【#2024年振り返り ①】今年通った地下アイドル現場の個人データを分析してみた
現場納めからが、note納めの本番。
結局、毎年こうなってしまう。地下アイドルオタクのかべのおくです。
本noteは、1年の個人的振り返り企画第1弾です。この企画の目的は、「2024年に自分はどんな現場に行って、そこでどんなライブを見たのか?どんな思い出を残したのか?を振り返る」ことです。
振り返りnoteは以下4つです。前半2つは定量的なデータ分析レポート、そして後半2つは定性的なポエム的な内容です。
① 2024年現場振り返り・・・Notionに日々記録したデータをもとに、今年の現場数やチェキ枚数を振り返ります。
② 地下アイドルオタク因子分析・・・上記データをもとに因子分析を行い、現場の傾向をつかみます。
③印象に残ったライブ振り返り・・・1年間のライブの中で、とくに印象的だったものを5つピックアップして振り返ります。
④沢山通ったグループ振り返り・・・今年、とくに現場数が多かったグループについて、思い出を振り返ります。
今回は現場振り返りということで、日常的に記録していたデータをもとに、「自分がどの現場に何回、どれくらいの頻度で通っていたのか?去年とどう変わったのか?」を振り返りたいと思います。
ちなみに、現場数については年始のnoteで目標を立てました。
この目標が達成されたのか、データを見ながら振り返りたいと思います。
データ集計方法
集計には、Notionで構築したデータベースを使用しました。
データ集計だけだったらスプレッドシートでもいいのですが、毎年使っているフォーマットを変えたくないので脳死でそのまま使っています。あと、Notionはデータベース記録以外にもWiki作成ツールとしての機能もあるので、オタク現場のありとあらゆることをNotionで完結させられないか?という(未だに達成できない)野望があることも、Notionを採用している理由です。
分析にはライブデータと物販データの2種類を主に使用するので、そこは2種類のシートに分ける形式となっています。
2つのシートはNotionの機能で連携されており、各ライブのデータと各物販のデータが紐づいています。
ちなみに、本noteのためにグラフを出力する際には、いったんCSV形式でダウンロードして、スプレッドシートで加工しています(結局そうなる)。
全体データ
まずは総合的な現場数・チェキ枚数を見ていきましょう。
総合現場数・チェキ数
2024年のオタク現場実績は以下のとおりです。
現場数:252
チェキ数:989
現場数の目標値150、チェキ数の目標値540は軽くオーバーしてしまっています。なんでこうなったのかを一言でいうと、「事情が変わってしまったから」です。
その理由は追って見てゆくとして、2022年、2023年、2024年でのデータ推移を見てみましょう。
特筆すべきこととしては、現場数・チェキ枚数ともに2023年よりも大幅に増加したことです。現場数は77(175→252)、チェキ枚数に至っては396枚(593→989)増加しました。一方で、1現場あたりの平均消費額はむしろ下がっているのは意外でした。
現場数・チェキ数の月別推移
月ごとの現場数、チェキ枚数、消費額の推移は以下のとおりです。
1月は29と少し多めだったものの、2~5月は現場数が20を超えない程度を維持していました(この時点でも少し多めだった)。しかし6月には現場数26・チェキ枚数103となり、そこから消費額も高い状態が継続しています。
ちなみに、2023年の現場数・チェキ数は以下の通り。
現場数は多くても18回で、15回前後がアベレージ、チェキ枚数も50枚前後を推移していました。
つまり2024年は2023年と比べ、6月以降に現場数・チェキ枚数が増加したと言えるでしょう。
グループ別比較
次にグループ別データを見ていきましょう。
グループ別現場数・チェキ数
まず、グループ別の現場数・チェキ枚数を示します。なお、対バンでは「チェキを撮ったら現場数を加算する」というルールを採用しています。したがって、グループ別の現場数を加算すると252を上回っている点にはご留意ください。
結果は以下の通り。
昨年に引き続き、FES☆TIVEが現場数・チェキ数とも最も多くなりました。2番目に多いドラマチックレコードと合わせると、現場数は4割強、チェキ枚数に至っては6割強を占める結果となっています。
現場数が多かった10組程度のグループについて、2023年・2024年のデータを比較してみます。
こう見ると、上位2グループだけでなく、それ以下も平均的にライブ数・チェキ枚数が増えています。グループの入れ替わりの観点では、新しくSWEET STEADY、かすみ草とステラ、透色ドロップの3組が入ってきました。
グループ別消費額
次にグループ別の消費額(チケット代とチェキ代の合算)の割合を示します(金額自体は生々しすぎるので伏せます)。
10%以上はFES☆TIVE、ドラマチックレコード、MyDearDarlin'の3組、5%以上はFES☆TIVE~Peel the Appleまでの7組となっており、年始の目標であった「10%以上4組・5%以上7組」は惜しくも未達成という結果でした。
