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【GIGAスクール初めて日記】⑤Jamboard×計算練習

はじめに

 クラウド上のホワイトボードとして使えるアプリ。Jamboard。みなさんも使う機会が多いかと思います。しかし、Jamboardは誰もが書き込むことができるため、児童全員が一斉に書き込みが処理速度が遅くなったりします。また、書き込めることが楽しいあまり、落書きをしたり、別のグループのシートにも書き込むような問題が起こりがちです。
 本記事では、「GIGAスクールはじめて日記」の著者たちが、Jamboardの問題をどうのように指導して乗り越えていったのかを、紹介していきます。

①Jamboard×計算練習

計算の過程を可視化

 Jamboardは自分や相手が書き込むと、リアルタイムにお互いの画面に表示されるため、この機能を計算練習の場面で活用しました。グループで順番に問題を解いていき、計算間違いや計算の順序に間違いがあれば、その場で相手にしてきすることができます。

②共同編集のトラブル解消法

 はじめにに書いたような共同編集のトラブルが著者たちのクラスでも起こったそうです。そこでまず、共同編集のトラブルが起こる原因を探ることからはじめ、それから解決策を考えました。

■スキル面
 原因:アプリの操作スキルが未熟である

 解決策:アプリで自由に遊ばせる

■モラル面
 原因:他者意識が低く、自分の満足を優先している。

解決策:困り感をなくすためにルールをつくる

 アプリで遊ばせることは、スキル向上に加えて、アプリをたくさん触った満足感から落書きなどの衝動を抑える効果がありました。
 また、新しいルールとして「個人でタッチペンの色を変える」こととしました。これにより、落書きや順番を守らない個人を特定できるようになりました。このルールができると、ほとんどの子供が困り感なく、Jamboardを活用できるようになりました。

③参加意識を持たせる

参加意識を持たせて効果アップ

  1. 問題を解く人

  2. ポインターでヒントを与える人

  3. ヒントを口頭で伝える人

グループで計算練習を行う際に一人ずつに役割を与えました。そうすることで、一人ひとりの参加意識は高まり、より効果的に問題に取り組むことができました。

最後に

 Jamboardはクラウド上でホワイトボードとして使えるアプリです。著者たちは、ここではまず計算用紙として使い、それを協働学習に用い、さらには操作スキルと情報モラルの指導まで行っていました。Jamboardに限らずアプリはツールなので、使い方のアイデアは様々あることをしることができました。
 この記事を読んでくださるみなさまのおすすめ「Jamboardの実践事例」を教えていた誰ば幸いです!コメント欄に直接書き込むか、記事のリンクを張っていただいてもかまい!よろしくおねがいします。

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