かばっく

独学で武術みたいなものを考察してます。 Academy fight song、ミワサチコトリオなどでドラム その他もろもろ 障がい者支援施設勤務

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最近の記事

アレクサンダーテクニーク③

アレクサンダーテクニークにおいて重要なのが、自身の身体を自分がどのように使っているか?を常に問いかけ、不必要な動きや萎縮、余計な緊張を見つめ直し解いていく過程だと思います。 実は、これに関しては「今この瞬間、身体が整った!」と感じたとしても、すぐにまた身体は変化していくので、常に姿勢を見つめながら意識を向けておかないと、整った状態を維持できない。 なので、ゴールがあるようで実はない。つかまえてもすぐに消えていく、雲を掴むような過程だと思う。 それでも、常に自分自身を見つめ

    • 瞑想してたらトリップした話パート2

      前回、瞑想してトリップした話を書きましたが、今回はその3回目の体験を書こうと思います。 その③  バンドのスタジオから帰って 当時、30手前くらいの頃にバンドで精力的にやってたんだけど、その日もスタジオでの練習を終えて帰宅して、もう夜中だったし次の日も仕事だったから寝ようと思ったんです。 けれど、なんか眠れなかったんでしょうね。 座禅でも組んで気を休めれば眠りにつけるかな、みたいな感じで始めたんだと思う。 スタジオの疲れ、日々の疲れもあり、身体は少しだるいような感覚

      • 瞑想してたらトリップした話

        みなさん、瞑想はしたことあるでしょうか? マインドフルネスとかで流行したから結構やったことある人多いのかも。 僕は瞑想は継続してやるタイプではないのだけれど、座禅というものに対して立禅というものもあり、この立禅は30才少し前からかなり長期間やりこんだ。ちなみに、立禅とは中国武術では站椿(たんとう)として身体つくりの基礎中の基礎となる修行だ。 站椿を知るまでは特に身体や精神に対してトレーニング的なことはやっていなかった。 ただ、なんとなく本とか読んで気まぐれに気分が乗れば

        • いのちのたび博物館の床の話

          先日、娘と北九州市の「いのちのたび博物館」に行ってきた。 様々な恐竜の骨格模型や動植物の展示、縄文時代から近代までのヒトの暮らしの変遷なども見ることができ、大人心にも非常に楽しい時間でした。 そんな中、特に驚いた展示がある。 床面をガラス張りにして、そのガラス床の下1メートルあたりに海底生物(イソギンチャクとか亀とか)を展示してある小さなスペースだ。 特に展示自体に惹かれた訳ではなく 自分が立っている床と、そのガラス床下に広がる別世界 そこに立つと、明らかに自分の

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        • 武術とか身体操作について
          24本
        • めんたる的なものについて
          8本
        • 音楽とかについて
          5本
        • 打楽器とかについて
          6本

        記事

          アレクサンダーテクニーク②

          知ってる人は知っているけど知らない人は知らない(当たり前か笑) そんなアレクサンダーテクニークですが、youtubeとかで検索したらいろいろ参考動画があるので、是非お時間ありましたら観てみてください。 そんな中でも、わかりやすくテクニークとはどういうことなのか、を説明した動画があったので、そのやり方を紹介してみたいと思う。 まず、立っても座っても良いので、真っ直ぐ前を向く。 次に、ほんの気持ちだけ、頭、首を下に押しつけたり、後ろ側にほんの少しだけ下げながら引いてみる。

          アレクサンダーテクニーク②

          麻雀

          かなり前に書いてた記事だけど、読み返すとフムと思わされるモノがあったので投稿してみました笑 先日、大学時代の友人と集まって遊んだ。 だいたい、この集まりの時は麻雀になることが多く、この日も7時間ほど打った。 思えば、大学時代には、勉強なんかロクにしなかったし、バンドか麻雀か、合コンか、あとはバイトに明け暮れていた。その中でも麻雀はかなりの割合を占めていた。 夕方から麻雀を初めて、朝方に解散して寝る。世間からみたらクズみたいな毎日で学生時代のほとんどを過ごした。 自分が

          アレクサンダーテクニーク

          2024.8.16 僕を残して家族全員(!)ハワイ旅行に出かけたのだけれど、ちょうど時を同じくしてインフルエンザと謎の皮膚炎(かなりの激痛で動けないくらいの炎症)、それに左半身の痺れ、左の頭の中でシャカシャカ音が鳴る、などなど、とんでもなく体調を崩してしまった。 看病してくれる人もいないため、暗闇の中で皮膚の痛みと高熱と訳のわからない症状に苦しみながら、 あ、これ俺もうすぐ死ぬやつやん、、、汗 と非常に肝を冷やしたのです。 熱がひいてからも皮膚炎や痺れは引かず、大学病

          アレクサンダーテクニーク

          五輪書

          某ブッ○オフで立ち読みしていてハッとした文章があったのでここにメモしておきたい。 宮本武蔵の五輪書の解説本なのだけれど、水の巻、これが昔から惹かれるものがあり時々文献を探っているのだ。 その中の一文 心の持ちようは平常の心と変わってはならない。平常のときも戦いのときも少しも変わらず、心を広く素直にして、緊張しすぎず、少しも弛まず、心に偏りがないように、心を真中におき、心を静かに揺るがせて、その揺るぎのなかにも一瞬たりとも揺るぎを失わないように、よくよく吟味すべきである。

