![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158886541/rectangle_large_type_2_ed1ef941889247f99ccb5ad6402c3816.jpeg?width=1200)
西オーストラリア1週間ロードトリップ ~世界一のビーチと広大な大地を愉快な仲間と
パースに滞在中の僕たち夫婦のところにブリスベン、神奈川、東京からメンバーが集まって旅へ出る。1週間の西オーストラリアへのロードトリップ。
大きいバンを借りて、制限速度もわからないようなどこまでも続く道を広大な砂漠を抜け、時にはエメラルドグリーンのビーチ、時には奇岩が立ち並ぶ大地を眺めながらのドライブ。そんな旅が、ここにはある。行く先々で新しい発見が待っている。
さあ、1週間のロードトリップへ。
![](https://assets.st-note.com/img/1729516437-QRC49lYVrfpNOJZEw6InamoX.jpg?width=1200)
ここでは、1週間の旅路と泊まった場所、立ち寄った場所を紹介。今後西オーストラリアへ行く人の旅のアイデアの一つにでもなれば。
日本からは遠い西オーストラリアの魅了が少しでも伝われば嬉しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1729565744-OeriEVW2Kv9wlqcB4TMFn7IX.jpg?width=1200)
1日目:パースから始まる物語
![](https://assets.st-note.com/img/1729514868-0dfrxOkopuHyjEVDnwFmQZs2.jpg?width=1200)
合流地は、パース。
まずは各々が飛行機で集合し、1泊目のモント クラレ ブティック アパートメンツにチェックイン後、市内観光へ繰り出す。パースの街並みはクリーンでモダン。さっそく地元のカフェでゆったり一杯。
![](https://assets.st-note.com/img/1729515186-IyWx1QRtz5DuoYEkZ2wj0KiO.jpg?width=1200)
車を借りて、ランセリン砂丘へ!
西オーストラリアで最大の砂丘地帯が広がるこの場所は、その真っ白な砂の美しさに目を奪われる。パースから車で1時間半ちょっと。
近づくにつれ、遠くから白銀の波が見えてくる。砂丘はどこまでも広がり、その圧倒的なスケールに息をのむ。ここに着いたら、まずは裸足で砂の感触を確かめてみるのがおすすめだ。柔らかな砂はまるでパウダーのようで、足元から西オーストラリアの大地の力を感じられる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729515562-igH6hKvLC4DO1YSxundcew9P.jpg?width=1200)
砂丘の頂上からの景色をじっくり眺める時間が素敵だ。360度どこを見渡しても、果てしなく続く白い砂丘のパノラマが広がり、その向こうには紺碧のインド洋がちらりと顔を覗かせている。青と白のコントラストがなんとも言えず、思わず息を呑むほど美しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1729515715-tJCrMSgF0XRmnWfjiGYd1cav.jpg?width=1200)
この場所には観光客も地元の人々も多く訪れるが、砂丘の広さのおかげで、人混みを感じることはほとんどない。まさに、自然と一体になるような感覚を楽しめる。
さて次は1時間もかからないはずの「ピナクルズ」へ向けて。この砂漠に突如現れる奇岩群はまるで他の惑星に迷い込んだような気分。ここで感じるのは大自然の圧倒的な力。のはずだった。。。
意気揚々と赤い大地を進んでいく。
![](https://assets.st-note.com/img/1729515960-ZLmCbgP8Xx2isIhBYNDqUWT4.jpg?width=1200)
こんな土の道を車で進むこと40分ほど。全然整備されてない場所もあるけど、まあ自然だしこんなもんかと思っていると
![](https://assets.st-note.com/img/1729516083-uofL4kzHr1ntqeyZspNPK9XY.jpg?width=1200)
そう、Googleマップの位置を適当にしすぎて、本来の観光用の入り口とは真反対についていた。
結局そこから正規の入り口まで車で2時間かかる。その日の夜はパースで予約していた店があるので、無念の帰路へ。
行く人は必ず「Pinnacles Desert Discovery Centre」にピンを立てて行こう。
2日目:ロットネスト島とマーガレットリバー
朝早く、パースの港からフェリーに乗って「ロットネスト島」へ向かう。海風を感じながら進むフェリーは、あっという間にこの小さな楽園にたどり着く。ロットネスト島は、西オーストラリアでも屈指の美しさを誇る場所。透明度の高いターコイズブルーの海が島を囲み、まさに地上の楽園そのものだ。到着後、島を散策していると、すぐに愛らしい島の主役、クオッカに出会える。オーストラリア固有の小型カンガルーの仲間であるクオッカは、世界一幸せな動物として有名だ。その無邪気な笑顔は、誰もが一瞬で虜になる。彼らとの出会いは、この島でのハイライトの一つだ。笑顔の写真を撮るチャンスを逃さないように!
