XCOM2(無印版)序盤攻略覚え書き
1.序論
XCOM2序盤の内政パートに関する覚え書き。
本文におけるXCOM2の序盤とは
部隊サイズを拡張する
ガウス兵器を開発する
プレデターアーマーを開発する
エイリアンの極秘施設を調査する
スカルジャックをアドヴェント・オフィサーに使用する
以上を完了するまでの期間とする。
また、難易度はベテラン以下、チュートリアルOnを想定する。
2.各項目の説明
1.部隊サイズを拡張する
部隊サイズを拡張する(出撃ユニットを4から5に増やす)ためには
・ゲリラ戦訓練施設を建設する(物資85・電力3)
・階級が軍曹以上の兵士を獲得する
・アップグレード用物資50
が必要となる。
軍曹への昇進は問題ないだろうから、ゲリラ戦訓練施設を建設すること。
訓練施設では新兵訓練(新兵を指定した兵科に昇進させる)もできるので、最優先で建設を終えたい。
追加の1枠には訓練を終えたグレネード兵を置くのが基本。
新兵の訓練先は、
遊撃・技術・狙撃の控えをひとりずつ、残りはグレネード兵でいいだろう。
部隊サイズ以外のアップグレードでは、ヴァルチャー(物資75)をどこかで取得しておきたい。他はしばらく無視しておこう。
兵士が大尉にまで昇進すれば、部隊サイズアップグレード2が獲得できる。
・アップグレード用物資75
上記の条件1~5が揃った時点で大尉まで育てるのは難しいかもしれないが、その場合は5名でもじゅうぶん極秘施設は攻略可能なので、アヴァター計画の進行度と相談しながら出撃のタイミングを考えよう。
6人目に置く兵科はお好みで。最終的にはサイキック兵になるかも。
2.ガウス兵器を開発する
基本4兵科の武装を強化する。
・遊撃兵:シャードガン
・狙撃兵:ガウスライフル/磁力ピストル
・グレネード兵:磁力キャノン
・技術兵:磁力ライフル
ガウス兵器の開発には前提として
・研究:モジュラーウェポン
・研究:磁力兵器
が必要であり、研究とは別に、製造には
・補給物資
(磁力ライフル125・シャードガン75・磁力ピストル60・磁力キャノン/ガウスライフル150)
・エイリアンの合金
(シャードガン/磁力ピストル5・磁力ライフル/磁力キャノン/ガウスライフル10)
・技術者2名(穴掘りなどの任務中でOK)
が要求される。
全部作っていると物資や合金が足りなくなる。
磁力兵器の研究を終えたらシャードガン、ガウス兵器完了後に磁力キャノンを優先して製造。残りは財布と相談すること。
磁力ライフルは技術兵と新兵の装備だが、技術兵は戦闘プロトコルがあるし、新兵はゲリラ戦訓練施設で各兵科に割り振る。
消費リソースと天秤にかけると、優先度は低めだろう。合金に余裕がある時を見極めて製造しよう。
狙撃兵をピストルビルドで育てているなら磁力ピストルは最優先になる。
いずれにせよガウス兵器の研究終了と同時に磁力キャノンが製造できるように準備しておくこと。
3.プレデターアーマーを開発する
兵士が撃たれても(一発なら)死ななくなる。
その安心感から、兵士よりもプレイヤーの精神が安定する。
XCOM2のように長時間プレイするゲームでは重要なポイント。
アイテム装備枠が1増加する。
グレネードの他に治療キット・スカルジャックなどが持てる。重要。
プレデターアーマーを開発するためには
・研究:ハイブリッド素材(アドヴェント・トルーパーの死体2)
・研究:プレートアーマー(エイリアンの合金10)
が必要であり、製造には追加で
・補給物資150
・エイリアンの合金20
・アドヴェント・トルーパーの死体6
が要求される。
特に気を付けたいのがトルーパーの死体。手元に数があるからとマーケットで売ってしまうと足りなくなる。
トルーパーの死体は絶対に売ってはいけない。
解剖も序盤を終えるまでは放置してかまわない。バトルスキャナーが必要な敵が現れるのは、中盤以降だ。
見ての通り非常に多くのリソースを食われるし、研究に費やす時間も長い。
必要ではあるが、着手するタイミングが難しい。
4.エイリアンの極秘施設を調査する
調査(という名の襲撃)をするためには、施設のある地域への接触を完了しておく必要がある。そのため
・研究:レジスタンス通信
が前提となる。
研究が完了していれば良いので、通信施設の建設は後回しで構わない。
パワーコイルの部屋に建設するのが望ましいので、12区画のどこにあるかを確認し、そこを目指す形で掘り起こしを進めていく。
パワーコイルのシールドが完了したら通信施設の建設に入ろう。
ミッションを成功させれば、アヴァター計画カウントを1後退させることができる。
