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樺島ざくろ プロフィール


樺島ざくろといいます。
児童文学や絵本、小説などを書いて、ときどき応募しています。
家族は、子ども3人と夫1人と、金魚2匹。
好きなものは、字の書いてあるものと、甘いもの。
マンガも大好き。あと読み聞かせも。
読み聞かせは、10年以上ボランティアをやっておりました。

書くことを始めたのは2020年の5月。コロナのステイホーム期間のことです。
不安も閉塞感も、わが家の人口密度もいっぱいいっぱいだったあのとき、私は物理的にも精神的にも酸欠の金魚っぽくなっていて、家でできる新しいなにかを探していました。


それから数年。
ももいろカバのカバシマさんとの旅は「だれだれちゃんのお母さん」だった私が「樺島ざくろ」になって飛びこんだ、新しい冒険の旅でもありました。

今まで世界のすべてだと思っていた場所の外側に、こんな広い異空間があったのねー!? というような衝撃。
書くことってだれの前にもあって、しかも無料で今すぐできることなのにね。
しばらくの間、私は育児とか介護とか、半径小さいメートル圏内でのサポート業が生活の全てで、脇役ポジションが当たり前になっていたので。
自分のことを書くことなんてもちろん、立ち止まって考える余裕も習慣も持たなかったんだよ。
大げさに聞こえるかもしれないけれど、びっくりしました。
私も書いていいんだっていうことが。

そんなわけで数年間書き続けてきましたが、ひとまずこれまでをふり返る活動メモ帳を作りました。
プロフィール設定があるのを知って、変なタイミングだけど、遅ればせながら書きたいと思っていたのです。
旅の足あと、旅先での思い出スナップみたいな感じで。
随時更新予定です。


【2024年】

*「公募ガイド」第9回W選考委員版「小説でもどうぞ」(テーマ=友だち)
最優秀賞 「目の中の虹」

ゲスト審査員は江國香織さん。最推しなのです。
どうしてもお目通りを叶えたかったので、絶っっ対に私が獲る!と、2週間集中して2作書いて応募したうちの1作です。
「公募ガイド」のサイトと、本誌2024夏号に掲載していただきました。
私にとってとても重要な経験となりました。きっとずっと忘れないと思います。
いつかこれについての重々しい愛を叫ぶ記事を書きたいと思っているところです。


* 第40回日産童話と絵本のグランプリ
大賞 「今日にかぎって」

前回佳作に選んでいただき、次は絶対にてっぺん獲るぞっ!と一年間毎日、ずっと意識していました。4作応募したうちのひとつです。
受賞のお電話をいただいたあとは、声をあげて泣きましたね。
練馬区の光が丘団地をイメージして書いた、夕暮れ2時間の小さな小さなロードムービーです。
受賞作は、2024年12月13日(金)にBL出版より発売の予定。
よろしかったらぜひお手に取ってみてください!


*「公募ガイド」第7回W選考委員版「小説でもどうぞ」(テーマ=神さま)

最優秀賞 「復活祭」

金ピカ表紙の「公募ガイド」本誌2024冬号とサイトに掲載していただきました。
ゲスト審査員は篠田節子先生。
作品が活字になって本屋に並んだのが初めてのことで、本屋を見かけるたびに飛び込んでは「公募ガイド」を探し、自分のページを確認しました。

それにしても篠田先生が講評でさらっと語られた改稿案が良くて。
本当にそれだよそれ! いまから走って書き直してくるんで待っててください! とか思いました。文学の奥行きよ。



【2023年】

* 「公募ガイド」第5回W選考委員版「小説でもどうぞ」(テーマ=魔法)
 佳作 「幸せの黄色い財布」

最優秀賞は「公募ガイド」本誌に掲載される、この公募。
佳作は名前掲載だけでしたが、「樺島ざくろ」が活字になり嬉しかったです! 
(2冊買いました!)
講評ではゲスト審査員の門井先生にガッツリ斬られましたが、それもまたありがたくて。
亡くなった父の財布からひょっこり1万円が出てきた事件をもとに書いた話です。


* WOWOW×note企画 #映画にまつわる思い出
 入賞 「帰れないけど帰れる場所」

『E.T.』を観たときの、家族の小さな思い出話です。
もうなにも付け足されることがないはずの古い思い出に
こうして思いがけない上書きがほどこされて、しみじみ嬉しく思っています。


* 第39回日産童話と絵本のグランプリ
 佳作 「サワタリくんのパンツ」

初めての受賞電話。初めての表彰式。
誇らしい気持ちといっしょに、くやしい気持ちも味わいました。
次は・次に・次を、と、「次」を考えさせてもらった体験です。


【2022年】

*文学フリマ東京35 出店

同人誌の作り方もわからないし、そもそも文フリなんて行ったことがない!
それなのに夫とふたりして、図々しく参加してきました。
出会いいっぱいのよき冒険。
あのとき、気まぐれで無謀な勇気がぽっと出て良かったなー。


*「公募ガイドONLINE」第9回「小説でもどうぞ」(テーマ=冒険)
 最優秀賞 「マジ勇者」

ステイホーム中に息子にそそのかされて始めたゲーム、『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』の体験をもとに書いた作品です。
創作の公募で初の白星。
すっごくびっくりしたし、めちゃくちゃ嬉しかったです。

*後日このときの賞金で、続編の『ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム』を購入いたしました。(ただいま絶賛プレイ中)


【2020年】

* 村上春樹『猫を棄てる』みんなの感想文コンテスト
  文藝春秋サイト「本の話」掲載 「猫は棄てない なにかを洗う」

在宅で介護していたときの、父のふしぎな言葉を思い出して書いた感想文です。本に出てくる夙川の近くに住んでいたことがあり、身近に感じながら読み、書きました。


カバシマさんと私の冒険は、これからも続きます。
最近、年齢を理由になにかと小さくなってしまいがちなんだよね。
負けたくないね!

今まであまり走らない人生だったので、とにかく遠くまで行きたい。
あちこちドタドタ、思いっきり走りたい。
迷ったり、立ち止まったり、ふて寝する日があっても、いい旅と呼べる日々でありますように!

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