![](https://assets.st-note.com/img/1729516614-iLNInEHGdfhUb7FrDcJtg5OB.jpg?width=1200)
しかし、ロットネスト島の魅力はクオッカだけに留まらない。美しいビーチが島中に点在しており、船着場から歩いてすぐのピンキービーチは訪れる価値がある。白砂のビーチと透き通る海水は、泳いだり、シュノーケリングを楽しむのに最適な場所だ。ビーチでのんびり過ごす時間は、日々の忙しさを忘れさせてくれる。遠くまで広がる海の青さを見ながら、ただリラックスするだけで心が満たされる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729516715-P5cr41vCgS9oNQJTjHl2nhiV.jpg?width=1200)
また、ロットネスト島には様々な野生動物が生息している。特に印象的なのは、優雅に島を飛び交うペリカンたち。彼らの大きな翼を広げた姿は、空を舞う彫刻のようで美しい。ビーチや湖の周辺では、ペリカンが優雅に歩き回り、独特なシルエットを披露してくれる。彼らの動きを眺めながら、自然と共に過ごす時間がこの島では贅沢に感じられる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729516778-BqdPHMLJuvOsozDt21eYFmp0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729516832-2o68DcLTfeMvdUYG5WzwZ1tN.jpg?width=1200)
昼にはパースへ戻り、次の目的地マーガレットリバーへ向かう。今日の宿泊先はマーガレッツ ビーチ リゾート。この辺りは美しい海岸線と世界有数のワインで知られている場所。ここでは、波の音を聞きながら地元のワインで乾杯。
![](https://assets.st-note.com/img/1729516996-4rsJotukhnvlC3U5ORI9qAd7.jpg?width=1200)
3日目:ツリー・トップ・ウォークをしてからアルバニーへ
![](https://assets.st-note.com/img/1729559162-T3haoVOE7MNIYbjPlukrKyF8.jpg?width=1200)
この日は、緑のトンネルを駆け抜ける。
マーガレットリバーと今日の宿であるアルバニーまでの途中にあるウォルポール=ノーナラップ国立公園。
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツ・ツリー・トップ・ウォーク (Valley of the Giants Tree Top Walk)で、巨大な樹々に圧倒される。トップウォークのなの通り、高さ40mのところを歩く。その高さを体感すると、大地に根を張る生命の力を感じる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729559513-TS9tuV6GLZvieM4dlznBKkNr.jpg?width=1200)
ツリー・トップ・ウォークのルート自体は約600メートルほどと短めだが、雄大な景色と神秘的な森林の雰囲気に包まれながら歩く時間は、何時間にも感じるほど濃密。地上を離れ、木々の間を漂うように歩くことで、木々の上に住む生き物たちの視点から自然を感じることができる。
また、ツリー・トップ・ウォークが終わった後も、地上を歩く。
巨木の根元を歩きながら、さらに森の奥深さと美しさを体感できる。湿った大地の匂いや、巨大な木々の根が絡み合う様子は、まるで異世界に足を踏み入れたかのよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1729559449-miqljVC5OHe4zounsDrWtb1p.jpg?width=1200)
ドライブを続け、宿であるハヴァナ ヴィラズinアルバニーに到着。
遠くから聞こえる波の音が、僕たちの旅路を優しく包み込んでくれる。
4日目:ナチュラルブリッジの神秘
![](https://assets.st-note.com/img/1729560764-S0sqXIOcTweNu2adFzCLv6Hm.jpg?width=1200)
今日はアルバニーからエスペランスまで5時間以上のドライブの日。
午前中にアルバニー近郊のナチュラルブリッジへ。大自然が生み出した橋のような岩のフォルムは圧巻。荒波が打ち寄せるこの場所は、自然の力の偉大さを改めて感じさせてくれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729560809-FUGPNqw3ECf9AxdjtoJKBh6g.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729560848-aR09IUHnyQ58edSbmTptXOsL.jpg?width=1200)
5日目:エスペランスで海と戯れる
![](https://assets.st-note.com/img/1729561738-bcywCSzXxGd3WaDis2fQ0KTP.jpg?width=1200)
エスペランスは、西オーストラリアの隠れたビーチの宝庫。
どこまでも続く白い砂浜と青い海。
エスペランスのビーチは2023年、世界中のビーチの中で「世界一のビーチ」として選ばれた。特にLucky Bayがその栄誉に輝き、その圧倒的な美しさが世界中に知られることとなった。このビーチは、真っ白な砂浜と透き通った海水が魅力で、どこまでも広がる砂浜は足元がふわふわと柔らかく、歩いているだけで心が癒される。加えて、ここではカンガルーたちが砂浜で日向ぼっこしている姿を見かけることもあり、自然との触れ合いを存分に楽しむことができる場所でもある。ここから2泊はAirbnbで素敵な一軒家。