          その⑥

          たしかその④で無手というのを書いたが、これについて考察してみる。 まず、太極拳で言われる纏絲勁、回転運動、これは根本的な人間の人体構造を明確に型に表してあり、この連動する動きを習得することで動きが格段に変わってくるし、強く浸透する、そして身体に負荷のない動きにも繋がっていく。 だけれども、その回転(纏絲勁)を今回はナンバ歩きの際に意識しないようにした。 というより、自分が意識して纏絲勁を生じさせるプロセス、これを封印した、といった表現の方が的確かもしれない。 それ以前

          その⑤

          今日はあまり寝れなかったのと、右の尻が寝違えたような感じで違和感と痛みがあった。 「これは、、最近歩き過ぎたからかな?」 ここ4日間、トータル10万歩近く歩いている。 はっきりと歩行が原因だとも思えないので、軽くストレッチをして少し歩いたら改善した。 「痛みがあるときは、痛まない動かし方をする」 痛みをかばったり余計なことをせず、ただ感覚的に身体が楽な動きに身を委ねる。これも、ある意味、繰り返し出てくる自分の自我を無視し続ける必要がある。 おおよそ僕らは、部分を守

          その④

          今日は山の中で型を練りながら太極拳とナンバとの相違点を入念に確認した。 正直、心が少し折れそうになった。やっと気づいたと思った地点が、足元からグラグラと崩れ落ちるような感じで、「やっぱり違ったかもしれん。。。」みたいな疑心暗鬼が僅かながら出てきた。 具体的に言うと、タイミングだ。 その①で書いているが、逆雲手の形をとっても、正雲手の形をとっても、ナンバ歩きで通常のスピードに持っていくとタイミングがズレる気がするのだ。 内旋、外旋、さまざまな動きの中に筋肉の流れる方向、

          その③

          うーん、やっぱりまだまだ全然やなぁ。 とにかく、一旦白紙に近い感じに戻したり、ああでもないこうでもないと考えながら、今日も一日歩いていた。 今日は街中は避けて、人の少ない山道を一歩一歩を時間をかけながら歩いて身体を内観していた。 もしかしたらこれは太極拳というより、空手とか、南派の方が動き的に近いのじゃなかろうか。とか思ったり。 身体の使い方を間違えると、腰に違和感がくる。もともと腰痛気味なので、歩きのせいではないかもしれないけれど。 それでも、山道をかなりの距離歩

          そもそも

          まず、太極拳って聞いて、みんなはどう思いますか? 「なんか、ゆっくり動くやつでしょ」 「おじいちゃんおばあちゃんがやってる、、」 「あんなので戦えるワケないやん」 「健康に良さそう」 くらいがだいたいの意見だと思います。 たしかに半分は当たってると思います。それはどれかというと、おじいちゃんおばあちゃんがよくやってるっていう事と、(笑) それと大事なのは 健康に良い これは非常に重要。 人体を知り尽くしているからこそ、破壊も出来るし逆に健身にも活かすことが

          歩法考察その②

          ナンバと太極拳を組み合わせて歩くのだけれど、実際に見てもらわないとこれはほとんど理解できないと感じます。 まだまだ未熟なので、歩いてる時に身体の動きがチグハグになることも時々ある。 そんな時は考察①で書いた基本形に戻って整える。 今日もかなり(2万4千歩くらい)歩いたが、最後らへんに一つ気づいたので書き残しておく。 要は身体全身の統合が肝心なのだ。 で、イメージとしては ・身体のいたるところ、また、移動する時の姿勢、各部位の動き、これらを三角形の形を描くように心が

          歩法考察その②

          歩法考察その①

          掌転歩 これはナンバ歩きと中国武術を融合して運用しています。身体に対する要求は以下。 ・右の腰(お尻)が前に出てから右足が出る ・その時左肩は半身で引くが、極端に引きすぎて腰が捻れてはいけない ・左肩を引くと同時に、左腕に球を抱えるようにして抱く。また、左手(球)と右足が連動しており、左手で球を抱える際に右足も吊られて浮き上がるイメージ ・右足に連動して右手は伸びながら内転し、地面を突くようなイメージ ・右足を接地して踏む際に右手が突きを発する ・以下、右と左を

          歩法考察その①

          足掛け10数年

          ここ最近(クリスマスイブの日ね)、コロナに罹ってしまい、布団でゴロゴロ1日10時間以上スマホばっか眺めてた。 自覚はあったものの、、 「あー、このままじゃ腐れ人間のまっしぐらだなぁ。。。」と思いながらも、トコトン自堕落な生活を続けていた。 翌日(クリスマス当日かな)、思い立ったように、近所の神社で太極拳とか意拳の練功をやって、流れに身を任せるように1日中歩きまわった。 この「歩く」というのも、今までなんとなく避けてきた「ナンバ歩き」を取り入れてみた。 ナンバ歩き=簡

          足掛け10数年