2015.8.28 「のどを通らない」
1/4に砕いた薬も、のどを通らなくなっていた。体の痛みは増し、起きたり、トイレに移ったりするときにも痛みで顔をしかめた。
母は「じっとしていれば痛まないから」と言うが、動くときに痛むなら薬を増やした方がよいと医師は判断した。この日から、体に貼る痛み止めと舌の下に入れて溶かす痛み止めとを使うことになった。同時に、看護師には毎日訪問して様子を見てもらうことになった。
体に貼る痛み止めは、朝、ヘルパーの助けを借りて、自分で貼る。ヘルパーが貼ることは認められていないそうだ。そして日中に看護師が訪れ、服用回数、残薬の数、痛みの緩和状況や副作用について確認していただいた。
痛み止めの影響で寝ている時間が増えたが、話しかければすぐに答える程度の浅い眠りだった。いつも以上に論理的に話し、話題は尽きない。医師や看護師によれば、理想的な状況とのことだった。私は寝ていても構わず話しかけ続け、ヘルパーにもそのようにお願いした。
その日まで11日。