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【#2024年振り返り ③】年間252現場通った地下アイドルオタクが印象に残ったライブを5つ選んでみた

仕事納めしたら、実家の正月準備が全然進んでいなかったときの絶望たるや。

なんでお屠蘇を今から買いに行かないとならんのだ。地下アイドルオタクのかべのおくです。


本noteは、1年の個人的振り返り企画第3弾です。この企画の目的は、「2024年に自分はどんな現場に行って、そこでどんなライブを見たのか?どんな思い出を残したのか?を振り返る」ことです。


① 2024年現場振り返り・・・Notionに日々記録したデータをもとに、今年の現場数やチェキ枚数を振り返ります。

② 地下アイドルオタク因子分析・・・上記データをもとに因子分析を行い、現場の傾向をつかみます。

③印象に残ったライブ振り返り・・・1年間のライブの中で、とくに印象的だったものを5つピックアップして振り返ります。

④沢山通ったグループ振り返り・・・今年、とくに現場数が多かったグループについて、思い出を振り返ります。


第3弾は、印象に残ったライブを紹介します。

ですが、ここで「TIFの◯◯ステージが~」とか「▲▲の武道館ワンマンが~」とか言ってもあんまり面白くないので(というかそれは別のnoteにしてるんで読んでください)、対バンor定期公演レベルの単独ライブに絞ってピックアップしました。

このような選考理由から、ものすごく僕の個人的な事情にもフォーカスしている箇所もありますが、まあ個人のnoteということでご容赦ください。


印象に残ったライブ5選

悩みに悩んだ結果、以下の5つを選出しました。

  • 3/18 DRAMTIC POP!”R”@渋谷ユーロライブ

  • 5/15 NEO DRAMATIC vol.4@Spotify O-nest 

  • 9/1 アイドルアラモードVol.19~名古屋出張SP~@Zepp Nagoya

  • 10/6 ぐんまちゃんアイドルフェスティバル@群馬県庁前特設ステージ

  • 12/2 DRAMATIC POP! vol.9@白金高輪SELENE b2

それぞれについて簡単に内容の紹介と感想を記します。


①3/18 DRAMTIC POP!”R”@渋谷ユーロライブ

ライブ&若手芸人とのコラボという、ドマレコ(というか新居歩美)にしか企画出来ないライブ。

ライブの目的は、ドマレコの課題であるトークの克服。MCでフリートークになると新居さんと金子さんしか話さない状況を打開したいという趣旨だったが、それが果たされたのかは微妙。

僕の推しメンである河西栞さんはMCを苦手としており、この日のライブ・トーク企画終わりも反省しっぱなしだった。まあ、スベるところも含めて河西さんの魅力ではあるんだけども。結果的に新メンバーの小栗美結さんがトークを回せるので、この問題は自然と解決された感はある。

あと、寺田寛明さんというアイドル好き芸人の存在を知ったのもこの時。彼のYouTubeを見ると、まだまだ自分は地下アイドルの深淵に触れていないんじゃないかと感じさせられる。精進したい。


②5/15 NEO DRAMATIC vol.4@Spotify O-nest

またしてもドマレコのライブから5月に行われた定期公演をピックアップ。河西栞さんのことが、本当に大事な存在だなと思えたライブだった。

この日は、TIF2024の出演が発表された当日。セトリは以下の通りだった(新居さんありがとう!)

アンコール後、初期曲「ユートピア」、そしてMCでTIFに対しての意気込みを話してからの「君はソナチネ」が素晴らしかった。個人的には青葉さんの卒業発表の直後でもあり、別の理由で泣きそうになっていた。

特典会でのこと、河西さんは「元気もりもり侍?」という謎のワードセンスを見せつけつつも、そのあと「私は来年の夏もいるかも知れないし、後悔の無いように過ごしてね。」と言葉をかけてくれた。

正直、このライブが始まる前の時点で今後の振る舞いにだいぶ悩んでいたので、この言葉にどれだけ救われたことか。「この子はオタクのことをどれだけ考えているんだろう、裏切れないな」と感じた。


元乃木坂46の橋本奈々未は「人は必要な時に、必要な人に出会う」という言葉を残したが、この日、身をもって分かった気がした。この日、この現場に行ってこの人と話したことには、意味を感じざるを得ない。


