★綿柎開★秋の乾燥は喉の大敵【銀梨糖水】
熊猫薬膳茶房にようこそ!
疲れちゃったらここでゆっくりしていってね。
美味しいお茶とおやつ、あります。
七十二候「綿柎開」、秋の邪気がやってくる
綿の実がはじけて綿花が顔を出す頃の七十二候。
朝夕に少しずつ秋の風が吹くようになるとやってくるのが秋の邪気….。
古代中国に端を発する五行思想では、各季節に特有の「気」があって、身体に不調があるときはそれが悪さをする「邪気」になるとされているんだよ。
秋の「気」は「燥」で、邪気になると「燥邪」、つまり秋には乾燥による不調が出やすいということなんだ。
乾燥にいちばん弱いのが呼吸器(五臓の肺)。
肌寒い夜やエアコンのせいで、喉がイガイガするな、熱っぽいな、というときは炎症が肺や気管支に広がる前に潤う食材でお手当を!
秋の薬膳の定番デザート、銀梨糖水
糖水とは甘くて温かいスープのこと。
銀耳(ぎんじ)と呼ばれる白キクラゲと梨で作ります。
潤い効果バツグンの白キクラゲは、煮れば煮るほどトロトロになって、喉を優しく癒してくれるよ。熱をとってくれる梨といっしょに甘く煮るだけの簡単デザート。
あれば咳止め効果の生落花生を加えてもグー。ハチミツで甘みを調節しながらスープまで美味しく飲み干してね。
まだ暑さの残る今頃は冷たくしてミントで清涼感を、寒くなってきたらシナモンや生姜を加えて温かいまま。どちらも美味しいよ。
白い秋のデザート、食べてって!
レシピメモ
★銀梨糖水
材料
・白キクラゲ(乾燥) 5g
・梨 1個
・ハチミツ 大さじ1〜お好みで
・生落花生(ゆでたもの) 5〜10粒
・ミントの葉
①白キクラゲは水でもどして一口大に切る。500ccの水で柔らかくなるまで煮る。水が減ったら足してね。
②一口大に切った梨を加え透きとおるまで煮てハチミツを加える。
③冷やしてゆで落花生とミントをトッピングする。