コンクールを観に行こう! | 2024年三線新人部門
琉球芸能のコンクール、公開審査なんよ。
8/2から琉球新報社主催の琉球古典芸能コンクール・三線の優秀部門の審査がはじまっています。
コンクールの審査は基本公開審査。
入場料100円(だったはず)を払えばどなたでもご覧になれます。
先達て新人部門を観てきました。
三線のコンクール観に行くの何年ぶりだろう。
学生時代、当時の連れ合いがタイムス社の新人を受けたとき以来なのでは。もう10年くらい昔よ。
(タイムス社は当時入場料無料でした。今は知らん)
コンクールの空気感
コンクールなので、観客席はほぼ空。
当然ながら拍手もしませんので、とてもピリついた空気がいかにもコンクールって感じ。
受験者は名前ではなく受験番号で呼ばれて、舞台袖から出て中央の毛氈の前でお辞儀、座って、もっかい礼して、三線とバチをとって、チンダミして、、、弾きはじめる前から緊張しちゃいますね······。
課題曲は選択
新人賞の課題曲は稲まづんor伊野波節。
タイムス社は伊野波節一択だった気がします。
今回私が観に行った子は稲まづんを選択。
若い子まづん、ちょっと年配の方や高音が出せる方は伊野波節を選択することが多いとか。まづんは曲の少しテンポが速い。手を動かす数が多いので、手がよく動く若い方と相性がいいわけで。
一方で伊野波節はとてもゆっくりですが、曲の高低差が激しい。音域広めだったり高音出る方、もしくは早弾きとまではいかないけど、手を速く動かすのに慣れてない方向けなのかも。
(そうはいって伊野波節って難しいイメージしかないんですが)
合否判定は審査最終日
今年は受験者数が少なかったため(71名に加えて当日棄権も発生している)、審査日程は2日間。7/29は1日目だったので、合否判定は翌日の夕方。16時前くらいには結果が出てました。
私が応援しに行った子は合格🌸
おめでとう〜!!
受験者数が少ない箏曲や太鼓、笛、胡弓なんかはおそらく1日程、当日すぐに判定が出ると思います。
ちなみに、
受験時の服装は和装
いつからなんでしょう?
調べたことないのでわかりませんが(調べろ)、三線をはじめ、地謡のコンクールは受験時のユニフォームが決められています。
男女ともに袴。
男性は黒紋付き、女性は青の紋付き。どちらも紋は自分が所属する流派の紋です。野村の協会、保存会、安富祖······それぞれ紋があります。タイムス社や伝音(新報社)は女性がピンクの紋付きです。箏曲の女性はお太鼓です。
······和装なんだ?
まあ、黒ちょうに大帯+ハチマチという重装備よりは身軽だしお金もかからないし?
そういえば、舞踊もお稽古のときは和装だし琉装って舞台衣装くらいよねぇ。
改まった場だとやっぱ和装になるし。
このあたりは不思議だなぁとずっと思ってます。
受験を考えるなら観に行くべし
コンクールの受験を考えるなら、受ける前の年のコンクールは観に行ったほうが参考になるし良いかと。受験生は自分が2日目以降であれば、初日をちょっとだけ観に行くのもありだといわれています。
私は今回応援でしたが、今月中旬には自分の審査がありますので(舞踊)、初日から自分の受験日まで仕事はお休みをとりました。
やばぁ······もう8月じゃん!
ということで、応援でも下見でも、わりかし気軽に観に行けるコンクール。
(ホールに入らなくてもモニター観覧可)
ちょっとでも興味があればぜひコンクールの審査、覗いてみてはいかがでしょうか?
それではおやすみなさい♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?