【ライブレポ】2023/12/4 FES☆TIVEワンマンライブ『コズミック祭り大革命』 @ ZeppDivercity 振り返り
この予定パツパツの感じ、年末感ある。
地下アイドルオタクのかべのおくです。
このnoteは、「地下アイドルAdvent Calendar2023」に寄せたものです。
2023年のnote活動の方針として、「ライブレポをちゃんと書くこと」を目標にしました。このnoteはそんな1年間の集大成になっていることを期待します。
2023年12月4日、FES☆TIVEワンマンライブ『コズミック祭り大革命』 @ Zepp DiverCityに参加してきました。
FES☆TIVEを応援してきて、本当によかった。
そんな感情にさせてもらえる、ただ楽しいだけじゃない充実の2時間。FES☆TIVEにとっては2021年5月以来となる屋内ワンマンライブで、映像・特殊効果をふんだんに使った演出と、メンバーのバッキバキに仕上がったパフォーマンスは、まさに今年を締めくくるに相応しいものとなりました。
ライブの最後には、念願のTokyo Dome Cityホールでのワンマンライブも発表。オタクにとっての悲願ともいえる最高の置き土産を残し、彼女たちは華々しく去っていきました。
そんな最高のワンマンライブを振り返ります。
事前物販〜開演前
当日の事前物販は、なんと14時から。おなじみのスペシャルくじに加えて、ライブグッズも新調されるという気合の入りよう。
Zepp DiverCityの入り口には今回のワンマンライブのメインビジュアルと、メンバーの等身大パネルが設置。
会場のロビーに入ると、メンバーのぼりと、担当キャラクターのパネルがお出迎え。
その横には、1つ前シングル「HUMAN NATURE WORLD」のアーティスト写真のバックドロップが。
会場は最新シングルとして告知されている「コズミック祭大革命」の世界観を前面に押し出した装飾が。ステージは2段に分かれていて、壁面は液晶画面を設置。ライブ中の演出も気になります。
この写真だとわかりにくいものの、CO2ガスのノズルは舞台両袖とセンター中央付近に少なくとも10本以上は設置されていました。FES☆TIVE運営は常に何かを噴射しないと気が済まないんか????
というわけでライブが始まる前から、「今回のワンマン、何かが違うぞ…!」という予感がビンビン。開場から開演までの1時間もあっという間に過ぎ、ついに今年最後にして、最高の宴が幕を上げました。
ライブ振り返り
それでは、セトリを順に振り返っていきましょう。いつも通り青葉さんの投稿を引用します。
一気に振り返るのも大変なので、MCごとにコメントしていきます。便宜上、衣装替え前後で1部・2部、アンコールの3部と区切ってあります。
第1部(ハレとケ~色違いサンダル)
「ハレとケ」が始まった瞬間、用意された全てのノズルから、オタクに向けてCO2全力噴射。寒い!!!
しかし、一曲目で安定に盛り上がれる曲を惜しげもなく使ってくる辺りは、楽曲が豊富なFES☆TIVEだからこそ成せるのでは。
「あの日のファンファーレ」、歌詞の最後があまりにもシチュエーションにマッチしててよかった…
奇しくも、このライブの最後に青葉さんが語っていた言葉に通じるものを感じる。これからどんなに大きくなっても、FES☆TIVEは、メンバー・オタク・スタッフみんなで手を取り合って進んでいくんだろうなって。
最近密かに(?)人気上昇中の「薄紅恋歌」から「革命的オーバードーズ」の流れはめちゃくちゃセンスを感じて、あの瞬間が一番アドレナリンが出てた気がする。
ちなみに繋ぎSEは今まで使用していたものとは別で、どちらも新作。メンバーのダンススキルをいかんなく見せつけて、そこからイントロなしでの「人類!」に突っ込む流れもめちゃくちゃよかった。
DJ金魚さん提供の「夏リア」「心拍」に今年作られた「色違いサンダル」が加わり、切ない夏の恋愛ソング3曲メドレー。「心拍」の辻さんは過去イチで感情が乗ってて、タイミングも完璧な会心の落ちサビ。最前でこはるちゃんのオタクが涙ぐんでいるのを見て、なんだかこっちもうれしくなってしまった。最後の青葉さんの流し目も痺れた。
第2部(映像~カンフー)
ワンマン特別映像はメンバーが声入れをしたゆるアニメ。
新曲の「コズミック祭大革命」はヨナ抜きが適度に使われていて、同じく宇宙をモチーフにした「人類!」とはまた違った宇宙を表現している印象。来年はこの曲でたくさんサークル作りたい。
メドレーの選曲は、少しでもFESに詳しいオタク、ましてや古参なら絶対に喜ぶレベルをサクッとまとめてくれてとても好印象。曲の繋ぎ部分も、上下のステージをうまく使っててよかった。
ライブのラストスパートにはもはやこれしかないという、説明不要の楽曲たち。玉屋曲は元気が出るけど、やっぱりこの3曲は一番グループのカラーを出しやすいのでは。「カンフー」が2023年にここまでの人気曲になるなんて、2021年に発表された当初はだれか予想しただろうか?
