【ライブレポ】自転車でSPARK2023に行ったら、すごく大変だった地下アイドルオタクの話。
タイトルは5秒で考えた。
地下アイドルオタクのかべのおくです。
7月15日~7月17日に山中湖交流プラザ きららで開催された「SPARK2023 in YAMANAKAKO」と、
7月15日に河口湖ステラシアターで開催された「MyDearDarlin' 5thワンマンLIVE【開夏-夜空に煌めくプラネタリウム-】」に行って来ました。
アイドルオタクで、よかった。
なんかのキャッチコピーみたいになっちゃいましたけど、本当にこれを感じ続けた3日間でした。しかし、「なんか必要以上に疲れたな?」という思いがあったのも確かです。これは明らかに僕の立てた計画が原因です。
というわけで来年のSPARKや次回のフェスに活かすため、今回の行程と、ライブの感想をまとめておきます。
3日間(7/15-17)の行程
まず、3日間の実際の行程を説明します。
1日目(7/15)は、まずSPARKに参戦。8時ごろに知り合いと鶴見で合流・出発し、会場の山中湖交流プラザきららに着いたのは11時15分頃。SPARKステージのTaskが始まる直前でした。三連休初日、なかなかに手強い。
この日は、タスクのSPARKステージから、虹コンのSPARKステージまで見ました。
その後、山中湖を後にして河口湖へ。ステラシアターで行われたMyDearDarlin'のワンマンに参戦しました。
2泊3日の宿は富士河口湖IC近くのあるカプセルホテル。ここから2日目・3日目は山中湖に向かいました。
ちなみにこのホテル、夜になると背中に「雨」や「宴」など色んな文字を背負ったオタクと外国人観光客が同じラウンジでお酒を飲んでいるという摩訶不思議なカオス空間でした。
2日目は、なんと自転車で山中湖へ。到着は少し遅れたものの、BOTANのクマリデパートからその日ラストのFES☆TIVEまで見ました。
3日目は車で山中湖へ。SPARKトッパーのオケトーから、ネコプラのKIKUステージまで見て岐路につきました。
帰り道は三連休の最終日ということもあり少し混んでましたが、どうにか日付が変わるころには帰宅。
ライブの感想は後程述べるので、そちらを読みたい人は次章へどうぞ。
なぜ自転車参戦になったのか
ここからは、タイトルにもなっているSPARK自転車参戦の謎に迫ります。
一言で表現すれば計画性がなかっただけのことです。しかしオタクは計画性がないのが普通なので、正直いくらでも起こりうることでしょう(そんなことない)。そこで、ことの顛末を簡単にまとめておきます。
まず、「行こう!」と決めてチケットを取ったのはSPARKの1週間前。この時点で既に山中湖周辺のホテルはありませんでした。しかし僕は河口湖にも用事があるので、試しに河口湖周辺で検索をかけてみたところ、件のホテルにヒットしたわけです。
ホテルから山中湖交流プラザきららまでは30分程度。「まあ、車で行くしこれくらい平気やろ!」と安易に考えて、このホテルを2泊分抑えることにしました。ここまではよかった。
なぜこの時点で駐車券を買わなかったんだ、自分。
ホテルが満杯なら、駐車場もパンパンかもしれないと、
なぜ考えなかった、自分。
そんなことはつゆとも知らず、僕が「あ、そうか駐車場の券も買っといたほうがいいな~」と思い当たったのは木曜日。そしてチケットを調べてみると…
2日目の駐車券、枯れとるがな。
確かにSPARKの2日目は地上アイドルが軒並み出演するので、3日間でもいちばんの来場数が予想されました。なのでこの日の駐車券がなくなってしまうのは自然なことでしょう。
そこで僕に天才的な発想が浮かびました。
「あ、車で30分くらいなら自転車で行けるやん!!」
いや、バカやん。山道のつらさを全く知らなかった僕は、「まあ、ライブ前の運動かな?」くらいのテンションで車にママチャリを積み込んで山中湖に向かったのでした。
河口湖~山中湖、実際に走ってみた。
実際に自転車で走った道のりは、こちら。
「あれ、いけそうじゃん?」と思うじゃないですか。想像の5倍キツいですよ。