![](https://assets.st-note.com/img/1729564009-YRXEvUqjHxwmZ3u0snaODrQC.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729562433-5B0gOh2epjSdKLw1QlvDzYrn.jpg?width=1200)
エスペランスは、旅の疲れを癒すために一日中ビーチで過ごすには最適な場所だ。各ビーチが提供する異なる魅力は、ただ砂浜で過ごすだけではなく、自然の息吹を全身で感じることができる瞬間を与えてくれる。どこまでも続く白い砂浜と青い海のコントラスト、そして大自然が作り上げた美しい景観は、一度訪れたら忘れることができない特別な場所だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1729562540-NnVSGOW5mhlkPC2rxFTwXdyv.jpg?width=1200)
どのビーチもそれぞれに違った魅力があり、一日中ビーチで過ごしたくなる。旅の疲れを癒すには、ここが最高の場所だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1729564185-2BguCcQtlqDyYsfbXezkjSoF.jpg?width=1200)
6日目:最終目的地ウェーブロックへ
![](https://assets.st-note.com/img/1729562928-lydrb5BTmxG8MpftXsk2hD7F.jpg?width=1200)
次に訪れるのは、西オーストラリアの大地が波打つように見える場所、「ウェーブロック」。その名の通り、まるで巨大な波が大地の上で固まったかのように見えるこの岩は、自然が生み出したアート作品のような壮大さを持つ。高さ15メートル、長さ110メートルにも及ぶその曲線は、何万年もの風雨によって削られ形成されたものであり、まさに自然の力を感じさせる圧巻の景観だ。観光客は、この波の上を歩いたり、下からその大きさに圧倒されたりしながら、この奇岩を間近に体験できる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729563122-fJ6aXW75YQiNKrzMq2HZLRUF.jpg?width=1200)
ウェーブロックに到着すると、まずその雄大さに息をのむ。岩肌の色彩は、太陽の角度によって変化し、オレンジや茶色、灰色が織り交ざるように見える。特に夕方には、光が岩に当たってその曲線がより一層美しく際立ち、まるで大地が生きているかのように感じられる瞬間だ。この巨大な波のような岩の前に立つと、自分が自然のほんの一部であることを実感せずにはいられない。
![](https://assets.st-note.com/img/1729563162-Qg4ntaZBkTrIsX7UN8mfCMx2.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729563243-V812s7SAzyQq5Njd0vwkfU3F.jpg?width=1200)
ウェーブロックの周辺には、他にも興味深い観光スポットが点在している。その一つがマジックレイクだ。この湖は、風のない日には湖面がまるで鏡のように完璧な反射を見せることで有名だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1729563306-SlUFAdDVnMLb1QkEh04Zge6o.jpg?width=1200)
空の青さや周囲の景色が湖面に映り込み、現実と幻想の境界が曖昧になるその光景は、まさに「魔法の湖」という名にふさわしい。湖畔に立ち、静かな水面に自分自身が映る様子を眺めていると、日常の喧騒から離れ、時が止まったかのような感覚に包まれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1729563342-jzZPSd4U1wBTV76xoO0aDvFr.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729563380-K4djg7evSzEUmyZw2CouWNFT.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729563463-468Grsc3SZDIEyqALdgT5fQk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729563369-7k6YA3swGPx1EdhuVbaHq02g.jpg?width=1200)
湖畔に立ち、静かな水面に自分自身が映る様子を眺めていると、日常の喧騒から離れ、時が止まったかのような感覚に包まれる。
最終日:パースへ帰路
パースへの帰り道、途中のスポットに立ち寄りながら、旅の余韻を感じる。一生に一回しか訪れないかもしれないと思うと、どの街も何か運命的なものを感じる。
西オーストラリアの大地と海、たった1週間の旅行だったが、景色と壮大な自然は深く心に刻まれる旅だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1729563742-91cLDjYeamgqlXIu3if6Cxo5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729563773-TUzmSot3KHBEZnp78FC6GXdr.jpg?width=1200)
この1週間、僕たちは広大な大自然と戯れ、どこまでも続く道を走り続けた。次の冒険を求めて、また旅に出ようと思う。