光る君へ#36待ち望まれた日

彰子ちゃん、初めてのお産、おめでとう💕
いやー、大騒ぎな出産シーンだったね。生き霊なのか物の怪が取り憑く設定すごいなぁ。あんなに騒がしくてお産するって大変。

経産婦になったら、ちゃんと髪型や、着物に細かくアップデートが加えられていて、やることが細かいなぁ(着物が青になってると、他の人のコメントを見て気づきました。晴れやかな顔がまぶしい)。大人っぽくなった彰子ちゃんかわいい。前髪も上げて、眉毛も少し整えて。

なんとなく明るい照明の土御門弟とは異なり、伊周や明子さんのお家はええ感じに暗い。これはあえてホワイト側とブラック側を分けて対照的に演出してるんだなぁ。

五十日のお祝いは、ちょっと道長が倫子ちゃんを怒らせたらしい史実があったみたいだけど、ドラマの中の扱いとはちょっと違ってたね。彰子ちゃんも籐式部のおかげさまを連呼するし、母としては切ない思いを抱きながらいる中でダンナがまひろちゃんと歌を交わす、、ダブルパンチで切ない。

道長は明らかにお酒で気が大きくなって、籐式部が公任と話すのがイヤで、呼びつけたよね!?なんだか、公達のみなさんもみなおじさんはべろんべろんで、孫の誕生を祝う宴席でこれでいいのか?と思わざるを得ないような、なんとも言えない大人向けのシーンでした。

赤染衛門が、年配の落ち着きを見せて、左衛門の内侍のささやきにも動揺も見せないながらも別れた後の顔が怖くてびっくりしたね。基本、倫子ちゃんの味方なんだよね。宴会のあと、最後の問い詰めるシーンも激こわでした。。。さすがの貫禄っぷりです。

それにしても、皇子とわかったときの道長の表情、、、でかした!ガッハッハとかではなく、ホワイト(白黒なかなかつけたがらない優柔不断な)道長らしく、あー、皇子かー、もうちょっとお世継ぎ問題、後回しにしていきたかったのになぁ、という本音が漏れ漏れで、笑っちゃいました。

本当に、本音と建前、性格や感情をもちゃんと映像で表現してくれるから、面白い。
ききょうちゃんのちゃんと喪に服すグレーのお召し物、こういうところでも悲しみの感情を表現していて、この大河がたまらないところ。
皇子が生まれたときいたときの顔も笑っちゃった。一条天皇め、皇后様のこと忘れたんかい!これだから男は!みたいな感じでした。まだ、源氏物語読んでないなんで意外でしたが、ぜひぜひききょうちゃんの感想を聞いてみたいね!またの活躍はあるのかなぁ。

敦成親王さまに、こどもがうまれてもいっしょですよと約束する彰子ちゃん。このあと皇太子に第一皇子をと進言した歴史への伏線だよね。でもほんとうに彰子ちゃん素直でいいこ。。。かわいすぎる。

内緒で漢籍を学びたいのだと、目覚める彰子ちゃん。愛の力は偉大だ、、。
確かに赤染衛門が教えてたはずだけど、頭に入ってなかったんかなぁ、そしてそのお役が籐式部になったんだね。まぁ、赤染衛門は、すごく頭はいいけど、ちょっとトンチンカンなところがあったしなぁ。

内緒話のたびに、みなは下がれって言うと、まひろちゃんが孤立するってわからないんだろうか、、。複雑な顔をするまひろちゃんが気の毒なような、仕方ないと開き直ってそうだなぁとか、面白くみてしまいます。漢籍を教える様子は、女人もこうやって学ぶことが大切と娘賢子ちゃんに語っていたように、まるで自分の子に教えたかったことを代替しているような喜びを感じているのが、ひしひしと伝わってきました。

次回は、久しぶりに賢子ちゃんが出てきましたね!ほったらかしすぎる母を大嫌いと、、どの母もつらいなぁ。
どんな展開になっていくのでしょうか。
楽しみ楽しみ。


おまけ。
光る君への解説動画はたくさんでていますが、毎回チェックしているものがあります。

ひとつ目は、脚本家の一尾直樹さん解説のもので、脚本の構成目線での見方が秀逸で、面白く、引き込まれます。前回は女の告白を聞いた男の態度を主上と道長それぞれに対比していると説明されていて、なるほどと膝を打ちました。
https://youtube.com/@ichionaoki?si=Fyms4h2MAMbiNKoC

もうひとつはかしまし歴史チャンネルです。テンションが高くて笑けますが、和歌の意味や史実との違いなどを深い知識も入れつつ解説してくれるので、勉強にもなるし、自分の感じ方との違いを楽しんでいます。前回、香を着物に焚きしめてるシーンに私もワクワクしましたが、それをわかる人にはわかる!と言ってらしたのがドンピシャで笑えました。
https://youtube.com/@kashimashi_rekishi_ch?si=YKxJDbkequSlsfnc

おまけのおまけ
今回の一尾さんの動画は、キズについて。めちゃくちゃサラッと流し見ていたポイントで、着眼点に恐れ入りました。
いろんなテーマが重層していることに、驚かされます。いろんなひとが見ても楽しめるようにつくられてる。脚本家すごい。

2024/09/27更新

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