興産(でみつこうさん)の創業者です。出光興産は、石油精製、流通、販売などの事業を手がける大手石油会社で、日本国内外で事業展開しています。出光佐三は、1883年に広島県で生まれました。彼は、若い頃から石油業界での経験を積み重ね、1922年に出光興産を設立しました。出光興産は、戦後の復興期において日本のエネルギー供給を支え、急速に成長しました。出光佐三は、経済界での成功に加えて、慈善活動にも積極的に取り組みました。彼は、教育機関や社会福祉団体への寄付を行い、地域社会に貢献しました。彼の事業手腕と慈善活動により、出光佐三は日本国内外で高く評価され、多くの人々から尊敬を受けています。

 私は以前、敵対的買収に関する書籍を読んだ。その際に感じたこと、それは「戦国時代はまだ続いている」ということだ。大河ドラマでの武将同士の戦から商いに至るまでのやり取りが現代の企業競争とそっくりである。民を大事に=従業員を大事に、年貢は税金、戦は敵対的M&A、同盟はM&Aどうする家康。う~ん、構図がそっくりである。経営者の多くが歴史好きということと関係がある気がする。
 とすれば、骨董品収拾とゴルフは何に関連して好まれているのだろう・・・。これらについてはまだ謎である。
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