【GIGAスクール初めて日記】③GoogleClassroom
はじめに
GIGAスクールがはじまって、とりあえずGoogleClassroomを使ってみたけど、有効的に活用できているか不安という声をよく聞きます。「とりあえず、課題を集めるのにつかってるけど、これ以外に使い方ないの?」「資料を配るのにつかってるけど、児童が指定したファイルを探すのに時間がかかっている」などなど、、、、。本記事では、「GIGAスクールはじめて日記」の著者たちが、GoogleClassroomの問題をどうのように指導して乗り越えていったのかを、3つにまとめて紹介していきます。
①トピックは単元ごとに作成
GoogleClassroomでは課題を作成すると、時系列で課題が並んでいきます。そのため、例えば同じ国語の課題であっても漢字テストかごんぎつねのテストかあけてみないとわからなくなります。そこで、まずは教科ごとにクラスを作成し、その後、単元ごとにトピックを作成することにしました。
こうすることで、複数の課題を作成しても児童たちは簡単に目的のものを見つけることができるようになりました。ちなみに、下の写真が教科ごとにトピックを作成したものです。単元ごとに課題も分けられない上に、教科ごとに色を分けられないので、わかりにく表示となっているのがわかりますね。
②コメント欄で見通しをもたせる
GoogleClassroomにはコメント欄があります。このコメント欄も授業でゆこうに活用できます。
例えば、学習の指示を先に入力しておき、資料とともに配布します。こうすることで、授業中に教師が指示をする場面が減り、これまでよりも学習時間を確保できるようになりました。その他にも、ルーブリックを入力しておくこともできるので、児童たちはいつでもコメント欄に戻り、学習のゴールを見返すことができるようになりました。
このようにコメント欄を上手に活用することで子どもたちに見通しをもたせ、学習に集中させることができました。
③自分のクラスに合わせた工夫
Classroomでは資料や情報を共有したり、課題の配布・回収をしたりすることができます。このClassroomを効果的に活用するために、トピック名の付け方やコメントの書き方を工夫するといいでしょう。まさに、上の2つの項目がそうです。
Classroomは多くの人が使いやすく設計されているのが特徴ではありますが、一方で、自分のクラスで使うにはちょっとした工夫が必要になります。ご自身のクラスに合わせた工夫が使いやすさをぐんと上げるのです。
最後に
GoogleClassroomはテンプレート通りにクラスの欄に、◯年◯組と使うものだとばかり思っていました。しかし、本書のように教科ごとにクラスを作成することで、単元ごとにトピックを作成でき、さらに教科ごとに色分けをできるので、児童にとってもわかりやすくなることがわかりました。このように、ちょっとした工夫をすることが使いやすさ・わかりやすさを向上させるのだと思います。現場に出たら、この手法をつかってみようかな。