サマーラ (オリジナルピアノ曲)
画像はサマーラの街並みです。中央にソビエト時代を偲ばせる大きな立像が立っています。
サマーラは、ロシア連邦で9番目に大きな都市で、大河のヴォルガ川に臨む港湾都市です。
この街はモスクワの南方にあり、日本との時差は5時間程度です。
サマーラは、中世の頃からヴォルガ地方の交通の要衝として栄えてきました。
この街は、地下鉄も通る大都市で、特産品はウォッカ、チョコレート、ビール等です。
また、「ラダ」というロシアの大衆車の工場がある工業の町としても大きく栄えています。
ロシアの国民車として「ラダ」を知らないロシア人は居ませんが、逆に日本人で「ラダ」を知る人は殆ど居ないというのが実情です。
日本の道で「ラダ」に乗っている人は、まず見掛けません。何故ならよく故障するからです。日本には販売代理店も有りません。
さらに観光地として「スターリン・バンカー」と呼ばれる第二次世界大戦中に造られた地下65mの深さにある地下基地が有名です。
この「スターリン・バンカー」は、第二次世界大戦時、万が一のモスクワ陥落に備えて予め造られていた地下要塞です。
しかし、ナチスドイツの侵攻がスターリングラード辺りで頓挫した為、結局使われることはありませんでした。
ロシアの中では比較的南に位置する街ですが、冬は大河ボルガ川が凍結するほど寒く、夏は30度位まで温度が上がるという極端な気候です。
ただ、湿気がないため日本の様な蒸し暑さはありません。
これは内陸にある都市の宿命でもありますが、海に囲まれた日本に住む私たちには、実際に経験しない限り理解出来ない気候です。