★草露白★心ゆったり秋のお茶と琥珀糖【菊花茶】
熊猫薬膳茶房にようこそ!
ちょっと一休みにお立ち寄りくださいな。
美味しいお茶とおやつ、あります。
七十二候「草露白」、朝露キラキラの日は一日お天気
花や草に降りた朝露が、白く光って見える頃の七十二候。
露は空気中の水蒸気が冷えて水となり、草や葉に水滴となって付着したもの。今頃の朝露は太陽が昇ると跡形もなく消えてしまうね。朝露が降りるということは上空の空気が高気圧に覆われて冷えているということなので、日中もよく晴れるんだって。
お出かけ日和だよ。
9月9日は「重陽の節句」
古代中国の陰陽思想では、奇数は陽数と呼ばれ、二つ重なる日は縁起のいい日と考えて「節句」というようになったよ。
1月7日は人日(じんじつ)の節句、3月3日は上巳(じょうし)の節句、5月5日は端午(たんご)の節句、7月7日七夕(しちせき)の節句、そして9月9日は重陽(ちょうよう)の節句。
重陽の節句は五つの節句を締めくくる大事な日で、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を楽しんだりして長寿や無病息災を祈願する行事が行われるよ。
平安時代に宮中で開かれた「曲水の宴」は有名だね。今でも日本中でこれに倣った行事が行われている。
心と体に効く「菊の花」
中国には菊を薬にして800歳まで生きた仙人の伝説があるくらい、菊には不老長寿の効き目があると信じられてきたんだって。
中国の医学に基づく薬膳では、菊は体の余計な熱を冷まし、イライラを抑えたり目のかすみをすっきりさせたりする食薬とされている。
菊の花は乾燥させるとお茶のように飲むことができるので、ゆったりしたいときに気軽に飲むことができるよ。
今日は、白ワインで作った香りのいい琥珀糖を朝の露に見立てたおやつ。
ほろ苦い菊花茶のお供にピッタリだよ。
どうぞゆったりしていってね!
レシピメモ
★白ワインの琥珀糖
材料
・粉寒天 6g
・グラニュー糖 360g
・水 170cc
・白ワイン 30cc
①粉寒天と水を鍋に入れ中火にかけ、泡立て器で混ぜて寒天を溶かす。
②火を止めてグラニュー糖と白ワインを鍋に加え、再び中火にかけて沸騰させたまま4〜5分煮詰める。少し糸を引くぐらいが煮詰める目安。
③バットに流してそのまま置き、表面が固まってきたらラップをかけて冷蔵庫でしっかり固める。
④固まったら型から出し、お好みの形に切る。スプーンで崩しても綺麗です。
⑤切り立てはもっちりプルプル食感。
クッキングシートに並べ、風通しのよいところで乾燥させると表面シャリっ中はプルプルの琥珀糖になります。
※沸騰した寒天液は恐ろしく熱いので注意!
※切り分けた大きさや部屋の湿度によって乾燥時間が変わります。固まるまでに数日かかることも。途中で上下を返し、よく乾かしてね。