第3部(アンコール)
こんなに晴れ晴れしさのなかに「TDP」を聞けたことはなかった気がする。この曲を聴くときにはいつも終わってしまう寂しさに襲われるので、それだけこのワンマンが充実していたんだと思う。
最後は昭和のビッグフレンドこと「前説おじさん」の挨拶で締めくくられ、FES☆TIVEのワンマンは熱狂のうちに閉幕となった。
所感、そして願い
一言でまとめれば、「めちゃくちゃ『出来栄え点』の高いトリプルアクセル」のようなワンマンライブでした。
FES☆TIVEのライブは、オタクの認知度が高く、ライブで盛り上がれるような「基礎点の高い楽曲」に頼りがちな印象がありました。つまり、普段から人気な曲の間に少しニッチな曲や新曲をなんとなく挟めば、そこそこのライブになります。なってしまうのです。もちろんこれは、メンバーがしっかりレッスンを積めていて、カロリーの高いセトリすらもこなせてしまうが故の諸刃の剣だと思います。
しかし今回のワンマンライブは繋ぎSEを効果的に使ったり、渋めの楽曲をメドレーでつなげたりと、曲の魅力をうまく引き出すような工夫が各所でなされていたという印象を受けました。
これは、カメラエリアの導入が大きかったように思います。同系列のアップダンスではもはや当たり前になりつつあるカメラエリアですが、全編撮影可能になったのは僕の知る限り初めての試みでした。
しかし、カメラで撮られるということは、ただ沸ける曲だけを並べるのではなく、「撮られやすい曲」も選ばなくてはいけません。また、カメコの人々もただ撮るだけでなく、普通にサイリウムを持って沸きたいこともあるでしょう。その結果ブロックごとに楽曲のジャンルが分かりやすく、メリハリのあるセトリになったと推察します。メンバーの衣装やビジュアル、ステージの装飾も、レンズで抜かれたときに映えることをある程度意識したのではないでしょうか。
これはカメコ以外のオタクでも、「聞くときは聞く」「沸くときは沸く」のリズムが掴みやすいという意味で、良い影響をもたらしていたように感じます。
カメコ、女子オタ、ピンチケ、最前管理、振りコピ勢、MIXer…FES☆TIVEに集うオタクは、どの現場よりも群を抜いて多様です。だから、ただ熱く盛り上がるだけでなく、見てるだけでも楽しめる、そんな「いままでのFES☆TIVEらしからぬ良さ」が今回のワンマンで見られたのは、オタクの裾野が広がるという意味でいい傾向と言っていいでしょう。
今のメンバー・グループが進む道は、必ずやTDCホールワンマンにつながっていると信じています。数年後を振り返ったときに「あのワンマンきっかけに流れが変わったよね」と言えるような、そんな2023年12月4日であったことを願ってやみません。
2023年のFES☆TIVEと自分
さて、ここまでワンマンライブについて述べてきました。これで終わりでもいいのですが、せっかくのAdvent Calendarなので、もう少し。
2023年に書くnoteも徐々に残りわずかとなってきたので、ここからはFES☆TIVEオタクとしての自分の1年を、執筆したnoteと共に振り返っていこうと思います。
青葉ひなり生誕祭
FES☆TIVEに通うようになってから1月になると何となく緊張してしまうのは、このイベントがあるからです。2023年の青葉さんの生誕祭も、Spotify O-EASTできらびやかに開催されました。
たまたま車でライブを見に来ていたために、終電後も特典会に参加したのも思い出でした。来年はどうなるんだろうか。。。
この生誕をきっかけに、現場で話せるオタクの人が徐々に増え、自分にとってのホーム感が醸成されてきたように思います。
青葉ひなりZipper専属オーディション