とくに行き(河口湖~山中湖)は、100mくらい標高差を登ることになる(※河口湖:約830m・山中湖:約980m)のでほぼずっと漕ぎっぱなしです。時間は車のおよそ倍(1時間程度)かかりました。
帰りは逆に下りが多く、ほとんど頑張って漕ぐ必要がなかったのでとても気持ち良かったです。むしろ東京に帰るバスに抜かされるのに気を付けつつ、スピードが出すぎないように心がけました。
まとめると、「ライブを楽しみたければ、自転車じゃないほうがいい」となります(当然の帰結)。
行きに会場についた時にはライブ10本は見たくらいの滝汗と疲労でしたし、夕方頃には足が何度か攣りかけました。また、ライブを見終わった帰りも「これから1時間自転車か..」と思うと、どうしてもテンションが下がってしまいます。ライブを楽しみたいのなら、バスに乗るか駐車券を早めに取っておくのがいいでしょう。
ただし、会場へ向かう道中、僕よりも圧倒的に万全の装備を整えた自転車乗りはたくさん見かけました。なので、スポーツバイクでトレーニング目的としては、ちょうどいいコースなんだと思います。ちゃんと自転車用に少し道路も広めに作られていましたし。
また、今回は湖間の移動(河口湖~山中湖)だったので標高差があり、えらく苦労しました。例えば山中湖畔に宿を取っていて「わざわざ毎日車で行くのもな…」という人は、自転車をレンタルしてもいいのかもしれません。しらんけど。
ライブの感想即出し+α
一応ライブも見たので(おい)、その日の感想をツイートした分を張り付けておきます。
SPARK1日目(7/15)
この日のお目当ては、FES☆TIVEと知り合いの推しであるTask have Fun。あと、タイテ的に虹コンはSPARKステージで見たいね〜、なんて話をしながら向かっていました。
ここで河口湖へ移動。たぶんこの日がフェスを楽しむのには一番いいコンディションだったのではないかと。ただ、快適なことと思い出に残ることは別、という説もあります。
マイディアワンマン(7/15,河口湖ステラシアター)
いざ河口湖ステラシアターについてみると、物販には長蛇の列。なんとか推しメンのTシャツを購入して開場を待ちます。
一般席の下手側最前だと、こんな見え方。だいぶ角度がついてました。
SPARK2日目(7/16)
2日目は快晴。この日はSPARKステージにお目当てがいるわけでもありません(というか地上アイドルばかり)。なので基本的にBOTAN、KIKU、YANAGI、特典会場を行き来しつついつものところ+αで見ていこうという構えでした。
この日のレポは、普段見ているところは省いて気になったところを書いたので、少し少なめです。
結果的にこの日は本当にSPARKステージに行きませんでした。でもそのぶん、横並びの3ステージで「どこ見ようかな?」と考えながらその場のノリ回れたのがすごくよかったと思います。いつもは綿密なタイテを組まないといけないので。
ステージの規模的にもいつものライブハウスと遜色ないので、アイドルさん達も本来の実力をそのまま発揮できていた印象です。それでいて野外ライブの楽しみ方もできる。SPARKの良さがわかった気がしました。
SPARK3日目(7/17)
最終日も快晴。この日のお目当てはなんと言ってもFES☆TIVEのSPARKステージ。他にもそうそうたるメンツがメインに名を連ね、「これは、疲れたなんて言ってる場合じゃないぞ」ってことで。
つこの日の最後は、結局ネコプラでフィニッシュ。その後は夢みるアドレセンスの「ファンタスティックパレード」を遠目に聞きつつ少し早めの撤収となりました。
ちなみにこのあと2日目に刺された虫刺されが悪化。SPARKが終わってから1週間たっても痒さに悩まされています。今後山間部でのフェスに参加するときには、虫除け+足首が隠れる格好をしていこうと思います。
印象に残ったグループ
3日間通じて、印象に残ったグループを少し語らせてください。
MyDearDarlin'
