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英語論文100本ノック。

さぁ、これから大本命、卒論が始まるで!


そんなタイミングでコロナはやってきた。
それはもう絶妙のタイミングで。


心理学専攻だった私達は、ほぼ全員の卒研に「face-to-face survey」が含まれていた。
この「face-to-face」が3月入ってすぐに全面禁止となった。
誰かにインタビューしたり、実験の参加をお願いしたり出来なくなったわけだ。
その為、ほぼ全員のトピックが問答無用で変更となった。


もう、選択の権利なんてものは皆無だった。


結果、私のトピックは、まさかの統計学に変わってしまった(笑)
おい、ここ心理学やぞ。

内容が伝えたいわけではないので割愛するが、いわゆる「systematic literature review」をすることになったのだ。
もう、どう控えめにみてもsupervisor苦肉の策で絞りだしてきたプロジェクトであることは否定できない(笑)


結果、100本の論文からトピックに沿ったデータを集めることとなった。


読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで飛んで飛んで回って回って…


最初5本くらいは目が文字を滑る滑る、そりゃもうフィギュアスケーター並みの滑りっぷり。
でも、滑ってたら肝心の欲しい情報が集まらない。

これはいかんと思った私は、取り敢えず日本でDr.を修了した親友に相談。
彼女は優しいのか優しくないのか、1つのブログを無造作に投げてきた(笑)



そこに書いてあったのは「論文の読み方」だった。



一般的な読み方なんだろうけど、何も知らなかった私には大いにお役立ちサイトだった。
ちなみに、そのサイトだが、今見たら非公開になっていて見れなくて。
確かこんな感じに読んでいたなという超曖昧な記憶を辿って書くこととするので…
もう忘れたんかいって自分に何回も今ツッコミ入れてますが(笑)
いつにも増して参考程度に読み飛ばして下さい。


1, Abstract読む
2, Discussionの最初と最後読む
3, Introの最後を読む
4, Methodを読む
5, Resultを読む
6, Introの残りを読む


理系の英語論文に限ってのことね。
日本語の論文、そして文系の論文はまた違うと思うのでご了承下さいまし。


まず最初にAbstractで大枠の流れを掴むのは皆一緒やと思うんよね。
で、Abstractの中に論文の目的と結果そして結論が大抵は書いてあるから、そこは確実に捉えること。
これは絶対必要で、なんとなく話が分かればいいかなー程度で通り過ぎたら後に響く。


次にDiscussionの最初と最後。
特に最初が大事。
英語はともかく言いたいことまず言って、そこからつらつらと理由だの言い訳だのが始まるわけだから、Discussionの最初にはauthorの一番言いたいことが書いてあるはず。
最後もfuture researchに触れてるはずだから、これも大事。


ここでやっと一番長いIntroに。
Introってさ、延々と先行研究のことが続くパラグラフなわけやん。
先行研究では●●さんが△△の研究をして、次に〇〇さんが◇◇の研究をしてあーだこーだ…
でもまだ□□について誰も研究していないのでこの私がやっちゃいます!
っていうことが書かれてるわけだ。
つまり、もしその分野に精通しているのであれば、最悪読み飛ばしても大きな問題は起こらない(はず)。
□□をします!っていう最後に書いてあるauthorの宣言さえ掴めればなんとかなる(はず)。


ResultよりMethodが大事なのは、理系特有かもしれない。
実験方法分からんかったらどうしようもないからね。
実験方法や条件設定に不備や落ち度があればその時点でその論文に対する見方も変わるやろうし。
結果はAbstract等である程度見えてるわけやしね。



こんな感じに読むことで、だいぶ目がふらつかなくなった。
ポイントが見えてくると、これまで見えてなかったものも見えてくる。

IELTSのreadingでもそうだけど、闇雲に最初から読んでいたら絶対時間足らない。
人それぞれだろうけど、先に問題文読んだりしてポイントになりそうなキーワードおさえて読んだりするやん?
それと一緒よね。



私の読み方が参考にならない可能性はいっぱいあるけど、こうやって論文の構成に目を付けるだけで読み方はいくらでも見つけられるっていうことだけでも伝われば、役に立つかもしれないよねって信じて書いてみました。


で、100本読んだ感想は…



一生分の論文読んだので、金輪際読みません。
以上!




P.S.
テキトーな感じに見えてるかと思いますが、卒論はちゃんとpassしてますよ。
Meritでしたけどね。


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