もしもFES☆TIVEの消費額がもう少し少なければ、達成の可能性もあったということになりますが、そもそも現場数・チェキ数の目標値が大きくオーバーしているのでそもそもあまり意味をなさないという点は付け加えておきます。
グループ別データの月別推移
次に、上位4グループ(FES☆TIVE、ドラマチックレコード、MyDearDarlin'、JamsCollection)について、月別の現場数・チェキ枚数の推移を示します。
現場数のグラフが分かりやすいのですが、6月~10月のFES☆TIVEの数値が突出しています。現場数は11~17を推移し、チェキ枚数は10月には65枚に達しています。
これは言わずもがな、FES☆TIVE青葉さんの卒業があり、ブーストが掛かっていたためです。
9~10月の卒業までの予定が全て発表されてからというもの、ライブは前方チケットで全参するのが基本でした。卒業委員の仕事もあり、行かざるを得なかったというのもありますが。この期間で明らかに自分の中で、「推すこと」に対する基準が一つ上がったように感じられます。
イベント別データ
また今回は集計する際にイベントの種類もつけるようにしていました。
単独・ワンマンライブ
対バン
リリイベ等(ライブのないイベント)
厳密に言えば単独ライブでも、「大箱でのワンマンライブ」と、「平日に行われる小規模な箱での定期公演」は全く性質が異なるので、これを1つのカテゴリにしているのは少々良くない気がしていますが。
現場数上位7グループにおける結果はこちらです。
上位グループに関しては、ライブ以外のイベントの参加率も高いのが1つの傾向として伺えます。ただし徳間ジャパンにFES☆TIVEやJamsCollectionは、定期的にCDリリースイベントがあることも影響していると考えられます。
メンバー別比較
次に、メンバー別のチェキ枚数と割合を示します。
グループ別に見たときに数字が多かったグループから、メンバー1人ずつ入るという構成になっています。
上記について、2023年・2024年で比較します。
1番多い青葉さんは76枚(178→254)増加、次の河西さんは126枚(199→73)増加しており、全体としてチェキを撮る枚数が多くなっている傾向がうかがえます。
唯一の例外としてはFES☆TIVEの本多しおりさんが挙げられます。本多さんは2023年の途中にI MY ME MINEからFES☆TIVEに移籍、2024年は本格的な2推しで現場に通っていたため、枚数が42枚(21→63)増加しました。
総括
2024年のオタク活動をまとめると、以下の画像の通りです。
また、年始に掲げた目標の結果は以下の通りでした。
なぜこのような結果になったかですが、やはりFES☆TIVE青葉さんの卒業ブーストが大きかったと言わざるを得ません。4ヶ月ほど「行けるライブは全て行く、チケットは前方がデフォ」という状態が続いたのはかなり大きかったと思います。
しかし、卒業へ向けて走ってゆくなかで「この目標はいらないな」と感じる部分もありました。
前述の目標は「推しメンがこれからもずっとアイドルで有り続けること」を前提にしていたからです。つまり、推しメンが卒業する場合が考慮されていませんでした。なので本来ならば、前提が変わった時点でこの目標は見直す必要があったと言えるでしょう。
アイドルオタクは趣味であり、人生において不要不急の出費です。ですからある程度の数字で縛っておくことは重要でしょう。しかし、趣味の終着点は「いかに人生を豊かにできるか」であることを主眼において、時には想定外な出費も考慮して目標を設定する必要があると考えられます。
さて、来年以降の僕のデータは大きく変わると考えられます。青葉ひなりさんが卒業したことで、僕はFES☆TIVE現場から足が遠のきそうだと感じているためです。オタクとしては寂しさと同時に、新しいことが始まろうとしているというワクワクも同時に感じています。
それ以外のグループでも、メンバーの卒業によって通わなくなるグループが出てきました。その代わりに「ここ気になるな~」というグループが出てきたことも事実です。
これらについては、第4弾の現場振り返りで詳しく話したいと思います。
おわりに
まとめます。
まさか、こんなに通っているとは。
以上です。
振り返り第2弾はこちら↓↓
番外編:会場別比較
2024年、一番通った会場はどこなのかも集計してみました。
ちなみに、ノミネートされた場所は付録に示しますが、このうち3回以上訪れたものを上記に示しています。
訪問数第1位はSpotify O-WESTの21回でした。個人的には納得の結果ですが、企画側の手腕が如実に反映される難しい箱だなという印象を受けています。
傾向としては、渋谷の中・小規模ライブハウス(EAST、WEST、duo、nest、Veats)がやはり多かった印象です(というかほぼEASTとWEST)。同じ中規模会場としては、そこに白金高輪SELENE b2が食い込んで来ました。
一方で最近では、1,000人規模の大箱の需要も変わりつつあるようで、11月頃から突然品川ステラボールの訪問回数が増えて来ました。EX TEATER ROPPONGIも頻繁に使われている印象ですが、今後どのように移り変わってゆくのかが見どころです。
個人的には、Zepp Shinjukuの音が結構いいので、推しグループには一度はワンマンライブをやって欲しいなと思っています。