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人間の由来からアイデンティティまで理解する。
そんなテーマで受けてきた授業の内容を非常に雑多にメモしました。
文脈が詳細に書けてないので意味が分かりにくいところが多々ありますが、気付きも多い内容なので是非役に立つと思える部分だけでも吸収していってください。
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第1章~無自覚に人類がはまってる洗脳~
・「目の前に無いものを想像したり思考する」脳は人間のみが持ってる
⇒進化とともに爬虫類脳に+哺乳類脳さらに+人間脳と『増築』されていってる
→脳の構造上、「恐怖を避けるため」に動物は行動しがち、みんなそう。
→現代の時代に対する変化にみんなの脳は追い付いていない。そりゃそう。
→「お金が無いと飢え死にする」と必要以上に怯えてることなどが代表的(現代の日本は安全すぎるが、実際はそう思えていない)
→「自分の頭で考えている」などと思わないほうが良い。ほとんどは顕在意識ではなく潜在意識がわたしたちを支配している
→内省言語(思考や言葉のクセ)や普段の言葉遣いは、自分が所属している集団から伝染して影響を受けてきている。一番は親。それ以後はその時々の周囲に影響を受けてきている。常にこれは現在進行形で更新され続ける。
→脳は常に省エネモード 仮に全力になった場合にかなりのエネルギー消費になる。普段の食事量などでは足りなくなるほどに。
→正確に認識しきれてない大半の情報は「過去見てきた記憶を基に近似的に補ってる」。なので全然正確なものではない。
つまり、ものすごくみんな粗い、いい加減。あるがままの事実と、「個人の解釈」は全く異なるものになりがちである
→人は与えられた情報に対して、「自我に追加していく」。つまり自分に関係ありそうな物事のみをメインに拾っていく習性がある。無関係だったり知らない事を拾えない。
ちなみに生物全般は恐怖を感じるかどうかにおいて敏感に情報を拾う。
→アンカー(特定の記憶)トリガー(スイッチ)の関係。
ex.香水の匂いがトリガーで思い出される特定の記憶とか
→そういう脳の仕組みを利用してエラーを起こすのが催眠術。トリガーとアンカーを混ぜこぜにして繋げる技術ともいえる。
→情報として足りないものを補う行為が「作話」。そのパターンがみっつ。①削除。なかったことになってる(自分に都合の悪い記憶とか)
②歪める。「どうせ」「自分ばっかりがこういう目に」「運が悪い、ついてない」とか。
言われてないことを言われたと感じてたり。
逆に「ラッキーな人間である」と思いこむとその設定から情報にたいして「理由付け」されていく。それによって世界の見え方を変えることができる。
③一般化する。「絶対に~~だわ」「女て~~だよね」「これはこうってきまってる」
・「潜在意識さん達の投票制」で捉え方が決まる。
いくら顕在意識で「ダイエットする!」と決めても、潜在意識たちがみんな反対してるとダイエットは上り坂をのぼるようなきつさ。結局潜在意識(本音中の本音)がやりたくないと足を引っ張ってるから続かない。
潜在意識も含めて過半数超えてくると、下り坂になってやるのが楽になる。 つまり大量の票数をもともと持っている潜在意識さんをコントロール出来れば いままで出来なかったことも突然出来るようになる。
・ミラーニューロン(真似細胞)というのが人にはある。自然にダイエットしてる人たちとしかつるまなければ、ダイエットできるように自然となる。そうしないと自分が心地悪いから。