5.スカルジャックをアドヴェント・オフィサーに使用する
スカルジャックを製造するためには
・性能試験施設を建設する(物資100・電力3)
・補給物資50
が必要となる。そして性能試験施設の建設には
・研究:アドヴェント・オフィサーの解剖
が前提条件となる。さらに前提として
・研究:エイリアンのバイオテクノロジー
が存在する。
スカルジャックをオフィサーに使用するとイベントが発生するため、ゲリラ作戦やVIP関連などタイマーが設定されているミッションでは危険が伴う。
物資強奪、あるいはアヴァター計画施設攻撃など、時間に余裕をもって展開できるミッションを狙うとよい。
成功すればアヴァター計画カウントを1後退させることができる。
また、使用後には
・研究:エイリアンの暗号
が解放される。これはストーリー進行に必須の研究であり、
・建設:シャドーチャンバー
の前提研究でもある。
3.いったん整理
ここまでをまとめると、
研究
・エイリアンのバイオテクノロジー
・アドヴェント・オフィサーの解剖
・モジュラーウェポン
・磁力兵器
・ガウス兵器
・ハイブリッド素材(トルーパーの死体2)
・プレートアーマー(合金10)
・レジスタンス通信
建設
・2か所の残骸除去
・ゲリラ戦訓練施設(物資85・電力3)
・性能試験施設(物資100・電力3)
製造
・シャードガン(物資75・合金5)
・磁力ピストル(物資60・合金10)
・磁力キャノン(物資150・合金5)
・プレデターアーマー(物資150・合金20・トルーパーの死体6)
・スカルジャック(物資50)
・部隊サイズアップグレード1(物資50)
・部隊サイズアップグレード2(物資75)
・ヴァルチャー(物資75)
人員
・軍曹以上の兵士
・技術者2名
・大尉以上の兵士
接触
・極秘施設が配置された地域への接触完了
以上を極秘施設調査までに確保する必要がある。
ただし、負傷した兵士の回復を促進するために
・先進戦闘センター(物資115・電力3)
は早めに建設しておきたい。とすると、要求電力は9となり、
・パワーリレイ(物資80)
を先進戦闘センターの前に建設しなければならない。つまり
・合計4か所の残骸撤去
が必要になるわけだ。消費資材だけを書き上げると
・補給物資1065
・合金50
・トルーパーの死体8
となる。当然、研究や建設には相応の時間も必要となる。
これらを全て獲得し、極秘施設ミッションをクリアするまでが、XCOM2の序盤ということになる。
4.地域スキャンとマーケットについて
レジスタンス通信の研究終了までは、マップ上にポップしたスキャン対象と順次接触していく。
基本的に、ひとつのスキャンが終われば次のスキャン対象がポップするので、手が空くことはないはずだ。新兵や兵士も拾っていこう。
研究が終了したら、極秘施設の地域と接触。そのまま時を進め、接触を完了させてしまう。
接触地域の増加は、収入を増やすだけでなくゲリラ作戦の選択肢を増やすことになり、すなわち報酬の選択肢を増やすことになる。
地域が2つになったら、3つ目の地域との接触は他のスキャンの合間をみることになる。優先順位は
技術者>第3地域スキャン≧補給物資≧情報≧合金>その他
となる。技術者は序盤の間に最低2名、できれば4名は欲しい。
科学者は序盤で意識して集める必要はない。本部での雇用も不要。
めぼしいスキャンが無く、地域接触もしていない場合はレジスタンス本部に赴き、ボーナスを高速建築に変更(物資25)して作業を加速させよう。
途中、ブラックマーケットのスキャンが現れる。
地域接触中なら、そのまま接触を完了。
それ以外ならマーケットのスキャンに変更、解放する。
合金は不足しがちなので、販売欄に見かけたら一度は買っておこう。
仮に余っても、後に他の製造で消費するはずだ。
合金以外で購入したいのは
・スコープ
・知覚力PCS
このゲームに触れた者なら、命中率の重さは知っているはずだ。
5%を軽んじるなかれ。95%を100%にできると書けばわかるだろうか。
100%を崇めるという意味では
・ストック
も非常に有用だ。妖怪いちたりないを確実に滅殺できるし、敵の監視状態を解除できる。出撃時に誰かひとりは装備しておきたい。
他にも魅力的な品は多いが、なるべく散財はしないように。
情報の貯蓄はゲーム後半になるほど重要になってくる。
こちらの資材を売る場合、興味がある品は売却価格が増加するが、待っていて死蔵するくらいなら売った方がいい。
売却していい品の一番手はオフィサーの死体。利用価値は何もない。
