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統計学という鬼門。

統計学と聞くと、とっても理系な響き。

しかも英語になるとあんまり馴染みがなくて更に自分には関係ない感じがアップ。

Statistics。
舌噛みそうになるやつ。

ちなみに2種類あって、
Qualitative statistics
Quantitative statistics
ほら、ますます自分から遠のくでしょ?
Quantitativeがこれまた舌噛みそうになるやつやし。

でもこれ、理系だけじゃなく文系にも登場する。

そう、大学院では結構メジャーな科目だったりする(っぽい)。

 

 

 

私が出会った友人の中で統計を履修しないといけないコースは
・Psychology
・Data science
・Accounting
・Finance
この4つ。
他にも絶対もっとあると思うけど。

ね、下2つは思いっきり文系っしょ?




で、会計やファイナンス系では量的統計学、つまり計算で統計を算出するやつを学ぶんだけど、心理学には質的統計学も入ってくる。
故、なんだか物凄いスピードでどっちも進められてわけわかめになる。

オマケに私のコースでは去年度から統計の計算に使うソフトをSPSSからR Studioに変えたもんだから、さぁ大変。

R Studioはちょっとプログラミングの要素が入ってるソフトだから、使いこなせたらSPSSに比べて出来ることがとっても幅広いんだけど、いかんせんプログラミング未経験者には非常にキツイ。
私はVB使えるから問題なかったんだけど、それでも最初は中途半端にプログラミングさせるもんだから違和感ありありだった。
変数宣言しなくていいところからもうなかなか体がむずむずした。

しかもSPSSユーザーの方が圧倒的多数を占めていて、Dr達のほとんどもSPSS。
堂々と「ボクワカンナイ。」と仰って下さる始末。

誰や、「R使わせてみようぜ!」なんて言い出した奴は。

 

 

 

私みたいな統計初心者がこんなことを語るべきではないと分かっていながら書いてるんだけど、統計の何が難しいって
「日本語でも何がなんだかよく分からない」
ところにあると思う。

実は私は大学3回生の時にも(量的)統計の授業があったんだけど超絶意味分からんかった上必修科目じゃなかったから余裕で単位を落とした…
っていうか、早々に諦めて捨てた(笑)

で、日本語でも分からないことが英語で説明されて分かるわけもなく。
しかもその英語が訛りでイマイチ理解不能だったりするともう致命的。
私の時の唯一の救いはlecturerが超優しくて一生懸命教えてくれる人だったこと。
訛り物凄かったけど。
あらゆる生徒が最後の最後までAnthonyだけは素敵だって言ってた。
あれでもしlecturerがやる気ないグダグダな人とかやったら終わってたわ。




私は秋学期の統計はDistinctionで、春学期はMeritで通過したんだけど、申し訳ないけど決して全ての人が取れる策で突破したわけではない。

以前にも書いた様に、既に大学時代に統計を勉強した(日本人の)友達を召喚し、たくさんたくさんサポートしてもらった。
もう分かんないことは調べるよりも片っ端から聞きまくって、レポート書くにしてもdraftを日本語で作ってまずそれを見てもらってた。

IT時代じゃなかったら死んでたね。

だから、どんな風に勉強するとか、どの本がお役立ちとかは全く分からないけど、もし自分が気になるコースに「Statistics」の文字があるなら、ちょっと覚悟して事前に何かしら知識を持って渡航することを激しくオススメする。



留学してるくせに日本語で勉強してどないすんねんって思う人もいるだろう。

ただ、言わせてもらうとだな。

英語で勉強する時間と心の余裕がない(笑)

そんなことしてたらネイティブ達の10倍くらい時間がかかると思う。
分かるもんも分からんまま突っ込んでいってテストで玉砕、結果留年or卒業出来ず帰国になる方が本末転倒。

かと言って、大学院が始まってるのに英語の勉強を同時進行してみたところで語学なんてすぐにどうこうなるわけでもない。
授業はその間にも着々と進んでいくわけで。

歯を食いしばって分かるところから自分のものにしていくしかない。




留学の目的は個々人によって色々あるだろうけど、大学院に進んでいる以上は「卒業」は共通した目的の1つのはず。
優先順位は違うかもしれないけどね。
だって、大学院留学しておいて卒業出来なかったっていうのはその後多分色々と引っ掛かりとなって自分の中に残るでしょ。

だから、英語だけで勉強するとか、日本人の助けは敢えて求めないとか色々ストイックなことも考えるだろうし周りからも言われることもあると思うけど、もう気にしてる暇なんてない。




進むしかないのだ。
統計と共に。




統計の必要ないコースで学んでいる方々は…
おめでとうございます(笑)



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