愛情にあふれた友達のお父さんの話
前、友達の実家に泊まりに行った。友達が「うちのお父さん見た目ガラが悪いけど気にしないでね…」と言ってて(謙遜しちゃって(?))と思ったけど、迎えに来てくれたお父さんは甚平着ててティアドロップサングラスをかけていて、ベンツから降りてきた。
友達の家は新築だった。着いてしばらくするとお父さんが「申し訳ないけど…」と言ったのでなにか注意されると思ったら、「せっかくシアタールームを作ったのでなんでもいいからぜひDVDを観て行ってほしい」との事だった。可愛いとこある…というわけでディズニーの「魔法にかけられて」を友達のお父さん、お母さん、友達、私の謎のメンバーで観た。大画面はとても良かった。
翌日の昼、美味しいと評判だというインドカレー屋に行った。基本、友達か私の話になるわけだが、友達はめちゃくちゃ仕事が忙しく、また仕事柄ほぼ外食なのとお酒が好きなのでお父さんはそれを気にしてるようだった。
「外食も酒もいいけどなぁ…せめて朝は…」と割と咎める感じでブツブツ言い出したので(朝ごはんくらい作れって言われる!)と思った。友達もそう思ったみたいだった。
するとお父さんは「せめて朝起きたら、お水を一杯飲みなさい。それだけで体調は変わる」と言った。は、ハードルが低い。そして優しい。
ちなみに友達、それすら割と忘れて守ってないらしい。それくらいやりなよ、お父さんの愛だよ、と言った。
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