身の周りの5人の平均が自分になる。
年収も同じ。単純に付き合う人間関係が変わるとそれだけで年収が爆上がりするという事実がある。
人は事実そのものを正しく認識する力がほとんどない。そういう仕組みで出来てる。
恐怖に関してもそうで、実際無いものにおびえてるだけの蜃気楼であることが大半。
「所有」という概念は昔はなかった。すべてが全員のもの、なんならもっと広くて自然界のものだった。
→日本語は他人をあげて自分を下げる物言いが多い。他国語に比べて。その言葉そのものに精神性も大きく影響を受けている。言葉は活力にも呪いにもなる。その威力を侮ってはいけない。それは自分に対して使う言葉もそう。
→AIは人間の足りない把握能力を補うもの であると考えると、非常に扱いやすくなる。
余談:ロジカルなくせにロマンを求める男性性。子孫繁栄には男の存在は役割が不明らしい。メスだけで子孫を残すことは可能なため。
男はほんとうは暇だったからロマンしてるんじゃないか?という仮説。家で出来ること得意なことがないから(笑)旧石器時代のマンモス狩りは暇を持て余した男のロマンだったという説
2章 ~『アイデンティティ』てなんだ~
・当時困ってた多くの暴走族を、『珍走団』とネーミングしたらめっちゃ減った福岡で。からかってる名前を付けただけで自意識が変わって恥ずかしくて走れなくなったんだろう
・資生堂が『加齢臭』という言葉を生み出した。つまりネーミングの意味付けやイメージングの威力はマジですさまじい。マーケティングとはつまりこういうこと
・『受動喫煙』みたいに現象にネーミングすることで状況を俯瞰・認識させる効果が出る(当事者たちの自覚も含めて)
・意味付けやイメージング を自己紹介に取り入れると自己紹介をする意味や効果が出る
・言語化出来ないものは再現出来ない。武井壮は言語化の名手であり体の動かし方の名手。再現が出来る=言語化まで出来ている
・アイデンティティとは、言葉。その言葉からイメージ出来るものでしかない。言葉無しにアイデンティティもくそもない。アイデンティティとかそもそも昔は無かった。
・自己同一化、同一視、何かに対してファンであったり嬉しい悲しいと感じたりするは対象を「自分の一部」と感じているから。親が子供に対してその感情が特に強いのは子供を自分の一部と見ている、「同一視」してるから。
・お気に入りの服が汚れたらショックなのも同一視。お気に入りの服は「自分」を構成する一部と強く考えているから
・つまり同一視(自己愛)によって必要以上のダメージや執着がうまれていると言える。なにかに対して心を痛めている場合、自己同一視している可能性が高い。
・逆に言えば、同一視を全ての物事に広くあてはめていくと『共同体感覚』にもなる。全てのモノ・コト・ヒトは繋がっているという感覚。これはこれで大事。同一視を自覚して解放されたり、逆に遠く感じてることにも同一視して共同体感覚を獲得したり行き来出来るといいということ??
・尊敬する人や好きな人・大事な人は、同一視していることから来ている。日本代表に強く肩入れしてる人とか阪神に肩入れしてるのはそういうこと。
・1人例としてしょこたんが好きという話に対して、3者3様しょこたんを好きだった理由が全員違った。つまり「自分の都合」で「自分が見たい部分」で好きになったり嫌いになってるとはっきり分かった。
同一視してる対象に対して自分がなにを見出していたのか。
・しょこたんに対しては好き勝手やってる様だったり楽しそうにしてるのが自分もそうしたかった?歌が上手いのも自分が表でうまく歌いたいと重なった?