FES☆TIVEの1メンバーである青葉ひなりではなく、「『青葉ひなり』を応援している」ということを意識するようになったのはこの頃からでした。配信でオタク達と切磋琢磨する中で、「見返りを求めずにただ推すこと」を実感した気がします。
そして勝ち取った舞台、今年のゴールデンウィークをほぼ全投入して北海道に赴きました。ランウェイというのがなぜ多くの女子にとっての憧れなのか、それを雰囲気だけでも感じ取れる機会でした。
全国ツアー 「#フ活」
#フ活とは、「FES☆TIVEのライブで汗を流してととのうこと」。マジで毎週末どっかに出かけてた気がします。
奄美大島は、アイドルオタクのみならず、普通に生きていてもなかなか行かないところなのに、そこでライブを見るというのも一層意味不明。「ととのったわけではなく、極まったかもしれない」と思いました。
その中でも一番の盛り上がりだったのは小樽公演。タイトル未定との2マンライブという最高のスピンオフライブも見られ、北の大地の偉大さを感じた2日間でした。
本多しおりI MY ME MINE卒業・FES☆TIVE加入
I MY ME MINE所属時から推しメンであった本多しおりちゃんの卒業が発表されたのはそんなツアー中のことでした。アイマイとFES☆TIVEはライブの規模感的に実はそれほど被りは多くなく、「もっとアイマイの本多しおりを見てたかった」という後悔の念がなかったと言ったらそれは嘘になります。
そして、まさか推しグループで見られることになるとは。本当に今でも夢なんじゃないかと思っています。またFES☆TIVEが特別な場所になってしまいました。
夏フェス(NATSUZOME、SPARK、TIF、アトジャ、赤レンガ)
アイドルの季節と言えば、やはり夏。いろんな夏フェスで最高の思い出を残してくれました。今年は本多しおり加入にあわせてリリースされたシングル「HUMAN NATURE WORLD」を引っ提げ、制限が緩和されて久しぶりに迎えた熱い季節をさらに熱くしてくれました。
しかし赤レンガ倉庫でのワンマン以後、僕はFES☆TIVEのライブからの足が遠のきます。グループの遠征と、自分のプライベートや仕事がうまくかみ合わかったこともあり、ライブを見るのが2週間に1回ということも少なくありませんでした。
その間は代わりというか、むしろあえて他のアイドルを見に行っていたこともあったので、別にオタクをやめていたわけではありません。しかし現場に行かなかったことで、かえって「結局、自分は何がしたいのだろう」と考えさせられる期間でもありました。
FES☆TIVEに通う理由、それは「圧倒的な楽しさで満ち溢れた空間」に魅了されてしまっているからです。かわいくて人気があって、曲が好きなアイドルは結局いくらでもいます。しかし、元気や感動、それ以外にも、今までの人生で何回も味わったことのない感情になるのは、FES☆TIVEのライブを除いてほとんどありません。
もちろん今ではだいぶ客観視できてしまうようになってきて、掛け値なしに「うちが最高!」とは口が裂けても言えません。台頭してくる新勢力と比べて嫉妬することだってあるし、学生の時に初めてTIFに行った時のように無邪気に楽しむことは(他現場も含めてですが)もうできません。
しかし、きっと来年もFES☆TIVEについて行って、いろんな現場で馬鹿みたいに声出して、馬鹿みたいに踊って、足を引きずるようになるまで跳んでるんだろうなと根拠もなく思っています。結局、僕にはそういう「推し活」しかできないんだろうなと。
おわりに
まとめます。
残り2023年も、来たる2024年も、どうかわっしょい多からんことを。
以上です。