光る君へ#34目覚め

前回からつながりましたね!
紫の上との出会いのシーンが、紡がれました。

雀の子を犬君が逃してしまったの、、、

まひろが、いっぱしのもののわかったふうなのがみていて面白かった。公達たちとのやりとりも、彰子様への殿方指南も、物語作家の目線が育って、俯瞰して物事を眺めるような達観した感じが出てきていて、貫禄がすざましい。

でも、扇を見つめたときのまひろは、小さいころからの道長の思い出を辿り、イフを考えていたまなざしは、いつものまひろだったなぁ、、、そんな様子を演じ分ける吉高さんすごいなぁ、、、。

たくさんの人に物語が読まれ、皆が思い思いの眼差しでとらえ、続きを楽しみにしているのが平安のリアルっぽくて面白いなぁ。

どうも色男っぷりを発揮していた光る君が、紫の上に出会っていくシーンは、浮き名を流す源氏ともまた違う物語の流れだから、ここからは成長をも楽しみになっていく。

なんか島耕作みたいだな、もしかして、源氏物語をヒントに弘兼さんは描き始めたんだろうか。

さて、復讐に燃える伊周くんがどんどんと浮いていく様子が見ていて切ない。
息子からも、甥っ子の親王様からも、嫌がられるのは、子どもはその歪みを感じるからではないのかな。もはやだれの言葉も届かなくなってるから、、、

彰子ちゃんが少しずつ、自分の意思を示し始めていて、ワクワクした。目覚めというタイトルは、彰子ちゃんのことなのかな。
物語の意味がわからんと素直に言うところ、いいなって思うし、お父さんの笑顔にびっくりする姿もかわいいって思うし、主上にどう振る舞っていいのか?思い悩む姿も愛おしいね。まひろが、彰子ちゃんを本当に大きな大きな愛で、包み込んでいるのがわかる。
彰子ちゃんにはこんなふうに愛を示せるのに、どうして自分の娘にはキリキリしてしまうのか笑

今回の曲水の宴はすごく豪華だったね。
こうやってときどきゴージャスなシーンを挟んでくるのが、今回の大河の見どころ。
戦国時代の大河だったら、お馬さんが沢山出てくる合戦シーンの如く、圧巻のシーン。
再現するのは本当に衣装やら参加者やら、準備やら大変だと思うけど、ほんとうに感動する。おそらく色々な考証もとても考えられているんだろうなぁ、大スクリーンで見てみたいよ。

目覚めた彰子ちゃんが、主上に向き合う次回も楽しみ。定子ちゃんのいたころの穏やかで、儚げな雰囲気と違って、長生き彰子ちゃんたちの元気いっぱいDNAで、力強いイメージになっていきそうな藤壺が対象的に描かれそうだね。

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