マイディアは河口湖ステラシアターのワンマンと、3日目のSPARKステージを見ました。推しメン(是枝さん)の調子が良くなかったため、手放しで楽しめたわけではありません。
それでもステラシアターでキラキラ輝く推しの笑顔や、その後の花火も忘がたい体験です。「アイドルオタクやっててよかったな…」と思いました。
SPARKのステージはそれとは違い、熱量と活気を感じました。地下アイドルには見る人を選ぶグループも沢山ありますがマイディアはそれが全くありません。誰がどうみても「楽しい!」と思える空間が出来上がってしまう。これが6人がずっと積み上げてきたものなんだな…と、フェスのたびに納得してしまいます。
FES☆TIVE
FES☆TIVEは、1日目のKIKU、2日目のKIKUとBOTAN、3日目のSPARKで見ました。本当に楽しかったです。
フェスはアイドルだけのものじゃなくて、オタクが一緒に作りあげるものという思想が僕の根底にはあります。それをアイドル側も分かってて意図的に仕向けられることがFES☆TIVEの強さだと感じました。
そして、オタクもそれを分かってて即座に対応できるのもすごさです。「こう来たらこうするのがいいよね?」という共通認識を持っているからこそ、あれだけの熱狂が作れるんだろうと推察します。
真っ白なキャンバス
白キャンは2日目のBOTANとKIKU、3日目のSPARKで見ました。とくに30分もあると、白キャンセトリの深みが感じられました。
フェスでお馴染みの「白祭」「SHOUT」から始まり、それで終わらず「キャンディタフト」や新曲まで、さながらワンマンのような充実感を覚えました。
#ババババンビ
2日目のBOTANで久しぶりに見たら「これは!」と思い、3日目は時間を調整してSPARKステージを見ました。
バンビで良いと思ったのは、とにかく隙がない完成されつくしたパフォーマンスです。いつ、どの瞬間を切り取っても「かわいい…」と思える集中力を全員が放っている。プロ中のプロだと思いました。
ここからは推測ですが、バンビはそもそも映像コンテンツが多いゼロイチファミリアで、尚且つデビュー当時から配信ライブが中心でした。このためどの瞬間でも画面に映れる表情管理やパフォーマンスが身についたのではないかと推測されます。
正直、「5人体制になって大丈夫かな?」と思っていた部分はありました。しかし一人ひとりの良さが際立つようになり、むしろ密度が高まったように感じられます。今からバンビ、まったく遅くないかもしれません。
SPARK全体所感
3日間参戦して思ったこと
今回初めて、「3日開催のフェスに全日程参戦」を果たしました。厳密には1日目は途中からいなかったけど、これはもう全参でいいでしょう。
これまでは3日開催だと平日にかぶった日を諦めていたのですが、SPARK2023は祝日(海の日)に被っていたので自動的に三連休が手に入りました。
3日参戦して思ったのは、「SPARK回りやすいし、見やすいな」でした。メインステージ・その他のステージ・特典会場がコンパクトにまとまっていて、ほぼタイテの欠損がなかった印象です。
あとはタイテも工夫されていて意外と飽きず、新しい出会いを意図して生み出そうとしているように感じました。
フェスとはいえ3日間もいると、さすがに非日常感が薄れてきます。そうなると「フェスだからこそ楽しめるライブ」をしてくれるグループが際立って分かるようになりました。とくによかったのが前章で紹介した4グループなわけです。
フェスに行くのは「楽しいオタク」に出会うため
3日間で本当にいろんなオタクを目にしました。今回は一般チケットだったこともあり、次第にアイドルのステージだけじゃなく、オタクがそのライブをどのように楽しんでいるのか?を含めてライブを見ていた気がします。
フェスに行くと、普段のライブ会場とは比にならないくらいその場を楽しみつくしている「楽しむことの天才」みたいな人がいます。そういう人に出くわして「楽しむスキル」を高められることが、またフェスに行きたくなる要因なのかもしれません。
おわりに
まとめます。
セレンディピティ、高めていこう。
以上です。