・バンプがすきなのは苦悩やジラジラした思いを吐露する姿に自分をみたから。繊細な受け取り方をする自分を見出した。でもそこから希望も見出そうとする姿も自分を見出した
・藍坊主も同じで、明るい曲や複雑な曲に対して自分の感情とのリンクを見出した
・奥さんに対して、自分に足りない物や持っていたいもの、あったらいいなを感じていた。受け止めてくれる形の愛を見出していた。好きにやりたいことをやっていいよと言ってくれたり。
・嫌いなあいつ、は本当はなれたらいいのになれない自分を投影していたり。やりたくてもやれないことしてる人に対して感じたり。
・好きな友達には、こいつみたいに面白くてバカバカしくて好き放題やってるのがいいよな と思っていたり。自分にはない部分に憧れを見出したり、共感できる部分を見出したり
・若い時してた片耳ピアスは、かっこいい自分を体現する形として見出していたのかも
・過去の経験から、傷ついた自分に対して自分を守ってあげるために、似た出来事に対して感情が湧き起こる
あらゆる出来事に対して人は同一視して世界をみている(知らないことや興味がないことは脳がうまく認識できてない。自分に関係する事には過剰に反応しがち。)とみると深層がよく見えて人間理解が深まる。
メタ認知⇔同一視
同一視していることを自覚出来たらそれだけで「メタ認知」を獲得する大きな1歩目になる。主観でしか見えていなかった世界が冷静な第3者目線でも見れるようになる。
あなたが思う好きな人は、その人の好きな部分を「自分に取り入れたい」と感じている。
⇑いつからでもその好きな要素を自分も真似して取り入れるのは良いこと!
あなたが思う嫌いな人は、その人の嫌いな要素を「自分に取り入れたくない」「その人が出来てること叶ってることが自分には出来ない」「自分にも嫌いな要素があってそれを直せていないと思ってる」ことからきている。
今日から自分のアイデンティティに追加するネーミングを考えて!というワーク
自分に対するクリティカルなあだ名!!ということ
⇒意味を抽出するモチベーター
⇒フィードバック製造機
⇒ナラティブブースター(笑) fromチャットGPT
すべてにおもしろあだ名つけると珍走団みたいに、自分でも他人でも笑わせつつ自覚ももたせられる。
『自我』『アイデンティティ』は、器とかキャンバスのイメージをもってみると分かりやすい。日々足されてる水の色や絵の具。
器が大きいというのは、たくさんの経験や受け入れてきたことや多種多様な色があることで、アイデンティティの器がでかくなって、そのあとから入るノイズや嫌な事に対しても器がプールくらいでかけりゃ多少汚れ水が混じっても器の形や色味は保たれる。アイデンティティが小さい(確立されていない)と、少しの事でも乱れやすい?
認知的焦点化理論(是非検索してイメージ図を見てみてください)
どこまでを「自分」と感じられるか
x関係者)自分のみ、家族、親戚、恋人、友人、知人、他人
y時間軸)いま、自分の未来、子供たちの未来、社会の未来
xy運の良さ、幸せ度)犯罪者、利己主義(←運悪いor不幸せ)、普通、利他主義
⇑認知的焦点化理論の図 と、人としての器はイメージ図の広さそのものと考えてOK。自分のことだけ今だけが良ければと考えてる人の器と、知らない他人まで社会の未来まで考えが及ぶ人の器の大きさ。
人間の記憶は「物語」として保管される。つまり、単なるお勉強は時系列や意味付け・感情・物語がないから覚えてられない。
逆に物語と紐づいているほどどこまでも記憶できる。
円周率3.14の続きを異様に記憶する人の記憶術とかはその典型例。
学生時代の勉強でエロい語呂合わせが覚えやすかったのは本能を刺激しているから。
ネガティブケイパビリティ:はっきりしてない不確実なままちゅうぶらりんで置いておく、保留する、結論付けない。認識を中断しない!そうする能力。白黒つけずに完結もさせないことによって、自分でストーリー(意味付け)をそこから進められる。それに対する自覚ももつと生きる耐性に繋がっていく。
失敗を失敗で終わらせて挫けたままで終わるのか。
失敗を単なるフィードバックと捉えてまだまだ挑戦して立ち向かい続ければ、人生という物語は終わらずに意味を持ちながら終わるまで進んでいく。
早く知りたい、結論・結果が早くほしい