③9/1 アイドルアラモードVol.19~名古屋出張SP~@Zepp Nagoya

台風接近のなか、ハラハラしながらの遠征が思い出深かった。

この週末は大型の台風が本州を北上しており、名古屋はおろか東京のライブすら軒並み中止の憂き目にあっていた。そんな中、アイアラの運営だけは台風でも強行することを発表

新幹線も運休だったので、オタクカーに同上させてもらい向かうことに。辿り着いたZepp Nagoyaには、もう「本気」のオタクしかおらず、人数に対して異常な盛り上がりを見せていた。やる側もやる側なら、来る側も来る側。ニッチなエンタメでしか味わえない特殊空間がそこにあった。

ちなみにアイアラは中の人が非公式で発信も行っているが、もうここまで来るとイベンターとしての矜恃すら感じる。

帰り道、深夜の海老名SA、オタク仲間とすすったラーメンもかけがえのない時間であった。


④10/6 ぐんまちゃんアイドルフェスティバル@群馬県庁前特設ステージ

青葉さん卒業前、最後の地方対バンとして非常に思い出深かった対バン。

日が落ちきった野外でのシダレヤナギは、FES☆TIVEの全シダレヤナギの中で一番よかった。メンバーの与田さんがイベントに勝利し、「ぐんまちゃんアイドルサポーター」を獲得したのも印象深かった。

ちなみにこの日、群馬県庁前ではライブ前に右翼のデモが始まり、開始時点で1時間押し。お陰で帰りの電車はギリギリだったけれども、それでもやりきるところは「リー〇ィやるじゃん」と、1ミリだけ見直した。


⑤12/2 DRAMATIC POP! vol.9@白金高輪SELENE b2

またしてもドマレコのライブから。「"対バン"ってこういうことだよなぁ」という思いを強く感じたライブ。

ドマレコの前に配置されているUtaGe!は、TIF2023メインステージ争奪戦を決勝まで争った"盟友"。トリ前に会場をしっかり盛り上げようという、熱い気持ちが全面に出たステージであった。

そしてトリのドマレコは、そんなUtaGe!の勢いを借りてそれ以上のパフォーマンス。まさに「バンド同士の対決」が対バンなんだなと感じた。

その他のグループも、今年デビュー組のAsIsや、夏フェスで「見つかった」枠の太陽月夜など、バラエティに富んだバランスの良い対バンであった。


総括

上記、印象に残ったライブを選出している過程で、記憶に残りやすいライブの条件が2つ見えてきました。

1つ目は、「作り手・演じ手の思いが伝わること」です。これはライブ数が多く、いつも同じ内容になりがちな地下アイドルでは非常に重要と言えるでしょう。演出・構成・タイムテーブル・セットリストなど、ライブによって違いますが「おっ、いつもと違うな」と思えるような作り方がされていると、見る側として思い出すフックになりやすいんだと思います。

2つ目は、「見る側になんらかの事情があること」です。ライブを見る際の視点が定まることで、そのライブがより特別なものになるんだと思います。たとえば今回なら、遠征のとき、仕事でイヤなことがあったとき、他現場でイヤなことがあったとき(そんな事情を持ち込むな)などがあります。やはりライブは双方向のものです。演じ手・作り手の思いを、見る側が受け取る準備ができているとき、それが「最高のライブ」になるのではないでしょうか。

じゃあ印象に残らなかったライブは良くなかったライブなの?と聞かれれば、そんなことはありません。しかし、その思いを抱えつつも現場に通い続けることが美学だと思うのです。正直200回以上もライブを見ていれば「来た意味なかったな」「微妙だったな」と感じることもありました。しかし、そのライブを経験した時、自分がどう考えるか、推しメンとどう向かい合ったかが重要で、それを経験したからこそ印象に残るライブが分かるようになるんだと思います。「一番いいところだけ味わいたい」なんて都合がよすぎますし、地下アイドルオタクらしくありません。

つまり、印象に残るライブは半分奇跡、半分事故のようなものなんだと思います。なので来年も、あまり期待せずに「今日も推しメンかわいいかな~」くらいの感覚で現場に足を運べたらとおもいます。


終わりに

まとめます。

とんかつは右端から食べ始めると、真ん中が美味しく味わえるってわけ。

以上です。

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