証券アナリスト資格日記~2~金利についてあれこれ
金利の求め方
金利にはいくつかの種類が存在するが、あなたはその「求め方」を考えたことがあるだろうか。
私はこれまでなかった。しかし、今回の学習でなんとな~~~く、わかった気がする・・・・。
まず、金利の種類についてみていこう。
金利には、主に以下の種類がある。
固定金利: 期間中に金利が変動しない。安定した返済計画が立てやすいが、市場金利が低下しても恩恵を受けられない。
変動金利: 市場金利に応じて金利が変動する。市場金利が低下すれば利息負担が軽減するが、上昇すると返済額が増えるリスクがある。
単利: 元金に対してのみ利息が計算される。簡単だが、長期間では複利に比べて利息が少ない。
複利: 利息が元金に加算され、その合計に対してさらに利息がつく。長期間で高い利息効果を発揮する。
これらの金利の違いを理解し、自身の状況に適した選択をすることが重要である。
金利について簡単に、さらに、具体的に・・・知りたい方はぜひ金利関連の書籍を手にしてみてほしい。
さて、金利の求め方についてみていこう。
金利を求める方法は、主に単利と複利の2種類がある。以下に、それぞれの計算方法を数式で説明する。
単利(Simple Interest)
単利は元金に対して一定の利率で計算される利息である。
単利計算式:
𝐼=𝑃×𝑟×𝑡I=P×r×t
𝐼I: 利息 (Interest)
𝑃P: 元金 (Principal)
𝑟r: 年利率 (Annual Interest Rate)
𝑡t: 期間(年) (Time in years)
総額(元金 + 利息):
𝐴=𝑃+𝐼=𝑃(1+𝑟×𝑡)A=P+I=P(1+r×t)
複利(Compound Interest)
複利は、利息が元金に加算され、それに対してさらに利息がつく計算方法である。
複利計算式:
𝐴=𝑃(1+𝑟𝑛)𝑛×𝑡A=P(1+nr)n×t
𝐴A: 将来価値 (Future Value)
𝑃P: 元金 (Principal)
𝑟r: 年利率 (Annual Interest Rate)
𝑛n: 年間の複利回数 (Number of compounding periods per year)
𝑡t: 期間(年) (Time in years)
利息:
𝐼=𝐴−𝑃=𝑃(1+𝑟𝑛)𝑛×𝑡−𝑃I=A−P=P(1+nr)n×t−P
これらの数式を使って、単利や複利の利息を求めることができる。どの計算方法を使用するかは、具体的な金融商品や状況による。
数式をフル活用して金利を求める機会は少ないだろうが、仕組みというか、成り立ちというか、なんというか。
結構面白いものである。