セクトイド・スタンランサー・アドヴェントMECの死体は、売らずに貯めておき即時解剖の解放を狙う。
(セクトイド6/スタンランサー6/アドヴェントMEC4)
繰り返しになるが、トルーパーの死体は絶対に売ってはいけない。
PCSについては、コンディショニング・敏捷性・集中力は売っていい。
スピードは遊撃兵に。
5.まとめ
ここまでの内容を整理し、ゲーム開始から序盤終了までの進行例を時系列で並べてみる。
1.研究
・エイリアンのバイオテクノロジー
・オフィサーの解剖
・レジスタンス通信
・モジュラーウェポン
・磁力兵器
・ガウス兵器
・ハイブリッド素材
・プレートアーマー
2.建設
・残骸除去→ゲリラ戦訓練施設
・残骸除去→性能試験施設
・残骸除去→パワーリレイ
・残骸除去→先進戦闘センター
※二番目の残骸除去までに負傷者が2名以上出た場合は、先進戦闘センターと性能試験施設の順序を入れ替えること。
3.製造・アップグレード
・部隊サイズアップグレード1
・シャードガン
・磁力ピストル
・スカルジャック
・ヴァルチャー
・磁力キャノン
・プレデターアーマー
・部隊サイズアップグレード2
4.スキャン
・出現対象をスキャン
・レジスタンス通信研究後、極秘施設地域と接触
・ブラックマーケット開放
・第3地域と接触
・技術者は最優先でスキャン
これらを同時進行で消化し、全てが完了した段階で極秘施設の調査を行う。
また、ここまでスカルジャックの使用タイミングがなかった場合、極秘施設ミッション中に実行する。
6.以降の進行
施設攻略後はアヴァター計画の遅延が主な目標となる。そのために
・建設:レジスタンス通信施設
・研究:レジスタンス無線通信
・アヴァター計画関連施設への接触と破壊
・建設:シャドーチャンバー
が必要となる。通信施設とシャドーチャンバーはパワーコイルに建設すると効率が良いので、序盤攻略と並行してパワーコイルのシールドを終わらせておくこと。
また、地域接触を繰り返していくために情報の確保が重要になるので、以降の地域スキャンでは情報を最優先にすること。他には
・接触コストの減少
・レジスタンスとの接触
が出現したら、優先して確保しておくこと。
研究では中盤以降の強敵に対抗するため、
・ミュートンの解剖
・アドヴェントMECの解析
・エレリウム
を完了し、性能試験施設でのプロジェクト
・プラズマグレネード
・ブルースクリーン・プロトコル
を実行しよう。
サイキック兵を使用する場合は、
・研究:セクトイドの解剖
・研究:サイキック
・建設:サイキック・ラボ(物資175・エレリウム結晶10・電力5)
を完了した上で、新兵をサイキック・ラボで訓練する。
全員を訓練してしまっていたら、新規に雇用すること。
実戦投入には長い期間の訓練が必要となるが、完熟したサイキック兵は非常に強力なので、合間を見て研究を終えておくと良い。
ここまで来れば、反撃の体勢は整ったと考えていいだろう。
気を付けたいのは、どんなに兵士が強くなってもアヴァター計画が完成すればゲームオーバーということ。
難易度ベテランでも、上記攻略に従って進行していた場合、アヴァター計画カウントはそれなりに進行しているだろう。陰謀によっては危険域かも。
建設された施設の位置と、そこまでの道筋を常に確認しておくこと。
アヴァター計画達成目前のメッセージが表示される前に、最低でも一か所の施設を攻撃できる体制を整えておこう。
敵ドロップやスキャンで施設の手がかりが入手できていたら、余裕をもって進行できる。
ただし、実際に施設を攻撃するためには
・研究:施設の手がかり
を完了する必要があり、研究開始には情報を要求されるので注意。
ゲーム中盤は、常にアヴァター計画との綱引きになるだろう。
逆に考えると、主力の兵士が戦死してしまっても、ミッションを失敗しても、それだけでゲームオーバーになるわけではない。
アヴァター計画さえ抑えておけば、何度でも反撃は可能なのだ。
最後まで諦めず、考え、決断しよう。
以上でXCOM2無印版の序盤攻略覚え書きを終わります。
ここに書いた進行はあくまで一例であり、それも
難易度ベテランを確実に突破する
目的に特化しています。より高難度を目指す場合、この通りに進めていたら、どこかで破綻することでしょう。
また、ベテランでもプレイ中に「もっとこうした方がいいんじゃないか?」と思う部分が出てくることでしょう。
その思いを、ぜひ次回以降のプレイに活かしてください。
貴方は確実に、今よりも強くなっています。
ここまで読んでくださった貴方が、人類に勝利をもたらすことを祈って。