ネガティブケイパビがあれば、更新し続けられる。
つまり進化し続けられる。ケイパビがないと自分で「固定化」してしまって進化が止まる。柔軟さも失う。中途半端で気持ち悪いままの状態や状況も、保留のまま受け入れるとそれだけでストレス耐性がつくし、そこから先を決めつけたりせずに見守れる。
長く生きていないと自分の天命など分からない と孔子は言ってるらしい。たしかにな。死に際にやっと分かることなのかもしれない
自覚出来ていない(=情報を拾うことが正常にできてないという病状)
情報統合理論:頭に設定があって、設定に対して五感が働いている受け取ってるだけ。例えば「私は運がいいニンゲンだ」と思ってる人はそれが設定。その設定に即したものがよく見えるようになる。「人はみんな私に親切にしてくれる」という設定がある人は、その設定に即した物事がよく見えるようになる。
自分のアイデンティティに沿ったものしか見えていない。
自分は文章が読めないし書けないって思ってる人に、そういう類の話をしてもその時間はその話がアタマにはいっていない。自分には出来ないし関係ないからなと。嫌いな教科の授業が全然身が入らないのと同じ
マルチタスクが出来ない理由は、脳内に枠が5個しかないから。
長年付き添った人と別れにくいのは「お互いのストーリー」を共有していてそれに対して自己同一視しているから。「情が湧く」と言われるのはそういうことで、もう好きな気持ちは無い状態。
「新しい経験」と「新しい知識」を仕入れると、アイデンティティという器が大きく広くなる
現状の外のゴール(今の自分にはまだ方法がわかってないことに向かう)をもつことが、最もネガティブケイパビリティが鍛えられる。
幼い幼い頃の周りのみんな(主に親)の反応で、人の価値観はカタチづくられてきている。一つの物事に対して、幼い頃の周囲はどんな反応をしていたか。自分はもしかしたらそれを真似している価値観が無意識にあるかもしれない。そういう意味では、やはり人は「自我」なんてものはあるとおもってるだけでほんとはすごく「あやふや」なのかもしれない。あやふやで当然なのかもしれない。
3章 ~あなたは結局何者なのか~
・「自由」「自立」「平等」「平均」
これらの言葉に実は本来的な意味はない。特に平均なんか意味はない。
『誰かが便利使いするために作り上げた言葉』に過ぎない。
自由も自立も平等も、誰かの都合のいい操作を目的とした言葉から生まれた。
自由と自立は個人が追い求めすぎるほどアイデンティティが狭まって運も下がるし福も下がる。利己主義に寄ってしまう。
現代社会がまさにそう。自由すぎても何をしたらいいか分からないという悩みがうまれたり。自立を強調されて人にうまく頼れず孤立になったり。
もとより「平等」などないのにそうあることを強いられたり。
平均 という言葉は、アメリカの粉ミルク会社が「生まれた体重が平均体重より低いなら飲んだほうが良い」とマーケティングしたことから始まったらしい。
「平均」は競争も生むし。「平均より上」を目指す風潮が生まれると、平均以下にならないために努力を強いられ、努力して上に行っても平均が上がればまたがんばらないといけない。いつまでも「平均以下」の人は「平均」が定義される限り大量に居続ける。
日本人は資本主義とか向いてない。欧米からもってこられたもの。土地としての日本国は資本主義ではうまくいきにくい歴史的側面がある。
欧米と違って日本は海が豊富で山の割合が多くて、農業を生業として暮らしてきた。共生するのが当たり前だった。非常にそういう時代が長かった。
ナポレオンが「平等」を謳って、みんな国のために尽くすべし。と戦争に駆り出せる人員を増やした
平等を謳うことでむしろ平等どころか奴隷に近い支配になってるよね?という皮肉
「自分が周りと違っておかしい」のではなく、「人と違う」ことこそが本来は当然のこと。その「違い」をもって他人の役に立つのが当然というのがもともと。
私たち、という共同体感覚に対して自由・平等・平均・自立という単語はむしろ弊害になっている。
四国ではお遍路さんに対して物を恵むことが当たり前という風習がいまだに残ってる。それは四国が日本の中でもさらに村社会を色濃く残している地域でありそれが昔の当たり前であることが今でも継承されているから。
