布おむつを採用する保育園は意外と多いということ

うちが入園申し込み書を出した保育園、3園のうち2園が布おむつなんです。

保活の中で、おむつ問題については完全に勉強不足だった。この時代にまさか布だと思わず、立地とか延長保育が柔軟にできるかどうかとか他の要素しか見てなかった。
希望園をほぼ決めてから、「は?布おむつ?うそやろ?」ってなっている。調べてみたらまだ布のところも結構あるみたい。まじでか。

もちろん布にもメリットがあって、あえて選択している家庭もあると思うしそこを否定するつもりはない。

でもどれだけ調べても考えても、保育園で布を選ぶ合理的な理由が見つからなくて、モヤモヤしている。


布を選ぶ理由についてネット上などであげられているのは

⚪︎エコ
⚪︎おむつが外れるのが早い
⚪︎紙に比べて頻繁におむつ替えをしないといけないのでおむつかぶれが少ない
⚪︎親子のふれあいの機会になる

などがある。
とにかく、は????って思うのは圧倒的に最後の愛着形成を語るやつだけど、まず、エコというメリットから考える。

果たしてエコかな?
毎日おむつのためだけに洗濯機を1回多く回すことになるし、洗濯機に入れる前の予洗いにもたくさん水を使う。単純にゴミの量だけで測れないのでは、と思う。


次に、おむつ外れが早いということ。
まあこれは確かに紙おむつに比べて不快感は強いであろうことは容易に想像がつく。
けれどちゃんと比較したデータもないし手放しに信用できる説でもない。

頻繁に替えるのでおむつかぶれが少ないというのをメリットにあげる意味はよく分からない。なら紙でも頻繁に替えればいい。肌が弱くて紙おむつだと荒れる、コットン素材じゃないと合わない、という子どもは布でいいと思うけど。果たしてどれくらいの割合だろう。

そして最後。
頻繁におむつ替えをする必要があるのでしっかり赤ちゃんと向き合える、親子のコミュニケーションを通じて愛着形成の機会になる。

えええええ

本気で親にそう説明している園が結構あるんだそう。
日中仕事で子どもと関われない分、おむつを準備する、洗う、干す、そして頻繁におむつ替えをする、
この作業を通して愛情を注いであげてください、と。

苦労するのをヨシとする日本的美学、こんなところにも出た。
こんなにも技術が発展しているのに、なぜ育児に関しては効率化することが未だにタブー視されているんだろう。
汚れたおむつを洗っているその時間を子どもと遊ぶ時間に当てた方がどれだけ丁寧なコミュニケーションが取れることでしょう。

科学的な根拠もなく、「愛情」という曖昧な概念のもと無意味な労働を強制する。カルトやん。と思ってしまった。


以上が一般的に言われているメリット。

ここからはデメリットを。

ただ一つしかない。圧倒的に面倒くさい。
労力に見合うメリットが感じられない。


毎日毎日、旅行に出掛けるかのような大荷物を保育園に持っていき、持って帰る。だいたい10枚くらい。
帰ってからはまず使用済みおむつのつけ置き。汚れがひどい時はゴシゴシ手洗い。そのあと洗濯機で洗う。
排泄物の汚れって、本当に落ちにくい。結構な労力をかけることになる。

寝かしつけまでの限られた時間の中でやらなきゃいけないことは他にもたくさんある。
子どものご飯を作る、食べさせる、お風呂に入れる、保育園の持ち物の用意、などなど。
しかも完全ワンオペ。
まだわたしは経験がないので語れないが、周りの母の話を聞くとまあそれはそれはバタバタだという。
そんな中におむつの洗濯。

うん、嫌だ。

そもそも保育園に預ける親は仕事をしていて時間のない人たちなはず。余計な仕事を増やしてどうする。

紙おむつよりも布おむつの方が知能が高くなるというデータが出ました!とか言われたら考えるけど、その理由が「手間暇かけてお世話することで愛情を育む」なんて言われちゃったらもう。
そんなことしなくても育んでますから。

ゴミが増えるのは申し訳ないけど、それ以外のところでちゃんとエコな暮らしするからさ。
エコバッグ持つしリサイクルするし節水するから、2年くらいはおむつゴミ出させてくださいよ。

もちろん自ら布を選んでいる人を否定するものではありません。

ワンオペワーキングママの切なる願いでした。



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