XCOM2:WotCで支配種を処理する方法
必ず用意するもの
アビリティ”飽和攻撃”を取得したユニット1名以上
「飽和攻撃」はグレネード兵の大佐アビリティなのだが、ヒーローユニットのスカーミッシャーはXCOMアビリティ枠で取得できる。
最速なら伍長で取得できるため、WotCならばスカーミッシャーを育てるのが手っ取り早いだろう。
ただし、スカーミッシャーのXCOMアビリティ枠は4~5。
4の場合、20%の確率で飽和攻撃を取得できないことになる。
その時は、グレ兵を地道に育てよう。グラップリング・フック
グラップリング・フックはライトアーマー専用の特殊装備。
行動値を消費せずに移動することができる。つまり、
支配種のルーラー・リアクションを動作させることなく移動できる。
ライトアーマーは性能試験施設で製造する必要があるがスカーミッシャーは初期装備のアーマーにグラップリング・フックを装備している。
この点からも支配種を処理するユニットはスカーミッシャーが望ましい。
用意した方が良いもの
索敵用の潜伏ユニット
支配種と有利な状況で接敵し、処理中も標的の位置を把握するために、単独で潜伏状態を維持できるユニットが必要になる。
WotCの場合、最善はリーパー。次善としてファントム取得済の遊撃兵。
ターン制限の無いミッション
今回の手法では、飽和攻撃を繰り返し支配種に使用する。
飽和攻撃は5ターンのクールタイムが要求されるため、ターン制限のあるミッションで適用するのは難しい。
(開始時ターン制限があるミッションでも、アイテム回収やハッキング等をクリアすれば、敵全滅まで無制限となる場合もある)
理想的なミッションはアヴァター関連施設の破壊。
ゲーム開始時にDLC統合を有効にしておけば、支配種との初接触は、必ず関連施設ミッションとなる。これを利用すれば簡単だ。
ミッション開始~支配種の確認まで
ミッションが開始したら、まず支配種の大まかな位置を確認する。
通常の状況では、敵の位置を目視することはできないが、支配種は独自の音を常に発している為、見えなくても耳で見つけることができる。
例えばアーコンキングの場合、バチバチという放電音とアーコンの浮遊音を合わせたような音が聞こえる。
00:07~00:13くらいに聞こえてくる音が、アーコンキングの音だ。
もしわからなくても、慎重に部隊を進めれば問題ないとは思う。
レジェンド/アイアンマンなんてやってる人間は、これくらい臆病になるという話。
部隊と支配種の間には大抵1~2部隊が巡回しているので、索敵ユニットの潜伏を維持した状態で倒す。
支配種を発見したら、支配種と接触する前に準備をしよう。
まずスカーミッシャーの位置を調整する。
スカーミッシャーを配置するのは、
支配種に発見される視界の少し外側で、
かつフック移動によって支配種の視界外へと逃げられる場所。
関連施設ミッションの場合、施設周辺には必ず岩場や建物がいくつかある。その中でも、できるだけ奥へジャンプできる足場が良い。あまり小さいと、飛んだ先も支配種の視界内の可能性があるので危険だ。
スカーミッシャーの位置を決めたら、
索敵以外のユニットを、絶対に支配種と交戦しない場所へ退避させる。
支配種の視界内では、誰も動いてはいけない。
また狙撃兵のロングウォッチや、サイキック兵のヴォイドリフト等の攻撃もルーラー・リアクションを誘発する。
攻撃に用いるのは飽和攻撃のみで良い。視界外からのグレネードは有効だが、無理は絶対にしないこと。
特に狙撃兵を連れてきている場合は、監視射撃が暴発する恐れもあるので、絶対に支配種が見えない位置で待機させよう。
接触・攻撃開始
準備が整ったら、支配種を視認している索敵を動かして、支配種をギリギリ視界外に置く位置まで後退する。こうすると、支配種はこちらの視界内へと非アクティブ状態のまま移動してくる。
ただし、索敵を支配種とスカーミッシャーの直線上に移動させてしまうと、スカーミッシャーを視認した支配種が直進してくるため、索敵も併せて発見される恐れがある。左右に少しずれた位置で支配種の接近を待とう。
支配種がスカーミッシャーを視界に収めると、支配種はアクティブ化して、1アクション分を移動してくる。
これ以後、支配種はルーラー・リアクション以外での行動ができなくなる。
非アクティブ状態の場合は、エイリアンのターンに移動したり、予測不能の挙動をすることもあるので、絶対にアクティブ化させること。
アクティブ化を確認したら、スカーミッシャーはグラップルで支配種の視界外へと離脱する。これで索敵以外のユニットは全て支配種の視界外となり、支配種は何もできなくなる。
次に、スカーミッシャーは支配種の視界に入らないように注意しながら、
飽和攻撃の射程に支配種を収める。
アーコンキングの視界と飽和攻撃の水平射程は、ほぼ同距離なので、屋根や岩場などの足場越しに距離を詰めると安全に有効射程に入れる。
視界外からの飽和攻撃を受けた支配種は、ルーラー・リアクションの条件を満たすことができず、何もできないままターン継続となる。
この後は、アビリティのクールダウンを待って飽和攻撃を繰り返すだけ……ではない。
スカーミッシャー以外のユニットが、何のアクションもせずにターン終了を選択してしまうと、何故か支配種はエイリアンのターンに行動してくる。
この挙動の原因は不明だが、とにかく支配種に動かれてはせっかくの準備が台無しになるので、他のユニットも行動値を消費する必要がある。
完全に視界外に配置できていれば監視でいいだろうし、遮蔽の横に居るならしゃがむでも構わない。
何にせよ行動値を残したまま「ターン終了」を選ばないように注意しよう。
それさえできれば、あなたの前に居る支配種は、射的の景品と同じだ。
存分に弾丸を叩き込み、粉砕してやろう。
以上が、飽和攻撃を利用した支配種の処理方法となる。
グラップルの射程やユニットの配置など、慣れるまでは失敗する事もあると思うが、会得すれば支配種を安定して倒せるようになるはずだ。
通常ミッションで支配種との遭遇戦となった時でも、この戦法を応用すれば有利に戦えるはずだ。ポイントは視界。そして行動値。
今回はアーコンキングを例にしたが、他の支配種にも同じ戦法は有効だ。
また、この例では最終段階まで装備が揃っているが、飽和攻撃さえ覚えれば武器は初期レベルでも構わない(さらに時間がかかるだけ)。
支配種は、XCOM2の戦闘システムに入り込んだ、対XCOMユニット戦に特化したチートコードのような存在だ。
まるで反則のような挙動だが、特化しているが故に想定外の搦手には非常に脆い。
これ以外にも、支配種を安全に倒す方法は発見されているので、気になる方は挑戦してみよう。
己の戦術が強敵を凌駕した瞬間。それは得難い快感を与えてくれるはずだ。
ここまで読んでくださった貴方が、人類に勝利をもたらすことを祈って。