夫単身赴任のワンオペ育児のメリットデメリット
夫は他県に単身赴任中。
完全ワンオぺで1歳1か月の息子を育てています。
そして仕事復帰して2か月。
「やばい死ぬ・・・」と床に倒れることもあれば
正直「ワンオペでよかったかも。」と思うことも。
“夫単身赴任のワンオペって実際どう?”について改めて考えてみます。
ワンオペ育児のデメリットについては、想像していた通りのものがほとんどです。
保育園の送り迎えや呼び出し対応の全てを背負うのは私。
子供のことで何かあるたび職場で肩身の狭い思いをするのは私。
シッターや病児保育を手配するのも私。
私はこんなに自分を犠牲にしているのにこの時間も夫は何の制限もなく仕事をしているのか…と思うともくもくとマイナス感情が沸き上がってきてしまう。
「私は不幸なんだからあなたも不幸になれ」という思考では誰もが不幸になるしかない。不健康の極みだと頭では分かっていても、疲れているとどうしようもない時もあります。
そして、この子の命を私一人が背負っているんだという重圧。
できれば2人で背負いたいけど、それは叶わない。
あと純粋に寂しい。
うん。なんだか暗い気持ちになってきたので、メリットに目を向けることにします。
「家事が1人分減る」
これは正直、非常に大きいです。
特に大人用の食事の準備をしなくていいのは、最高です。退社後、保育園お迎え、ご飯を食べさせ、お風呂に入れて、授乳して、歯磨きをして、絵本を読んで、寝かしつけ。この時点でもうほとんどライフが残っていません。
そのあと用意する自分の食事は、手抜きの極み。
調理の必要のないもの(納豆ご飯率高め)をちゃちゃっと食べて済ませてしまいます。
毎日ちゃんとしたものを作って食べたい、適当なものを食べるのがストレスになるという人にはメリットにはならないかもしれませんが…。
また、洗濯物の量も部屋の汚れも、二人分と三人分では負担が全然違います。
「家事ハードルが下がった」
単身赴任が始まりワンオペになって割とすぐの段階で、
「これ、今まで通り完璧にやろうとしたら死ぬぞ」と悟りました。
子供の世話をしながら家事を片付けようとしても、幾度となく中断されなかなかスムーズに進まない。洗濯物を片付ける、小さな作業ですら「達成できない」ストレスが膨れ上がっていました。
常にアプリをたくさん立ち上げた状態のスマホのような感覚。
「達成欲阻害」の辛さは、仕事ではあまり味わったことがなく、育児特有だなと感じました。
そこで「達成」のハードルを下げてみることにしました。
つまり、家事をさぼりました。
ソファには脱いだ服がかけられ、テーブルには保育園のお便りが散乱し、そこらじゅうに積み木が転がっている状態を許してみると、
あれ?案外平気じゃん。と。
そして、夫の存在が全ての家事ハードルを上げていたことに気づきました。
よく言えば「私をやる気にさせてくれていた」ということかもしれません。
というわけで自他ともに認める綺麗好きだった私ですが、
夫がいない時くらいは気楽な一人暮らし気分を味わおうと気持ちを切り替え、平日は本当に雑な生活を送っています。
出しっぱなし脱ぎっぱなしでいいんだと思われたら困るので、夫が帰ってきたときはきちんとしていますが…。
「夫が協力的になった」
夫はだいたい2週間に1回帰ってきますが、普段育児を全て任せている負い目なのか、帰ったときは進んで料理をしてくれます。
子供のことは溺愛しているので、会えない期間を埋めるかのように濃く遊んでくれます。
主体的に家事育児に参加しようという意識が見えるようになりました。
まだまだ教育の余地はありそうですが。。
こうして書いてみると、単身赴任ワンオペも悪くないのでは?と思ってきた・・こともないですね。
家事育児をちゃんと分担し一緒に暮らすのが最善だというのは揺るぎません。
でもそれよりも闇が深いのは、
・帰りが遅く家事育児の戦力にならない夫と同居している
あるいは
・夫はいるのに戦力にならない選択的ワンオペ育児家庭
ではなかろうかと思います。
とくに「選択的ワンオペ」は夫婦関係が密接にかかわってくるので普通のワンオペより根深いものになりがち。
1人きりでいるより、2人いるのに孤独であるほうが、つらい。
これについてはまた深く考えたいと思います。
ワンオペで頑張っているママ、パパに宝くじが当たりますように!!