日本は「下手に欧州化」に踏み込んだことで馴染めていない可能性が高い。
そもそも日本人は昔、『アイデンティティ』なんてものを気にしてなかった。自然の一味、全体の一人という感覚をもっていた。
クロマニオン人は西洋の人たちの祖先。彼らはアドレナリンやドーパミンがでやすい民族で、そういう点でも日本人と違う。違うルーツを持つ民族と同じ形式で暮らすこと自体に無理が出ているともいえる。
自己成就予言。
「自分はこうなる」と信じると実際に、そうなる。
プラセボ・ノセボ効果も。本来ならありもしない副作用が信じることで身体にでるって、気の持ち方でなんでも決まると証明されている。
「~ってほんと運いいよね」と言われ続けたら 運いい人になっちゃう(ピグマリオン効果)
相手に力を与えるコミュニケーションもあれば、その反対のコミュニケーションもある。
自分自身の良きリーダーであると良い。
①リーダーは主人公であり編集者(ストーリーテラー)である
②理想世界に常に歩み続けている
マズローの5代欲求の図を見ればわかる通り、
自己実現に行く前に、社会的欲求と承認欲求をまず満たさないと。
それをなくして、自己実現を立てようとしても土台がないから叶いにくい!
卵が手元にないのにプロレベルのおいしいパンケーキをつくろうとしてるみたいなもの。まず卵買わな。
MBTI 第3機能、 第7機能
短期的報酬 長期的報酬
ENTPの場合 第3外的感情 第7内的感情
みんなに喜ばれたい 自分に素直に生きたい
→自分がやりたいことをやった上でみんなが満たされていく のがENTPの人の最終ゴール
①ゴール設定を明確にする
②価値観を明確にする
③重要な人間関係に絞って暮らす
ボーとする時間を作る(ex風呂にまでスマホ持ち込まない)
なにもしないをしよう
おすすめMBTIブログ
https://sharee99.com/16/type1/
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計5時間にわたるワーク会だったので非常に内容が濃く、詳細な文脈まで書ききれなかった。
個人的に、本当に大事だったと思う部分だけ各章から以下に持ってきた。
①「自我」などという大層な言葉が作られたのは近代からで、それに人は悩まされている。自己実現を叶えろとばかりに社会からメッセージが発せられてるけど、その前に満たしておきたいことや理解しておくべきことがあるよねと。
自分で自分をコントロールしていると思ったら大間違いで、僕らは「おおいなるものにコントロールされて育ってきている。それをもとにほとんどの判断を自動的に下しているし、どれだけ無理に理想を実現しようとしても無意識の領域でそれを信じれていなければそっちの方が力が強いからそこに手を打っていかないと厳しい。」くらいの認識の方が自然と言える。
そこには日本人特有の言語からくるイメージ感だったり。日本人が欧米人に比べてネガティブな傾向にあることもそもそも自然だしそういうルーツだから。
しかし、それらをも覆す「思い込み」(=無意識・潜在意識)の部分からの変容があれば状況は大きく変わる可能性も秘めてる。周りの環境を変えることだったり、使ってる言葉を変えることだったり、未来にありたいイメージを鮮明にイメージすることだったり。
今の延長線上からガラッと変化したいなら、「環境・言葉・未来のイメージ」 をガラッと変えればその通りに変わるよ という部分が最も大切な内容と感じた。
②名前は「意味付け」を強く想起させるものであればあるほどインパクトのある効果を生み出す。それをうまく利用することで、自分が得たいアイデンティティの獲得の近道になりうる。人を勇気づけるときにも使えるだろう。
自己同一視。これはこういう概念があることを知ることで「自分をメタ認知」することがとても容易になる。
人はあらゆるモノ・コト・ヒトに対して自己同一視をしている。
それに気付ければ、ただ思うだけ・感じるだけよりも一歩二歩先を考えられる。
「あ、今自分はこの人にたいしてこんな風に思ったな。ということは自分の中のなにかに関係があるからそう思ったんだ。てことはこの人がこう見える背景は自分の中のアレが要因なのかもしれない。。。。」という具合に。
相手や物事を通して自分を俯瞰して見れる、自己理解が深まるということ!
