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少女小説で育った

中学、高校の頃。夢中になって読んでいたのは少女小説でした。
多分、最初はティーンズハートだったんじゃないでしょうか?もうティーンズハートと言えば、花井愛子さん。読みましたね。
今思うと、すごい小説ですよね。
!と……と、空白の多さ。
でも、何でしょう?惹きつけたのは。
その分、読みやすかったんでしょうね。

その後、ティーンズハートでは折原みとさんの「天使シリーズ」や皆川ゆかさんの「タロットシリーズ」にはまりました。
折原みとさんといえば、花井愛子さんのイラストとしての印象だったので、作家として出した時は驚きました。

ティーンズハートともう一つ、代表的なレーベル、コバルト文庫も大好きでした。

好きだったのは、
藤本ひとみ「マリナシリーズ」
日向章一郎「星座シリーズ」

特に藤本ひとみさんは、ほかのシリーズも全て読破して、友人からCDコレクションを借りた覚えがあります。
印象的なシーンを声優さんが演じていて、どれもドキドキしながら聞いていました。

少女小説は作家さんの実力はもちろんですが、表紙のイラストも、とても魅力でした。
これは今のライト文芸も近いのではないでしょうか?

日向章一郎さんの作品をはじめて手に取ったのも、表紙の「みずき健」さんの可愛いイラストに惹かれたからでした。
もちろん、その後読み続けたのは、作品自体が面白かったのですが。
星座シリーズは、学園ミステリでしたが、星占いが事件の鍵を握るという設定の面白さと、先生と生徒の禁断の恋。だけど決して重くないのが魅力的でした。

今と昔では恋愛観も環境も違いますが、それでも少女小説は、私の中では忘れられないトキメキです。

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