そしてネガティブケイパビリティ。「不確実なものや未確定のものごとをそのままの状態で受容する能力」のことを指す単語。この単語との出会いは大きかった。簡単にいうと「グレーを認める」能力。
なによりこの能力は「ストレス耐性」に強く相関する。現代はどうも結論や結果を急いだり白黒ハッキリさせて気分よく過ごしたくなるもの。私自身その傾向が非常に強かったし、そのせいで二元論的な物の見方で損をしたりストレス耐性を損なっていたと思う。
ひとことにまとめるなら、「はっきりしてない気持ち悪い状態が許容できるようになると人として生きるのが楽になるししなやかで強くなるから是非そうなろう!」ということだ。
③自分たちに都合がいい言葉だと思っていた「自由」「自立」「平等」、これらはいずれも『共同体感覚』を欠いた末に生まれた近代の言葉であり、むしろ心地よいパワーワードであるがゆえに受け入れられてきたけど本当はこれらにけっこう苦しめられている側面があるということ。
自由であればあるほど、何者であるかを探し求める選択肢が多くなりすぎて訳が分からなくなるし。
各個人に自立を求められるほど、身近な他人すらも頼りにくくなって人の依頼も拒絶するようになってそれぞれが孤立しやすい社会になってたり。
平等を強調されればされるほど非凡な才を発揮しにくかったり。同調圧力が強くなったり。平等であることに変にこだわって本来のもっと大きな目的を見失ったり。
いずれも『共同体感覚』、みんなで支え合ってこそそれぞれが充実して生きてるという感覚をむしろ損なう方向に導いてる側面があるということ。
どの言葉も近代になってから誰かの都合の良いように作られた言葉であること。(マーケティングという手法が広まったこの世界では、本当に思ってる以上にそういう言葉は多い。「成功」とかまさに)
それを知るだけでも、言葉の魔法から解ける術を持つ人になれる効果があったと感じる。
変われない自分に対して、変わった後の健やかな自分のイメージを鮮明にイメージする。そのイメージは本当に実現が可能だから、経過と共にそのイメージに近づいていくためにはどんな言葉遣いや習慣、行動を取っていればいいか。今あるどんな思い込みを外せばいいか。非常に生産的に前を向ける内容だった。
過去や思い込みも、歩みを止めなければ「自分史を語る上で編集が可能」なのである。現時点で暗く苦しいかどうかは、明るい未来に到達したときにはむしろ「糧になった」と言えてたりする。捉え方自体を変えることで過去のしがらみから切り離されて未来に向かっていける。
そして、『自己実現』というこれまたパワーワードを、冷静に見つめる。社会的欲求や承認欲求が満たされて初めてそれを語る資格が生まれる領域なのだから、まずは足元にある確かなものから自分を満たしてあげることが大事。それを満たさずして無視して土台が崩れたまま自己実現の夢を追っても足場が崩れることの繰り返しになってしまう。
☆自分の大半を占める『無意識』を見つめる。それには「自己同一視」という概念が役立つ
☆共同体感覚(みんなや世界全体がありきでそれぞれ活きていること)を忘れない
☆世に溢れる意図・意味に囚われすぎない。
☆足元の幸せをまず満たす
こんなところが本当に大切ってことですね!!!!!!
板書かわりにこのノートを使ったので今回はうまくまとめるには雑多過ぎました。。。反省!
情報量が多いので、一部だけでも「これは知って良かったかも」と思うことを持ち帰ってください!
以上です!